Category Archives: 地域薬剤師

開局薬剤師の取組みを紹介します。

ライフガード・ファーマシー(Lifeguard Pharmacy)とは(英国)

海外では、自殺とDomestic Abuseの予防という2つの主要な公衆衛生上の優先事項における地域薬局の役割が認識され始めている。

英国では、自殺念慮またはDomestic Abuse を経験した人やサポート組織、薬剤師によるインタビュー、ワークショップを通じて、「ライフガード・ファーマシー(Lifeguard Pharmacy)」という新しいサービスが共同で開発された。

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コデイン含有OTCは処方箋医薬品として再分類されるべき(海外研究)

クロアチアで行われた横断研究
薬剤師のコデイン含有OTCに関する経験と態度を調査

BMC Psychiatry. 30 Apr.2025】
Pharmacists’ experience with patients suspected to be addicted to over-the-counter codeine and their attitudes towards potential remediation strategies: a cross-sectional study
https://bmcpsychiatry.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12888-025-06881-6

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地域薬局はDV被害者の相談場所(欧州)

Xにはこれまでもいろいろな形で投稿してきたものです。備忘録として、そして地域薬局の新たな役割として紹介したいと思います。

2020年、COVID-19パンデミックの間、STAY HOME の一方で、DV被害者が外に出る機会を失ってしまったために、欧州ではDVが激増しました。

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欧州各国で薬剤師がさまざまなサービスを提供している(WHO Europe)

WHO/Europeは、2024年のWorld Pharmacists Day (25 September 2024)を記念して、薬剤師:世界の健康ニーズに応える」というテーマの下、患者と幅広いヘルスシステムのために、欧州のさまざまな国で薬剤師が担う新たな役割が注目されていることを紹介している(Xに2024.09.24に投稿したものを記事化しました)

【WHO/Europe 2024.09.20】
Advancing the role of pharmacists to meet changing patient and health system needs
https://www.who.int/europe/news-room/feature-stories/item/advancing-the-role-of-pharmacists-to-meet-changing-patient-and-health-system-needs

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医療提供における薬剤師の役割を認めよ(FIP/WHO Europe)

FIPとWHO Europeは共同で、薬剤師職能の変革が遅々として進まないことは、医療システムにとって大きな代償を伴うとした論文を掲載(Xに2024.09.25に投稿したものを再構成しました)

【FIP 2024.09.24】
Joint FIP-WHO Lancet article aims to raise awareness of the roles that pharmacists can play in health care
https://www.fip.org/news?news=newsitem&newsitem=606

WHO欧州地域事務局とFIPが共同で執筆したこの論文(コメント)は、進展率に影響する要因と、どうすれば好事例を再現し拡大できるかを述べています。

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無菌調剤が可能な薬局は各地域に適切に配置されているか(国内調査)

岐阜薬大の報告
無菌調剤が可能な薬局がどう分布されているかを厚生局のデータから解析
(Xに2024.10.17したものを再構成しました)

Integr Pharm Res Pract. 2024 Oct 4】
Geographical Disparities in the Distribution of Community Pharmacies Providing Aseptic Preparation Services in Japan
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11460271/

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日本人女性から見た日韓の経口避妊薬のアクセスの違いへの戸惑い(Update)

阪大と韓国延世大の共同研究

処方箋なしで経口避妊薬が入手できる韓国ですが、韓国に長期居住した日本人に日本との違いに感じたことをインタビューでまとめたもの

日本の課題が浮き彫りになっていて興味深い(Xに2024.10.18に投稿したものを再構成しました)

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薬剤師による追加サービスの現状と課題(マレーシア)

マレーシアにおける薬剤師の業務の中心は、調剤からカウンセリングの提供、軽微な健康問題の管理、健康診断の実施へとシフトしてきた。

この報告では、行われている追加サービスについてその内容と取り組み状況、現場薬剤師の認識について調査(Xに2024.10.23に投稿したものを再構成しました)

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保護者の約65.5%が子どもの残み残しの再利用を容認(国内研究)

日本における小学校就学前の6歳未満の子どもの主な保護者を対象とした横断研究

保護者の属性、子どもの属性、急性期薬の残薬処理の実際、慢性期薬の残薬処理の実際、短期期薬の残薬処理の実際、抗生剤の残薬処理の実際、外用薬の残薬処理の実際、残薬に対する態度について、8つの領域と40の質問項目を作成した(Xに2024.10.25に投稿したものを再構成しました)

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診療報酬1点8円提案は本当なのか? そして私たちへの影響は?

4月23日財政審で、医師偏在対策に関する診療報酬上の措置として、従前からの財務省の主張である、地域別診療報酬の仕組みの活用が改めて提示されています。

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