Category Archives: 公的機関情報

国内外の公的機関が発表する情報です。

シルデナフィルのOTC化は今回も認めず(独・専門委)

ドイツ当局のBfArMの処方要件に関する専門家委員会が1月21日に開催され、シルデナフィルのOTC切り替えは、1対7で再び拒否されています。(Xに1月22日に投稿したものを再構成しました)

一部の委員から、シルデナフィルのOTC化により、EDの男性が(薬局を通じて)医療を受けられるようになる可能性があるとの見解が示された一方、複数の委員から、特に若い男性は性的「パフォーマンス」に関して疑問を抱いている可能性があり、その場合、性的治療や心理的支援アプローチがより必要になるだろうと指摘があり、採決の結果、スイッチ申請は今回も却下されています。
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再分類に適した病状と医薬品のカテゴリー(英国)

英社会保健福祉省が、再分類に適した病状と医薬品のカテゴリーを公表し、メーカーにスイッチ申請を促した。(Xに2月8日に投稿したものを記事化しました)

【英 Department of Health and Social Care 2025.02.05】
New opportunities to reclassify medicines: what you need to know
https://healthmedia.blog.gov.uk/2025/02/05/new-opportunities-to-reclassify-medicines-what-you-need-to-know/

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避妊薬と尿路感染症の治療が薬局で直接受けられるよう資金投入(豪州)

オーストラリア政府は女性の健康のために5億7330万豪ドル(548億円)を投じ、女性に選択肢を増やすと発表。(2月10日のXへの投稿を記事化しました)

これには、薬局での避妊薬の供給とと合併症のない尿路感染症の治療費(約100億円)も含まれる。

【豪保健高齢福祉省 2025.02.09】
Australian Government strengthening Medicare with over $500 million for women’s health
https://www.health.gov.au/ministers/the-hon-mark-butler-mp/media/australian-government-strengthening-medicare-with-over-500-million-for-womens-health

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直接アクセス医薬品(Médicaments en accès direct)(仏)

フランス当局のANSMの投稿を見て知ったのですが、日本の薬局医薬品にあたる、薬剤師の関与の下に販売できる医薬品のカテゴりー(Médicaments en accès direct、直接アクセス医薬品)があるとのこと。 続きを読む


豪州のPharmacist only medicines

豪TGAのサイトに医薬品の分類(Schedule)一覧があることを最近ようやく確認しました。

Therapeutic Goods (Poisons Standard—February 2025) Instrument 2025
https://legislation.gov.au/F2025L00049/latest/text

注目は、Schedule 3—Pharmacist only medicines(要薬剤師薬)

一部を抜粋しました。数量や年齢を規定するものや、意外な成分もあります。 続きを読む


フランスにおける医薬品償還率

これまでも財政審などで紹介されているフランスの医薬品ごとの医薬品償還率ですが、どの薬剤が該当しているかのデータをこの間探していましたが、フランスの保険会社?のサイトに製品(成分)ごとにしらべられるサイトを発見、チェックしてみました

【Mutualib】
Quelle est la prise en charge de vos médicaments ?
https://mutualib.fr/simulateur/remboursement_medicament.php

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米FDAのOTCに関する新たな政策決定

トランプ政権の誕生でこの通りにスムーズにいくかどうかはわかりませんが、米FDAでは最近、OTCに関する新たな政策決定をしています。

1月にXで投稿しましたが、整理して記事としました。

この通りに進めば、近い将来、アプリやウェブサイトを通じて自己検査のプロセスを完了することにより、従来の処方箋医薬品が処方箋なしで買えるようになるということのようです。 続きを読む


自治体が取り組む、医薬品の適正使用に向けた取組事例

国民健康保険の保健事業として取り組まれたもの

市町村国保を対象に『特定健診の実施率向上に向けた取組』や『医薬品の適正使用に向けた取組』について、事例を収集・整理するとともに、事例を通して確認できた共通の取組ポイントをまとめた

【厚労省 2025.04.09】
国民健康保険における保健事業のあり方に関する調査研究等事業(令和6年度事業)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_56783.html

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ブラジル国民薬局プログラム(PFPB)

ブラジル保健相はこのほど、政府の「Farmácia Popular」プログラムに含まれる41品目を認定薬局で無料で配布すると発表。

【Agência Brasil 2025.02.14】
Farmacia Popular ofrecerá 41 medicamentos gratuitos, anuncia ministra
https://agenciabrasil.ebc.com.br/es/saude/noticia/2025-02/farmacia-popular-ofrecera-41-medicamentos-gratuitos-anuncia-ministra

ブラジル国民薬局プログラム(PFPB)は、民間薬局との提携を通じて、プライマリヘルスケアで使用される医薬品の提供を補完することを目的とした連邦政府のプログラム。 続きを読む


薬剤師職能の活用を(衆院厚労委質疑)

16日の衆議院厚生労働委員会で、附帯決議を付して、政府提出の薬機法改正案が成立しましたが、9日の質疑に立った国民民主党の医師でもある福田徹委員は、薬剤師の職能をもっと活用しようということを述べられ、今回の附帯決議にも影響があったかと思います

Xで既に紹介させていただいていますが、特に下記の部分は私たちにとって非常に心強いエールだったので皆さんに紹介したいと思います

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