Category Archives: 公的機関情報

国内外の公的機関が発表する情報です。

ドンペリドンの妊婦禁忌が解除へ

4月25日、薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会が開催され、ドンペリドンについて、これまでの妊婦禁忌が解除されることになったそうです。

【厚労省 2025.04.25開催】
令和7年度第2回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57187.html

ドンペリドンの調査結果報告書
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001481189.pdf

ドンペリドンの「使用上の注意」の改訂について
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001481188.pdf

続きを読む


プソイドエフェドリン類は処方箋医薬品に分類変更(ベルギー)

ベルギー当局は、(プソイド)エフェドリンとフシジン酸(外用)について、処方箋医薬品に分類を変更し、2024年11月1日から適用すると発表(2024.10.07に投稿したものを記事化)

【FAFMPS 2024.09.30】
Les médicaments à base des principes actifs (pseudo-)éphédrine et acide fusidique soumis à prescription médicale en Belgique à partir du 1e novembre 2024
https://afmps.be/fr/news/les_medicaments_a_base_des_principes_actifs_pseudo_ephedrine_et_acide_fusidique_soumis_a

続きを読む


フィナステリド等による性機能障害や精神障害の潜在的リスク(仏)

フランスの当局のANSMは10月17日、数年にわたって行ってきたフィナステリドに対する措置に加え、EMAののファーマコビジランス委員会(PRAC)も新たなレビューを開始したと発表した(2024.10.17にXに投稿したものを再構成しました)

【仏ANSM 2024.10.17】
Réévaluation européenne de la balance bénéfice/risque des médicaments contenant du finastéride ou du dutastéride
https://ansm.sante.fr/actualites/reevaluation-europeenne-de-la-balance-benefice-risque-des-medicaments-contenant-du-finasteride-ou-du-dutasteride

続きを読む


診療報酬1点8円提案は本当なのか? そして私たちへの影響は?

4月23日財政審で、医師偏在対策に関する診療報酬上の措置として、従前からの財務省の主張である、地域別診療報酬の仕組みの活用が改めて提示されています。

20250423_18

続きを読む


医療専門家の業務範囲の見直しに関する最終報告書(豪州)

豪保健省は、薬剤師を含む医療専門家の活動範囲を制限する一貫性のない障壁を政府に撤廃することを求める報告書を公表(Xに2024.11.06に投稿したものを再構成しました)

【豪保健省 2024.11.05】
Unleashing the Potential of our Health Workforce – Scope of Practice Review Final Report
https://www.health.gov.au/resources/publications/unleashing-the-potential-of-our-health-workforce-scope-of-practice-review-final-report

続きを読む


栄養補助食品を通じてビタミンB6を過剰に摂取すると、潜在的な危険性がある(オランダLareb)

オランダ副作用センター・Larebは、ビタミンB6を含む栄養補助食品の使用によって引き起こされる神経損傷について、関連情報が引き続き入っているとした注意喚起を行っている(Xに2024.11.18に投稿したものを再構成しました)

【Lareb 2024.11.11】
Zenuwschade door gebruik van voedingssupplementen met vitamine B6
https://www.lareb.nl/news/zenuwschade-door-gebruik-van-voedingssupplementen-met-vitamine-b6/

続きを読む


OTCの棚割りに取り決めで便宜を図ることは違法(ベルギー)

ベルギーのの独占禁止法規制当局は、薬局におけるOTC医薬品の配置に関する反競争的なカテゴリーマネジメント契約に関連し、ジョンソン・エンド・ジョンソン・コンシューマー、ベーリンガーインゲルハイム、およびハレオンに対し制裁を科すと発表

続きを読む


妊娠6ヶ月目以降はNSAIDsは使用しないでください(仏)

日本では、NSAIDsの妊娠後期(妊娠8ヶ月)の使用は禁忌ですが、フランスANSMは妊婦に深刻なリスクを及ぼし、胎児の死亡につながる可能性があるとしては製品情報とリーフレットに妊娠6ヶ月目から禁忌とするよう記載を指示。

続きを読む


プソイドエフェドリン含有薬は処方箋が必要に(仏)

フランス当局のANSMは2024年12月10日、11日以降、プソイドエフェドリンを含む経口血管収縮薬は処方箋でのみ入手可能とし、その使用には体系的な事前の医師の助言が必要となると発表(Xに2024.12.10投稿したものを再構成しました)

続きを読む


アセトアミノフェンの包装制限の背景とその意味は(豪州)

豪州では2月からアセトアミノフェン(パラセタモール)の包装制限が開始されています。

この新しい規制は、若者による中毒による自傷行為を減らすことを目的としています。(Xに2025.01.20,、2024.12.14に投稿したものなどを再構成しました) 続きを読む