Category Archives: 地域薬剤師

開局薬剤師の取組みを紹介します。

緊急避妊薬を求める若者の薬剤師への視線(海外研究)

地域薬局における避妊・中絶の臨床サービスおよび調剤サービスに関する青少年の経験と受容性について、34の研究のシステマティックレビューで検討

eClinicalMedicine. 2025 Jul 31】
Contraception and abortion information and care in community pharmacy for adolescents: a systematic review
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12336644/

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こどもにかかりつけ薬剤師制度は必要か?(国内研究)

このコホート研究では、医療保険における「かかりつけ薬剤師制度」を利用する患者の特徴を明らかにし、未成年者の薬学管理におけるその有効性を評価することを目的として行われています。

【BMC Health Serv Res. 2025 Sep 2】
Effectiveness of the kakaritsuke-yakuzaishi (family pharmacist) system for underage individuals in Japan: a cohort study using a health insurance claims database
https://bmchealthservres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12913-025-13358-5
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緊急避妊薬ついに市販化へ、それまでに準備しておくことは?(Update)

29日、薬事審議会の要指導・一般用医薬品部会が開催され、市販薬としてのノルレボ(レボノルゲストレル)の製造承認と今年の薬機法改正で規定された「要指導医薬品」への指定が了承されたそうです。

部会は非公開で行われ、通常は正式な審査報告書等の資料は正式な承認がされるまで、公開にはなりませんが、審査報告書のポイントなどが今回公表されています。(異例です)
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対人業務の質向上に向け、薬局版QIづくりが始動(2024厚生労働科学研究)

薬局版QIというのをご存じでしょうか?

かく言う私も十分理解していないので調べまくったところ、カケハシさんの情報サイトがわかりやすく解説していました。

5分でつかむ!クオリティ・インディケーター(QI) 薬局の質を見える化し、業務の改善に役立てる新指標
(Musubi 2024.08.21)
https://musubi.kakehashi.life/blog/quality-indicator

端的に言うと、 続きを読む


「薬剤師の専門能力の発揮機会」と「職務満足」を日英で比較したら

少し前の論文ですが、たまたま目に留まったので紹介します。

この論文は専門能力の発揮機会(ODE)と職務満足の関係性を明らかにし、日本と英国の医療政策に関する潜在的な影響(インプリケーション)を提示したものです。

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薬剤師によるワクチン接種の最近の世界的動向と今後の展望(FIP)

薬剤師主導のワクチン接種に関する国際的な取り組み状況などを記したレポートがこのほど公表されています。

【FIP 2025.08.22】
Global lessons in pharmacist-led vaccination highlighted in new FIP insight report
https://www.fip.org/news?news=newsitem&newsitem=655

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個人宅向け在宅対応に1回平均98分、フィーが見合うか?(国内調査)

日本総合研究所の持続可能で質の高い医療提供体制構築に向けた研究チームが日本保険薬局協会の支援を受け、薬局薬剤師が個人宅向け在宅業務に要する業務負荷(時間的負荷と精神的負荷)についての調査結果をまとめ、18日に公表しています。

【日本総研 2025.08.18】
薬剤師の個人宅向け在宅業務実態に関する大規模調査
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/pdf/20250818_kawafune.pdf
https://www.jri.co.jp/column/opinion/detail/16039/

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処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究 (2024厚生労働科学研究)

5つの研究分担課題を設定し、市販薬・処方薬が引き起こす健康問題の実態を多面的に明らかにするとともに、治療および支援の介入のあり方を検討

【2024厚生労働科学研究】
処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/176298

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薬剤師の栄養指導はリスクのある患者を特定し評価することに焦点を当てるべき(国内研究)

管理栄養士を配置する薬局は増加しているものの、栄養関連サービスを提供している地域薬局の数は限られている。

この研究では、今後の展望や課題について、インタビューで明らかにしています。

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地域連携薬局は緩和ケアを提供できるかで機能分化することが必要

在宅緩和医療が地域連携薬局の認定要件の一つであることから、管理薬剤師にアンケート調査を実施した。(2024年7月27日のXへの投稿を再構成しました)

Pharmacy (Basel). 2024 Jul 16】
Questionnaire on the Current Status and Awareness of Palliative Medicine by Community Cooperation Pharmacies
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11270214/

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