パリエットSが発売

2日、久々の大型スイッチ品のパリエットSの発売が開始されました。

ブランドサイト
https://www.eisai.jp/promotion/stomach/pariets/

製品情報
https://www.eisai.jp/products/pariet/pariets

購入前チェックシート
https://7242392.fs1.hubspotusercontent-na1.net/hubfs/7242392/eisai.jp/pdf/pariet/pariets/pre-purchase-checklist-pariets-PRTS(1)2503.pdf

従来の発売されていたH2ブロッカーのガスター10との違いを見てみました

パリエットS ガスター10
効能・効果 胃痛,胸やけ,もたれ 胃痛,もたれ,胸やけ,むかつき
包装 6錠 10錠
希望小売価格 1,480円 980円
用法・用量 成人(15歳以上):1錠:1日1回
1日1回同じ時間帯に服用
成人(15歳以上,80歳未満):1錠:2回まで
服用後8時間以上たっても症状が治まらない場合は,もう1錠服用
3日間服用しても症状の改善がみられない場合は,服用を止めて,医師又は薬剤師に相談 3日間服用しても症状の改善がみられない場合は,服用を止めて,医師又は薬剤師に相談
2週間を超えて続けて服用しない 2週間を超えて続けて服用しない
してはいけないこと 他のプロトンポンプ阻害薬の使用期間も合わせて2週間を超えて続けて服用しない 医療機関で、胃・十二指腸の病気の治療や医薬品の投与を受けている人医療機関で、血液の病気,腎臓・肝臓の病気,心臓の病気,胃・十二指腸の病気,ぜんそく・リウマチ等の免疫系の病気治療や医薬品の投与を受けている人
他の胃腸薬を服用している人リルピビリン塩酸塩を服用している人 他の胃腸薬を服用している人医療機関で、ステロイド剤,抗生物質,抗がん剤,アゾール系抗真菌剤の投与を受けている人
妊婦又は妊娠していると思われる人 妊婦又は妊娠していると思われる人
授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避ける
相談すること 次の診断を受けた人:
肝臓病,胃・十二指腸潰瘍

次の症状のある人:
原因不明の体重減少,持続性の胃痛・腹痛

次の症状のある人:
のどの痛み,咳及び高熱、原因不明の体重減少,持続性の腹痛

違いとして目立ったところを列挙しましたが、相談することの項で、胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人があるという点

つまり、胃潰瘍などで通院投薬をうけていた人が、手元のPPIがなくなった場合につなぎにパリエットSを販売することができる(もちろん受診勧奨は必要)とも読み取れることができます。(逆流性食道炎の人はいいってことなのかな)

ヒアレインSでは、ドライアイと診断された人がつなぎで販売・使用することはNGだったのに、パリエットSについてはそれができるのはなぜなのかと思いました。

パリエットS(PMDA)
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J2501000057_01_A.pdf
https://www.info.pmda.go.jp/ogo/J2501000057_01_01

審査報告書
https://www.pmda.go.jp/otc/2025/O20250331001/170033000_30700APX00069000_Q100_1.pdf

申請資料概要
https://www.pmda.go.jp/otc/2025/O20250331001/index.html

 


2025年06月02日 08:36 投稿

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