Category Archives: 公的機関情報

国内外の公的機関が発表する情報です。

注目候補成分の関係医学会などの見解は?(転用に関する評価検討会議)

21日、医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議が開催され、注目成分に対する検討が行われています。

うっかり実況を見なかったのですが、関係医学会・医会などからは厳しい評価が出されていますので紹介しておきます。

【厚労省 2025.11.21 開催】
第34回 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65985.html

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Läkemedelssnacket(薬について話し合う)(スウェーデン)

スウェーデン医薬品庁(Läkemedelsverket)では現在、健康に関する会話を促進することを目的として、保護者に対し、子どもと薬について話し合うよう呼びかける「Läkemedelssnacket(薬について話し合いましょう)」と名付けたキャンペーンが実施されています。

Läkemedelssnacket
(スウェーデン医薬品庁 2025.11.10)
https://www.lakemedelsverket.se/sv/kampanjer/lakemedelssnacket

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Chemist Care Now(豪ビクトリア州)

豪ビクトリア州では、コミュニティ薬剤師の役割拡大に向けての試行サービスがおこなわれていましたが、このほどこのプログラムが恒久化され、同州保健省では ‘get it at the chemist without a visit to the GP’キャンペーンを開始しています

Chemist Care Now~Get it at the chemist
https://www.betterhealth.vic.gov.au/chemist-care-now

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Common Conditions Service(CCS)が数か月以内に開始へ(アイルランド)

アイルランド保健相は14日、薬剤師が8つの一般的な症状の治療を提供することを可能とする保健法に基づく規制に署名した発表しています。

【アイルランド保健省 2025.11.14】
Minister for Health signs legislation that will enable pharmacists to prescribe for certain common conditions for the first time
https://www.gov.ie/en/department-of-health/press-releases/minister-for-health-signs-legislation-that-will-enable-pharmacists-to-prescribe-for-certain-common-conditions-for-the-first-time/

今回の薬局の業務範囲の拡大は、今年9月に発表されたCommunity Pharmacy Agreement 2025(コミュニティ薬局協定2025)(→TOPICS 2025.09.19)に基づくCommon Conditions Service (CCS)と呼ばれるもので、これにより、下記8つの症状について近くサービスの提供が可能となります。

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ニコランジルに関連する潰瘍リスクについて再注意喚起(仏)

仏当局のANSMは、2012年と2015年に医療従事者向けに警告と勧告が出されたにもかかわらず、ニコランジル含有薬剤の使用に関連する潰瘍や重篤な合併症の症例が依然として報告されていることから改めて注意喚起を発出しています

【ANSM 2025.11.12】
Médicaments à base de nicorandil : rappel sur le risque d’ulcérations et l’importance d’arrêter le traitement en présence de signes évocateurs
https://ansm.sante.fr/actualites/medicaments-a-base-de-nicorandil-rappel-sur-le-risque-dulcerations-et-limportance-darreter-le-traitement-en-presence-de-signes-evocateurs

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指定濫用防止医薬品の風邪薬などの大包装品は7日分までに制限へ(パブコメ実施中)(Update)

11日開催の薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の結果(→TOPICS 2025.11.11)を受け、指定濫用防止医薬品の指定についてのパブコメが開始されています。(12月12日まで)

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デキストロメトルファン、ジフェンヒドラミンも指定濫用防止医薬品に指定へ

11日、薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会が開催され、改正薬機法で定められた指定濫用防止医薬品の指定について、これまでの濫用等のおそれのある医薬品のエフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンに加え、デキストロメトルファン、ジフェンヒドラミンの指定が提案され、了承されました。

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改正薬機法の省令案が示される(パブコメ実施中)

今年5月に公布された改正薬機法ですが、特定要指導医薬品や濫用防止医薬品等の取り扱いの詳細については省令で定めることとなっていましたが、このほど省令案示され、11月1日までの期限で意見募集が行われています。

【e-gov】(受付締切日時 2025年11月1日)
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令案に関する御意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495250230&Mode=0

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World Pharmacists Day(世界薬剤師デー)2025

9月25日は世界薬剤師デーです。
世界中の薬剤師が自らの役割を訴える日でもあります。

今年のテーマは、”Think Health, Think Pharmacist”(健康を目指そう、薬剤師を知ろう)です。
(think はいろいろな解釈ができますが、私はあえてこの訳としました)

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薬剤師に処方権が付与される33の病気と症状(加オンタリオ州)

カナダ・オンタリオ州では、2023年1月から13の症状(2023年10月に19に拡大)について、かかりつけ医と救急外来の負担軽減を目指して、病気の診断と薬の処方が許可されていましたが、同州政府は17日に14の病気についても処方権を付与すると発表しています。

Ontario Taking Next Steps to Improve Health-Care Access
(加オンタリオ州政府 2025.09.17)
https://news.ontario.ca/en/release/1006476/ontario-taking-next-steps-to-improve-health-care-access

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