2024年10月11日に盛岡市で開催された「日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 第19回学術総会」で、スポンサードシンポジウムとして行われた「OTC分科会提言シンポジウム」の概要が、このほど日本OTC医薬品協会のHPに報告書としてアップされています。
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 第19回学術大会 OTC医薬品分科会シンポジウム
(2025.10.11開催)
https://www.jsmi.jp/special/switch/proposal/request.html
シンポジウムは、武藤正樹(OTC医薬品分科会会長)の座長の下、下記のシンポジストが登壇し、それぞれの演者が講演を行った後、ディスカッションが行われています。
地域医療、特に大都市東京におけるOTC活用について
シンポジスト:尾﨑 治夫(公益社団法人東京都医師会会長)
循環器専門医療の立場からのOTC活用
シンポジスト:佐田 政隆(徳島大学大学院医歯薬学研究部 循環器内科学分野 教授)
生活習慣病へのOTC活用
シンポジスト:幸野 庄司(健康保険組合連合会参与)
薬局・ドラッグストア・薬学教育の立場から
-生活者のヘルスリテラシー向上に向けて-
シンポジスト:岸田 直樹(北海道科学大学・東京薬科大学 客員教授)
医療政策・医療経済の立場からのOTC活用
シンポジスト:印南 一路(慶應義塾大学名誉教授)
磯部総一郎(日本OTC医薬品協会理事長)
シンポジストはそれぞれの立場で、CDTM、AIの活用、生活習慣病薬のOTC化、オンライン診療、スイッチOTCなどに言及しています。
パネルディスカッションで印南氏より、生活習慣病薬OTC化について、「都内で実証実験を行ったらどうか」「規制改革推進会議から抽象的な指示」といった提案も
一方フロワーからの、「(仮に)OTC化が進むと生活習慣病の薬剤が医療用と OTC の2つになります。薬局の在庫が2倍になる」という質問に対し、OTC医薬品協会の磯部氏は、「OTC では処方者がいないので、需要が高い薬かどうかがポイントになってくると思います。つまり、カルシウム拮抗剤とARBがメインで、その中でも需要が多いものを OTC企業が開発することになるので、数種類ずつになると思います。ですから ARBとカルシウム拮抗剤のほんの一部で、多分合わせても3から5までかなというぐらいの感じです。ジェネリックのように OT で全部揃えるという話は一切ないと思ってください。」などと答えています。
零売する仕組みでいいじゃんと思うんですけどね。
シンポジウム報告書
https://www.jsmi.jp/special/switch/proposal/data/2025OTC_r.pdf
この分科会では、症状が長期安定維持できている生活習慣病、自己の症状把握に必要な検査薬、検査機器、感染症治療薬など、社会的需要の高い分野でセルフケア・セルフメディケーションを適切に導入することを達成するための実効性のある施策について、
「生活習慣病薬のスイッチ OTC 化の推進」
「生活者のヘルスリテラシー向上と、セルフケア・セルフメディケーション支援体制の整備」
の2つの提言を行っています。
OTC 分科会提言
(日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 2025.10.11)
https://www.ge-academy.org/img/otc_teigen20251119.pdf
2026年01月17日 23:48 投稿
