Monthly Archives: 9月 2010

入院患者の21%に薬剤性有害事象が発生(JADE Study)

 28~29日の各紙が取上げているので既にご存じと思いますが、京都大医学部の研究グループによる入院患者における薬による健康被害(Medication Errors:薬剤性有害事象)の発生状況についてまとめた論文が、Journal of General Internal Medicine 誌のOnline First に掲載されています。 続きを読む


ビクトーザ皮下注と高血糖

 まだ、メーカーのウェブサイトには掲載されていませんが、ノボ ノルディスク ファーマ社はこのほど市販直後調査に基づく、ビクトーザ皮下注18mgの適正使用のお願いを発しています。 続きを読む


アロテック製剤が販売中止

 日本ベーリンガーインゲルハイム社は27日、アロテック®(オルシプレナリン)製剤の本邦での販売について、2010年10月末までに自主的に中止することを決定したと発表しています。 続きを読む


Avandia、EUは撤去・USは厳しい使用制限へ(Update)

 欧州医薬品庁(EMA)と米FDAは23日、心臓血管病のリスクが指摘されているチアゾリジン系糖尿病治療薬のアバンディア(Avandia、一般名:rosiglitazone。Avandamet、Avaglimの合剤も含む)について、EUではリスクがベネフィットを上回るとして市場からの撤去(承認の取消)が勧告、そして米国では厳しいアクセスの制限が発表され、アバンディアは市場からの大幅な撤退を余儀なくされそうです。 続きを読む


過剰投薬、原因は患者の要望?

 全国保険医団体連合会(http://hodanren.doc-net.or.jp/)は22日、このほど行った過剰投薬に関するアンケート調査の結果を公表しています。 続きを読む


市民薬局条例、足利市薬局施設条例に修正し可決

 地元足利市の9月議会が21日最終日を迎え、13日の総務企画常任委員会では原案通り承認された足利市市民薬局条例案について、条例の題名と条文の一部を変更する修正案が出され、これを全会一致で可決したそうです。結果的に、「市民薬局条例」という名称とならなくて本当によかったです。 続きを読む


港区がん連携パス研究会公開シンポ

 TOPIS 2010.01.15 で、東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス)の試行運用が始まったという記事を掲載しましたが、その運用状況についての紹介などが行われた公開のシンポジウム(第2回港区がん連携パス研究会)が20日都内で開催され、図々しく参加していきました。 続きを読む


ピオグリタゾンと膀胱がんの発症リスク(米FDA)

 米FDAは17日、チアゾリジン系糖尿病治療薬のピオグリタゾン(アクトス他)について、膀胱がんの発症リスクとの関連性のレビューを現在進行していることを明らかにしました。 続きを読む


抗肥満薬lorcaserin、FDA諮問委は承認を認めず

 16日、FDAの内分泌・代謝性医薬品諮問委員会(Endocrinological and Metabolic Drugs Advisory Committee)が開催され、エーザイ社の米国子会社が米国における独占的販売供給契約を締結している、Arena社の抗肥満薬 ロルカセリン(lorcaserin、商品名:LORQESS)についての審議を行い、潜在的なリスクがベネフィットを上回るとして、反対9、賛成5、棄権0で諮問委員会として、承認は推奨できないとの結論が出されています。 続きを読む


海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.8 No.19

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は9月16日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.8 No.19を公表しています。  続きを読む