Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

副作用が疑われる症例報告の公表開始(欧州医薬品庁)

 欧州医薬品庁(EMA)は、オンラインで副作用が疑われる症例報告の公表を開始したと発表しています。 続きを読む


イレッサ大阪控訴審判決、国・企業の責任認めず

 25日、患者の遺族ら計11人が、国とアストラゼネカ社に計1億450万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が大阪高裁で言い渡され、「イレッサには有効性、有用性が認められ、製造上の欠陥が存在することを理由とする製造物責任法に基づく損害賠償請求は理由がない」として、アストラゼネカ社のみに賠償を命じた1審・大阪地裁判決を取り消し、原告側の請求を全面敗訴を言い渡しました。 続きを読む


プラザキサ更新情報(欧州医薬品庁)

 EMA(欧州医薬品庁)は25日、ダビガトラン(本邦販売名:プラザキサ、欧州販売名:Pradaxa)にういてのレビュー結果を明らかにしています。(レビュー結果についての詳しいデータは見当たらなかった) 続きを読む


ドンペリドンと重篤な心室性不整脈・心臓病死(英国)

 EMAのファーマコビジランスの専門委員会のMonthly Report(TOPICS 2011.10.28)を踏まえ、英国医薬品庁(MHRA)もDrug Safety Update で注意喚起を行っています。 続きを読む


神経障害性疼痛にプレガバリンは本当に有用?

 「末梢性神経障害性疼痛」の効能効果を取得し、日本でも売り上げを伸ばしているリリカ(プレガバリン)(TOPICS 2010.11.01)ですが、4日、その効果について気になるアナウンスが米ファイザー社より発表されています。 続きを読む


重篤な皮膚障害の報告が多い医薬品

 厚労省は25日、2009年9月~2012年1月までに報告された、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))及び、中毒性表皮壊死症(TEN)の報告状況等について、医薬品・医療機器等安全性情報290号とPMDAからの医薬品適正使用のお願いで明らかにしています。 続きを読む


ピボキシル基を有する抗菌薬と小児の低カルニチン血症(Update4)

 PMDAメディナビに登録している方はもうご存じだと思いますが、PMDAから発出された安全性情報です。 続きを読む


米国も糖尿病患者へのアリスキレンとARB/ACEの併用は禁忌に

 米FDAは20日、アリスキレン(米国:Tekturna他、日本:ラジレス)についてのレビュー結果を明らかにし、ARBまたはACE阻害剤とラジレスとの併用については、2型糖尿病患者に対しては禁忌に、また中等度から重度の腎障害への患者については投与を避けるとしたラベルの変更を行うと発表しました。 続きを読む


茶のしずく石鹸、健康被害で全国で一斉提訴

 本サイトでもたびたび紹介した茶のしずく石鹸などの小麦麦加水分解物含有石鹸による健康被害の問題(TOPICS 2011.05.21 2011.07.15)ですが、ついに集団訴訟に発展しています。 続きを読む


ビクトーザの回収を求める請願書が提出(米国)

 日本でも販売が開始されて2年近くになるGLP-1アナログ製剤のビクトーザですが、米医薬品監視団体の Public Citizen は19日、臨床的にベネフィットより甲状腺がん、膵炎、重篤なアレルギー反応や腎不全などの有害事象のリスクが上回るとして、ビクトーザの回収を求める請願書をFDAに提出したことを明らかにしています。 続きを読む