Monthly Archives: 6月 2012

OTC鎮痛薬は4日分までに制限すべき(ドイツ)

 ドイツ当局の連邦医薬品医療機器庁(BfArm)は、26日に開催された処方薬に関する専門委員会で、アスピリン、ジクロフェナク、イブプロフェン、ナプロキセンのNSAIDsについて、処方せんなしでの販売は4日分までに制限することを勧告したそうです。 続きを読む


過疎地における薬剤師の役割は何か?

 薬学雑誌で、離島における一般用医薬品の入手状況調査を行った(TOPICS 2011.05.01)長崎県の薬剤師グループが、今度は二次離島(本土への直接的な移動手段がなく、薬局・薬店・薬剤師が存在しない、大型離島の周辺に点在する離島)の住民に直接面談し、インターネット(INET)の使用状況や医薬品の購入・使用・保管状況、一般用医薬品情報の入手状況などの調査を行っています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2012年6月

 今月のちょっと気になった論文や報告などです。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む


後発医薬品の使用状況調査報告書(平成23年度調査)

 毎年行われていることなので、業界紙等の扱いが少なくなっていますが、27日に行われた中医協の診療報酬改定結果検証部会で、昨年実施された「後発医薬品の使用状況調査」などの平成22年度診療報酬改定の結果検証にかかる特別調査(平成23年度調査)の報告書が提出されています。 続きを読む


薬剤師の将来ビジョン(暫定版)(日薬)

 日薬(http://www.nichiyaku.or.jp/)はこのほど、薬局、病院・診療所、製薬、卸、学校等の各職域に従事する薬剤師の将来像と薬剤師の意識改革に向けた指標となる 「薬剤師の将来ビジョン(暫定版)」(Pharmacist Vision)をまとめ、23日に行われた総会で公表しています。 続きを読む


米FDA、抗肥満薬 lorcaserin を承認

 米FDA諮問委で承認支持の評決(TOPICS 2011.05.11)が行われていた抗肥満薬のlorcaserin hydrochloride(商品名:Belviq)について、FDAは27日、正式に承認したことを明らかにしています。この領域での新薬は13年ぶりとなります。 続きを読む


地域薬局で無料HIV検査の試行事業(米CDC)

 FDA諮問委でOTC HIV検査キットの承認支持が評決された米国(TOPICS 2012.05.13)ですが、米疾病対策センター(CDC)は26日、無料HIV検査の試行事業を全国24ヶ所の地域薬局とretail clinicで実施することを明らかにしています。 続きを読む


脱法ハーブという呼称を変えるべき(クロ現を見て)

 放送をご覧になった方もいるかと思いますが、25日放送のNHKクローズアップ現代で、いわゆる脱法ハーブの問題がとりあげられています。再放送はありませんが、番組ページで一部動画と番組内容を全て文字にしていますので内容を知ることはできます。 続きを読む


海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.10 No.13

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は6月21日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.10 No.13 を公表しています。  続きを読む


英国の薬剤師は患者副作用直接報告に否定的?

 英国では、以前からイエローカード副作用報告システム(YCS:Yellow Card Scheme)という患者自身が副作用の報告ができるというシステムが運用(日本では最近ようやく試行事業が開始→TOPICS 2012.03.26)されていますが、このYCSについての地域薬剤師に考え方や取組状況について尋ねた調査結果が公表されています。 続きを読む