Category Archives: Pharmacist

薬剤師に関する情報です。

Läkemedelssnacket(薬について話し合う)(スウェーデン)

スウェーデン医薬品庁(Läkemedelsverket)では現在、健康に関する会話を促進することを目的として、保護者に対し、子どもと薬について話し合うよう呼びかける「Läkemedelssnacket(薬について話し合いましょう)」と名付けたキャンペーンが実施されています。

Läkemedelssnacket
(スウェーデン医薬品庁 2025.11.10)
https://www.lakemedelsverket.se/sv/kampanjer/lakemedelssnacket

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Chemist Care Now(豪ビクトリア州)

豪ビクトリア州では、コミュニティ薬剤師の役割拡大に向けての試行サービスがおこなわれていましたが、このほどこのプログラムが恒久化され、同州保健省では ‘get it at the chemist without a visit to the GP’キャンペーンを開始しています

Chemist Care Now~Get it at the chemist
https://www.betterhealth.vic.gov.au/chemist-care-now

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少女ケア薬局(ソウル特別市薬剤師会)

オーバードーズの問題など、日本でも若者の抱える問題に身近な薬局がどう関わるかという意見が出ていますが、お隣韓国では、ソウル特別市の薬剤師会が、未成年の女子を対象とした“소녀돌봄약국”(少女ケア薬局・女の子思いやりの薬局)という取り組みが行われているそうです。

소녀돌봄약국 안내(少女ケア薬局・案内)
(ソウル特別市薬剤師会 2019.10.24)
https://www.spa.or.kr/board/NOTICE/board.do?SQ=233275

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Common Conditions Service(CCS)が数か月以内に開始へ(アイルランド)

アイルランド保健相は14日、薬剤師が8つの一般的な症状の治療を提供することを可能とする保健法に基づく規制に署名した発表しています。

【アイルランド保健省 2025.11.14】
Minister for Health signs legislation that will enable pharmacists to prescribe for certain common conditions for the first time
https://www.gov.ie/en/department-of-health/press-releases/minister-for-health-signs-legislation-that-will-enable-pharmacists-to-prescribe-for-certain-common-conditions-for-the-first-time/

今回の薬局の業務範囲の拡大は、今年9月に発表されたCommunity Pharmacy Agreement 2025(コミュニティ薬局協定2025)(→TOPICS 2025.09.19)に基づくCommon Conditions Service (CCS)と呼ばれるもので、これにより、下記8つの症状について近くサービスの提供が可能となります。

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緊急避妊薬が薬局で無料入手が可能に(英イングランド)

NHS Englandは29日、イングランド全土の街中薬局で、女性は国民保健サービス(NHS)を通じて緊急避妊薬を無料で入手できるようになったと発表しています。

【NHS England 2025.10.29】
Free ‘morning after pill’ for women at high street pharmacies thanks to NHS expansion
https://england.nhs.uk/2025/10/free-morning-after-pill-women-high-street-pharmacies-nhs-expansion/

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自律的な薬剤師処方モデルによりアクセスとケアを改善する(豪州)

豪州の薬局・薬剤師関連の3団体の、Pharmaceutical Society of Australia、the Pharmacy Guild of Australia(PSA)、AdPha (Advanced Pharmacy Australia)は29日、共同で薬剤師が業務範囲内で自律的に医薬品を処方できる枠組みを提案しています。

【Pharmaceutical Society of Australia他 2025.10.29】
Patients to get Improved Access and Care from Autonomous Pharmacist Prescribing Model
https://www.psa.org.au/patients-to-get-improved-access-and-care-from-autonomous-pharmacist-prescribing-model/

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緊急避妊薬の販売にあたっては連携構築に係る文書を取り交わすことが必要

要指導医薬品として、先日承認された緊急避妊薬ですが、販売にあたってはe-ラーニング研修を行ったうえで、近隣の産婦人科医等との連携体制についての申告が必要となっています。これに関する通知が28日に発出されています

【厚労省 2025.10.28】
緊急避妊薬を販売する薬局・店舗販売業の店舗における近隣の産婦人科医等との連携体制の構築について
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001587267.pdf

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緊急避妊薬ノルレボのスイッチOTC医薬品の製造販売承認取得

10月20日の官報で要指導医薬品および特定要指導医薬品への指定が告示されています

【官報】
令和7年10月20日(号外第233号)(90日間アクセス可能)
https://www.kanpo.go.jp/20251020/20251020g00233/20251020g002330000f.html

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どのようにすればオセルタミビルのスイッチが可能か?

オセルタミビルをOTC医薬品として再分類することの潜在的な利点とリスクを検証

J Infect Dis. 2025 Oct 17】
Improving Access to Influenza Testing and Treatment: Is It Time for Over-the-counter Oseltamivir?
https://academic.oup.com/jid/article/232/Supplement_3/S327/8287900

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自治体の医療介護突合データを用いた訪問薬剤管理についての検討(厚生労働科学研究)

茨城県つくば市の国保・後期高齢者医療制度の医療・介護保険レセプトデータを用いて、て在宅における訪問薬剤管理指導等を受けている患者の人数、特徴、薬局の実態およびこれらの経時的推移を記述することを目的に行われた研究です。(2024.06.05に投稿したものを記事化しました)

【2023厚生労働科学研究】
地域の実情に応じた在宅医療提供体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/170610

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