論文・報告あれこれ 2017年6月

しばらくお休みにしていましたが、ちょっとメモとして再開してみました。来月以降も継続できるかどうかはわかりません。紹介日は基本的にツイートした日です。

他サイトではあまり紹介されていないものを中心に、ちょっと気になった論文や報告、発表などをピックアップしました。気になったものは独立記事に するかもしれません。誤りがあったらご指摘下さい。必ずしも最近アップされたものとは限りません。(特にJ-STAGE に掲載のものは、発行後一定期間 過ぎてから解禁となるものがあり、1年以上前に掲載された論文等を紹介する場合があります)

★更新することが多いので、2013年1月分よりスタイルとURLのタイプを変えました。サイドバーに各月記事へのリンク、右下に最終更新日を記してあります。

右下にこのページの最終更新日を記してあります。

紹介日 論文・報告タイトル
(紹介記事・ブログ、関連論文)
概要・コメント
06.30 The Florence Statement on Triclosan and Triclocarban
Environ Health Perspect. 2017 Jun 20)

06.29 平成28年度 医療用医薬品の広告活動監視モニター事業報告書
(厚労省 2017.06.30)
06.28 Role of magnesium supplementation in the treatment of depression: A randomized clinical trial
PLoS ONE 2017 Jun 27)

06.28 The Community Pharmacy Contribution to Tackling Antimicrobial Resistance(AMR)
(PGEU 2017.6)

欧州委員会の新しいAMR(薬剤耐性)の行動計画に合わせて発表された、地域薬局が行うべき業務指針をまとめたもの。各国の取組も紹介されている
06.28 Adaptation of the European Commission-recommended user testing method to patient medication information leaflets in Japan
Drug, Healthcare and Patient Safety 2017 Jun 14)
メルカゾールとストラテラの患者向医薬品ガイドのユーザーテスト行ったもの。
06.25 Pregabalin and visual colour distortions 
(WHO Pharmaceuticals Newsletter No. 3, 2017)

Larebによるシグナル検出。使用量の多い日本でも留意が必要かもしれない
06.25 SGLT-2 inhibitors and genital pruritus
(WHO Pharmaceuticals Newsletter No. 3, 2017)

シグナル検出
06.25 Remuneration and Regulation of Community Pharmacy – Literature Review
(豪保健省 2016.11)

豪保健省が薬局に対する報酬を決めるため、外部に委託して調査研究した報告書。豪、NZ、日本、米、加、仏、スペイン、オランダ、デンマーク、ノルウェー、スェーデン、英、アイルランドの医療制度などが紹介されたもの。日本は保険制度、薬局や卸を取り巻く状況を文献や雑誌などを参考に非常によくまとめられていて、かかりつけ薬剤師制度も”family pharmacist guidance fees”として紹介されている(まあ実態は微妙だけど)
06.22 Finasteride – Assessing the Potential Risk of Serious Muscle-Related Side Effects
(Health Canada Summary Safety Review 2017 Jun 22)

カナダで11例、WHOのデータベースでは508例の報告があるという。
06.19 諸外国における処方箋医薬品の個人輸入に関する法規
(社会薬学 (36)1 2017 39-44)
外では法整備されているのに、日本は薬機法68条による「未承認医薬品の広告」の違反でしか取り締まれないらしい。だから、個人輸入が野放しなのか。
 06.19 Enhancing the use of scientific evidence to judge the potential benefits and harms of medicines
(英 The Academy of Medical Sciences 2017.6)

患者向け医薬品情報どのようにすべきかを検討した報告書。
06.19 Attitudes and behaviours of adolescentstowardsantibiotics and self-care for respiratory tract infections: a qualitative study.
BMJ Open. 2017 Jun 6)
16~18歳の成年21名のインタビューを行い、AMR(薬剤耐性)の認識を調べたイングランドの研究。e-Bug school educational project の効果についても検討
06.19 Liquorice-induced hypokalaemia in patients treated with Yokukansan preparations: identification of the risk factors in a retrospective cohort study
BMJ Open. 2017 Jun 15)
抑肝散加陳皮半夏を服用中患者の低カリウム血症の発症リスクを調べたもの。リスク因子がある患者は定期的血清Kのチェックが必要とした。
06.19  “Click for Closer Care”: A Content Analysis of Community Pharmacy Websites in Four Countries
J Med Internet Res. 2017 Jun 14)
英、オランダ、カナダ(2州)、豪州(2州)から無作為に50薬局を無作為に抽出し。これら薬局のウェブサイトから、行われている薬局サービス(Clinical and Commercial Services)を分析したもの。
06.14 Vitamin D-Deficient Rickets in Japan.
Glob Pediatr Health. 2017 Jun 1)
組合健保(大企業)の医療データを解析。ビタミンD欠乏による、くる病の症例が日本で増加しているとした。
06.14 平成29年度患者のための薬局ビジョン実現に資するテーマ別モデル事業採択一覧
(厚労省)
06.14 Association of AdverseEvents With Antibiotic Use in HospitalizedPatients.
JAMA Intern Med. 2017 Jun 12)
06.10 International Profiles of Health Care Systems
(Commonwealth Fund)

日本の他、豪州、カナダ、中国、デンマーク、イングランド、仏、独、インド、イスラエル、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイス、台湾、米国の19の地域と国について、医療制度などを紹介したもの
06.10

Exploring the prevalence of and factors associated with advice on prescription medicines: A survey of community pharmacies in an English city
Health Soc Care Community 2017 May 9)

英国における処方薬に関する情報提供の実態を調べたもの
06.07 医療用麻薬適正使用ガイダンス
~がん疼痛及び慢性疼痛治療における医療用麻薬の使用と管理のガイダンス~
(厚労省)
06.07 男性同性間のHIV感染予防対策とその介入効果の評価に関する研究
(H28厚生労働科学研究)

分担研究「HIV郵送検査の在り方とその有効活用に関する研究」 が、メデイアで紹介された
06.06 医療情報データベースシステム(MID-NET)の活用による医薬品等の安全対策の推進  記者勉強会
(2017.05.16)
日本小児科医会HPにアップされていたスライド。コデインの小児への使用規制報道はこれが元らしい。

06.06 North Carolina medical journal
(May-June 2017)
臨床や災害時などの薬剤師の役割を取り上げた特集号
06.06 Model List of Essential Medicines, 20th ListModel List of Essential Medicines for Children, 6th List
(WHO March 2017)

06.05 薬学教育の改善・充実に関する調査研究報告書
(H28年度 文部科学省 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究委託事業)
星薬大HPに偶然発見。教員や学生へのアンケート結果など全370ページ。ファイルサイズかなり大です。
06.02 Pharmacists vs employers: A showdown over professional autonomy and patient care?
Can Pharm J 2017 May-Jun;150(3): 138–139.)
業務拡大で多忙となるカナダ薬剤師の苦悩を示した問題提起。日本でもこういうことを論じて欲しい。
 06.03 Prescription of antibiotics to pre-school children from 2005 to 2014 in Japan: a retrospective claims database study
J Public Health 2017 Apr 27:1-7.)
京大の研究。2005年1月から2014年9月の処方データを解析。第3世代のセファロスポリンやマクロライドが就学前の子供たちに広く処方されているとした。
06.02 Analysis of Adverse Drug Reaction Risk in Elderly Patients Using the Japanese Adverse Drug Event Report (JADER) Database.
Biol Pharm Bull.2017;40(6):824-829)
06.01 Prescriber Update 2017; 38(2)
(NZ Medsafe)
安全性に関する季刊誌
06.01 副作用の発見と重篤化回避に対する薬剤師の介入効果とその解析
(薬学雑誌 2017,137 (6)  p767-774)
済生会横浜市東部病院薬剤部の報告

 


最終更新日:2017年11月12日

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