他サイトではあまり紹介されていないものを中心に、ちょっと気になった論文や報告、発表などをピックアップしました。気になったものは独立記事に するかもしれません。誤りがあったらご指摘下さい。必ずしも最近アップされたものとは限りません。（特にJ-STAGE に掲載のものは、発行後一定期間 過ぎてから解禁となるものがあり、1年以上前に掲載された論文等を紹介する場合があります）
| 紹介日 | 論文・報告タイトル （紹介記事・ブログ、関連論文） |
概要・コメント |
|---|---|---|
| 12.04 | Médicaments à écarter pour mieux soigner （Prescrire 2025.12） |
仏Prescrire誌が毎年公表する潜在的に危険な医薬品のリスト 避けるべき薬剤のリストに、アンデキサネットアルファ、コンドロイチン、フェゾリネタント、ゲファピキサントの 4つの薬剤が新たに追加（→関連記事） |
| 12.04 | The Effectiveness of Health Campaigns on Antibiotic Resistance: A Media and Pharmacy Practice Perspective （Infect Drug Resist. 2025 Nov 8） |
メディアを活用した健康キャンペーンが抗生物質使用行動に及ぼす効果を評価と薬剤師の関わりについてのレビュー |
| 12.04 | “I Felt Empowered”: Patient-Reported Experience with a Pilot National Community Pharmacy-Based Urinary Tract Infection Service （Antibiotics (Basel). 2025 Oct 28） |
英ウェールズでで実施された地域薬局ベースの尿路感染症（UTI）パイロットサービスに関する患者報告の使用体験を明らかにしたもの 96.1%が次回尿路感染症にかかった際は、かかりつけ医の診察を受ける代わりに薬局を利用すると回答 |
| 12.03 | The Japanese version of the perceived service quality scale for community pharmacies: translation, cultural adaptation, and validation （BMC Health Serv Res. 2025 Dec 2） |
地域薬局における患者体験を評価するために開発された品質尺度の日本語版の検証 |
| 12.02 | Pharmacy teams must be fully integrated into palliative care, says RPS （RPS 2025.11.27） |
薬剤師チームを「緩和ケアと終末期ケアの中心に据える」改革を求める英国王立薬剤師会による報告書 患者へのサポート、医薬品のタイムリーな入手、患者記録へのアクセス、緩和ケアに関する教育とトレーニングの改善、緩和ケアチームへの薬剤師の組み込みについて明確な推奨事項を示した |
| 12.01 | GLP-1 RAs: warnings aligned over potential risk of suicidal thoughts or behaviours （TGA Medicine Safety Update 2025.12.01） |
GLP-1受容体作動薬の使用に伴い、自殺行為および自殺念慮が報告されているとして、関連性が入手可能なエビデンスが不十分であるとしながらも、潜在的な関係があるとして、製品情報の更新を指示（→豪ABC 2025.12.01） |
| 12.01 | Intimate partner violence: Defining the pharmacist’s role （Can Pharm J (Ott). 2023 Feb 17） |
薬局は日用品（医薬品、食品、化粧品）を購入できる場所であるため、虐待者から監視されているIPV被害者にとってアクセスしやすい場所であると考えられることから、スイスの研究チームがIPV被害者を支援するための実用的なリソースを特定し、提供するためのガイドラインを作成 （↓下記論文関連） |
| 12.01 | Reporting interpersonal violence and abuse: What pharmacists need to know （J Am Pharm Assoc (2003). 2020 Aug 8） |
米国では薬剤師に、10州で親密なパートナーによる暴力、11州で児童虐待、20州で高齢者虐待の義務報告者として明確に指定されている （↓下記論文関連） |
| 12.01 | Preparing Future Pharmacists to Identify and Address Intimate Partner Violence (IPV) in Pharmacy Practice (Am J Pharm Educ. 2025 Nov 25) |
親密なパートナーによる暴力（IPV）は、米国では国民のほぼ半数が生涯を通じて経験する広範な公衆衛生問題 薬学部および薬学科は既存のカリキュラムに虐待の兆候の認識、定期的なスクリーニングの実施、そして情報に基づいた紹介などのIPV研修を組み込むべき |
| 12.01 | Evaluation of the Safety of Lansoprazole Exposure During Early Pregnancy: A Prospective Cohort Study Using Two-Center Counseling Data in Japan (YAKUGAKU ZASSHI 145(12) p967-973,2025) |
妊娠第一三半期におけるランソプラゾールによる重大な催奇形リスク増はない |
最終更新日：2025年12月14日
