新年明けましておめでとうございます。
今年春になりようやく余裕ができたことから、去年4月からブログを再開、去年だけで223の記事(過去のXへの再構成なども含む)のアップと、Xへの投稿を簡略に紹介した「論文・報告あれこれ」も継続することができました。(過去の投稿もさかのぼってチェックしました)
さて、昨年は改正薬機法の公布、OTC類似薬の追加負担の導入決定など大きな節目の一年となりました。これらを踏まえると、今年は次のような点を注目しています。
1.改正薬機法が5月から一部施行
指定濫用防止医薬品の販売はうまく運用されるか
また、まだ詳細が決まっていない、コンビニでの医薬品販売や零売の取り扱いはどうなっていくか
2.調剤報酬の大きな見直しがあるか
調剤基本料、かかりつけ薬剤師の取り扱い、地域連携加算の要件などはどうなるか
3.緊急避妊薬のアクセスが改善するか
2月2日に特定要指導医薬品としてのノルレボの販売が開始されますが、産婦人科との連携などハードルはやはり高く、肌感覚では取り扱い薬局は2割程度ではないかと思っています
生活者、当事者の期待に果たして応えられるか
4.シアリスなどの新たな要指導医薬品の発売が開始されるか
要指導・一般用医薬品部会での製造販売の承認が了承された、シアリス、メノフェミニン、エピナスチン点眼液の販売が開始されるか(いずれもまだ了承後のパブコメが実施されていない)
4.オセルタミビルなどの市販化の道が開けるか
インフルエンザ治療薬の転用について現在パプコメが実施されていますが、とりまとめ次第開催される評価会議でどう取り扱われるか
5.追加料金の対象となるOTC類似薬のリストはどうなるか
医療保険部会で示された77品目はいろいろと問題があり、おそらく見直しが行われると思います
来年3月の実施に向け、リストについてどのような検討が行われ、また、どういった場合が除外となるのか
6.日薬の地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストはうまく進むか
7.調剤外部委託は試行から実現に向かっていくのか
8.政治や国民の薬剤師の職能について期待が高まるか(これは無理か)
この他にも注目点もあると思いますが、調剤だけではなく、セルフケア支援など実店舗での取り組みの強化が求められる1年となりそうです。
年末年始も、地域薬剤師は病院薬剤師より劣っているなどとして、一部の医クラの方たちからはこういったはとても任せられないと日本ではほとんど伝えられていないことにあると思います。
今や厚労省や薬剤師会は地域包括ケア医療システムへの貢献がばかりに目が行き、限られた医療資源と医療財源の下で、日本の医療提供システムはどうあるべきか、また、国民のセルフケア支援と健康増進などファーストアクセスのインフラとして地域薬局・薬剤師は何ができるかの視点が不足していることが否めません。
あるべき姿などを自問しつつ、今年も国内外の最新情報を発信していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。
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2026年01月01日 23:51 投稿
