Category Archives: 公的機関情報

国内外の公的機関が発表する情報です。

改正薬機法の省令案が示される(パブコメ実施中)

今年5月に公布された改正薬機法ですが、特定要指導医薬品や濫用防止医薬品等の取り扱いの詳細については省令で定めることとなっていましたが、このほど省令案示され、11月1日までの期限で意見募集が行われています。

【e-gov】(受付締切日時 2025年11月1日)
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令案に関する御意見の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495250230&Mode=0

続きを読む


World Pharmacists Day(世界薬剤師デー)2025

9月25日は世界薬剤師デーです。
世界中の薬剤師が自らの役割を訴える日でもあります。

今年のテーマは、”Think Health, Think Pharmacist”(健康を目指そう、薬剤師を知ろう)です。
(think はいろいろな解釈ができますが、私はあえてこの訳としました)

続きを読む


薬剤師に処方権が付与される33の病気と症状(加オンタリオ州)

カナダ・オンタリオ州では、2023年1月から13の症状(2023年10月に19に拡大)について、かかりつけ医と救急外来の負担軽減を目指して、病気の診断と薬の処方が許可されていましたが、同州政府は17日に14の病気についても処方権を付与すると発表しています。

Ontario Taking Next Steps to Improve Health-Care Access
(加オンタリオ州政府 2025.09.17)
https://news.ontario.ca/en/release/1006476/ontario-taking-next-steps-to-improve-health-care-access

続きを読む


医薬品の副作用報告制度を学校の授業で教える(英国)

World Patient Safety Day (世界患者安全の日)の9月17日、英MHRAは17日、英教育省と協力して Yellow Card scheme を通じた医薬品の副作用報告制度について生徒たちが学ぶよう、学校向けの法定ガイダンスに組み込むと発表しています。

【MHRA 2025.09.17】
MHRA and Department for Education embed medicine safety into school curriculum to empower young people
https://www.gov.uk/government/news/mhra-and-department-for-education-embed-medicine-safety-into-school-curriculum-to-empower-young-people

続きを読む


Community Pharmacy Agreement 2025(コミュニティ薬局協定2025)(アイルランド)

アイルランド保健省は18日、薬剤師が特定の病気について処方できるようにするcommon conditions service 等を盛り込んだ Community Pharmacy Agreement 2025(コミュニティ薬局協定2025) を発表しています。

【アイランド保健省 2025.09.18】
Minister for Health publishes Community Pharmacy Agreement 2025
https://www.gov.ie/en/department-of-health/press-releases/minister-for-health-publishes-community-pharmacy-agreement-2025/

続きを読む


スイッチ化要望4成分の意見募集開始

厚労省は、セレコキシブ(セレコックス錠)、エスフルルビプロフェン・ハッカ油(ロコアテープ)、エストラジオール・酢酸ノルエチステロン(メノエイドコンビパッチ)、過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)の4成分について、スイッチOTCとした際の効能・効果、OTCとしてのニーズ、OTC化された際の使われ方、スイッチOTC化の課題点及びその対応策等について、意見募集を開始しています。(10月11日まで)

続きを読む


シアリス(タダラフィル)のスイッチが18日に審議へ

12日、18日に薬事審議会要指導・一般用医薬品部会の開催が発表され、シアリス(タダラフィル)の要指導医薬品への指定の要否及び製造販売承認の可否について非公開で審議されることが発表されています。

【厚労省 2025.09.12】
薬事審議会 要指導・一般用医薬品部会を開催します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63362.html

議題(非公開案件):
シアリスの要指導医薬品への指定の要否及び製造販売承認の可否について
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001560974.pdf

続きを読む


Behandlerfarmaceut(処方薬剤師)(デンマーク)

9月10日薬事日報紙で、薬剤師による独立した薬剤処方は、英、加、米、NZ、豪州、スイス、デンマーク、仏、ポーランド、アイルランドの10カ国に広がったとの記事がありました

【和医大 岡田氏】薬剤師処方10カ国に拡大‐医師不足や医療費増背景
(薬事日報 2025.09.10)
https://www.yakuji.co.jp/entry123118.html

デンマークについては、これまで把握していなかったので調べてみました。

続きを読む


緊急避妊薬ついに市販化へ、それまでに準備しておくことは?(Update)

29日、薬事審議会の要指導・一般用医薬品部会が開催され、市販薬としてのノルレボ(レボノルゲストレル)の製造承認と今年の薬機法改正で規定された「要指導医薬品」への指定が了承されたそうです。

部会は非公開で行われ、通常は正式な審査報告書等の資料は正式な承認がされるまで、公開にはなりませんが、審査報告書のポイントなどが今回公表されています。(異例です)
続きを読む


Liste B+ 医薬品は日本でいうところの零売?(スイス)

スイスでは、2018年までは次の5つのカテゴリーで医薬品が区分されていました。

  • Liste A: 医師または獣医師の処方箋に基づく処方箋医薬品(1回限り)
  • Liste B: 医師または獣医師の処方箋に基づく処方箋医薬品
  • Liste C: 医療専門家による専門的な助言の対応が必要な医薬品
  • Liste D: 専門的な助言の対応が必要な医薬品
  • Liste E: 専門的な助言の対応を必要としない医薬品

2019年1月、制度の見直しがされ区分Cが廃止に。

続きを読む