Category Archives: OTC・一般用医薬品

一般用医薬品や医薬品販売制度に関する情報を紹介します。

改正薬機法の省令案が示される(パブコメ実施中)

今年5月に公布された改正薬機法ですが、特定要指導医薬品や濫用防止医薬品等の取り扱いの詳細については省令で定めることとなっていましたが、このほど省令案示され、11月1日までの期限で意見募集が行われています。

【e-gov】(受付締切日時 2025年11月1日)
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令案に関する御意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495250230&Mode=0

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スイッチ化要望4成分の意見募集開始

厚労省は、セレコキシブ(セレコックス錠)、エスフルルビプロフェン・ハッカ油(ロコアテープ)、エストラジオール・酢酸ノルエチステロン(メノエイドコンビパッチ)、過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)の4成分について、スイッチOTCとした際の効能・効果、OTCとしてのニーズ、OTC化された際の使われ方、スイッチOTC化の課題点及びその対応策等について、意見募集を開始しています。(10月11日まで)

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シアリス(タダラフィル)のスイッチが18日に審議へ

12日、18日に薬事審議会要指導・一般用医薬品部会の開催が発表され、シアリス(タダラフィル)の要指導医薬品への指定の要否及び製造販売承認の可否について非公開で審議されることが発表されています。

【厚労省 2025.09.12】
薬事審議会 要指導・一般用医薬品部会を開催します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63362.html

議題(非公開案件):
シアリスの要指導医薬品への指定の要否及び製造販売承認の可否について
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001560974.pdf

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市販薬の過剰摂取で救急外来に搬送された患者の特徴は?

市販薬の過剰摂取で救急外来に搬送された患者の薬物乱用および依存の状況と心理社会的特徴を調査。

【PCN Rep. 2025 Aug 29】
Dependence, abuse, and psychosocial characteristics of patients transported to the emergency department due to overdose of over-the-counter drugs
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12397076/ 続きを読む


処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究 (2024厚生労働科学研究)

5つの研究分担課題を設定し、市販薬・処方薬が引き起こす健康問題の実態を多面的に明らかにするとともに、治療および支援の介入のあり方を検討

【2024厚生労働科学研究】
処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/176298

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市販薬の過剰摂取で救急外来を受診した患者の疫学的特徴は?

市販薬(OTC)の過剰摂取で救急外来を受診した患者の疫学的特徴を調査

薬物乱用・依存状況の実態把握と薬物依存症者の社会復帰に向けた支援に関する研究(2022年厚生労働科学研究)の分担研究の関連研究(2024年7月16日のXへの投稿を再構成しました)

PCN Reports 15 July 2024】
Prospective multicenter study of the epidemiological features of emergency patients with overdose of over-the-counter drugs in Japan
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11250410/

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ヒゲナミン類似構造のコクラウリンによるドーピングリスク

植物由来の非選択的β2アゴニストであることから、WADAの禁止リストとなっているヒゲナミンですが、類似の構造となっているコクラウリン(Coclaurine)についても、意図しないドーピングリスクを軽減するための規制上の検討の必要性があるとした論文が出されています

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ヘルスリテラシーがない人はOTCを買ってはいけない?(都医会長)

東京都医師会の尾﨑会長は8日の定例会見で、OTC類似薬の保険適用の見直しが議論されている中、ご自身のセルフケア、セルフメディケーションの考え方を明らかにしています

【2025.07.08 東京都医師会定例記者会見】
記者会見資料
https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20250708-1.pdf
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(市民)マラソン参加者の消炎鎮痛剤の使用の実態

マラソンなどスポーツでは、時に体への痛み対策として、さまざまな消炎鎮痛剤を使う機会が多いと思います。

このほど、国内マラソン大会参加者を対象にした調査で、その使用の実態の一端が明らかになっています。

【一般用医薬品セルフメディケーション振興財団・令和6年度 研究成果報告書 2025.06.30】
スポーツ活動中の鎮痛剤(一般用医薬品または要指導医薬品含む)の使用実態と副作用に関する認識との関連
https://www.otc-spf.jp/wp-content/uploads/2025/05/r06b-02.pdf

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ビタミンB6を多く含むサプリメントの店頭からの撤去を求める中間報告書(豪州)

つわり症状緩和に有効だとして、妊婦向けサプリにも配合されているビタミンB6ですが、豪州当局のTGAは27日、大量に摂取すると末梢神経障害のリスクが高まるとして、販売規制をすべきとした暫定決定(中間報告書)をまとめ、公表しています。

【TGA 2025.06.27】
Notice of interim decision on proposed amendments to the Poisons Standard in relation to pyridoxine, pyridoxal or pyridoxamine (vitamin B6) – ACMS #46 – November 2024
https://www.tga.gov.au/resources/publication/scheduling-decisions-interim/notice-interim-decision-proposed-amendments-poisons-standard-relation-pyridoxine-pyridoxal-or-pyridoxamine-vitamin-b6-acms-46-november-2024

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