Category Archives: 地域薬剤師

開局薬剤師の取組みを紹介します。

医療提供における薬剤師の役割を認めよ(FIP/WHO Europe)

FIPとWHO Europeは共同で、薬剤師職能の変革が遅々として進まないことは、医療システムにとって大きな代償を伴うとした論文を掲載(Xに2024.09.25に投稿したものを再構成しました)

【FIP 2024.09.24】
Joint FIP-WHO Lancet article aims to raise awareness of the roles that pharmacists can play in health care
https://www.fip.org/news?news=newsitem&newsitem=606

WHO欧州地域事務局とFIPが共同で執筆したこの論文(コメント)は、進展率に影響する要因と、どうすれば好事例を再現し拡大できるかを述べています。

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無菌調剤が可能な薬局は各地域に適切に配置されているか(国内調査)

岐阜薬大の報告
無菌調剤が可能な薬局がどう分布されているかを厚生局のデータから解析
(Xに2024.10.17したものを再構成しました)

Integr Pharm Res Pract. 2024 Oct 4】
Geographical Disparities in the Distribution of Community Pharmacies Providing Aseptic Preparation Services in Japan
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11460271/

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日本人女性から見た日韓の経口避妊薬のアクセスの違いへの戸惑い(Update)

阪大と韓国延世大の共同研究

処方箋なしで経口避妊薬が入手できる韓国ですが、韓国に長期居住した日本人に日本との違いに感じたことをインタビューでまとめたもの

日本の課題が浮き彫りになっていて興味深い(Xに2024.10.18に投稿したものを再構成しました)

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薬剤師による追加サービスの現状と課題(マレーシア)

マレーシアにおける薬剤師の業務の中心は、調剤からカウンセリングの提供、軽微な健康問題の管理、健康診断の実施へとシフトしてきた。

この報告では、行われている追加サービスについてその内容と取り組み状況、現場薬剤師の認識について調査(Xに2024.10.23に投稿したものを再構成しました)

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保護者の約65.5%が子どもの残み残しの再利用を容認(国内研究)

日本における小学校就学前の6歳未満の子どもの主な保護者を対象とした横断研究

保護者の属性、子どもの属性、急性期薬の残薬処理の実際、慢性期薬の残薬処理の実際、短期期薬の残薬処理の実際、抗生剤の残薬処理の実際、外用薬の残薬処理の実際、残薬に対する態度について、8つの領域と40の質問項目を作成した(Xに2024.10.25に投稿したものを再構成しました)

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診療報酬1点8円提案は本当なのか? そして私たちへの影響は?

4月23日財政審で、医師偏在対策に関する診療報酬上の措置として、従前からの財務省の主張である、地域別診療報酬の仕組みの活用が改めて提示されています。

20250423_18

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韓国における在宅業務への取り組み

韓国における在宅業務への取り組み

薬剤師による在宅訪問サービスが服薬アドヒアランスと一般的な服薬知識に及ぼす影響を評価した、韓国京畿道の保健所と薬剤師会による共同研究(Xに2024.11.24に投稿したものを加筆再構成しました)

PLoS One. 2024 Nov 22】
Effects of pharmacist-led home visit services and factors influencing medication adherence improvement
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11584129/

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地域薬局でのHIV検査サービス(仏)

フランスでは、USPOとFSPFの薬剤師組合とフランスエイズ協会が協力し、一部の地域でHIVスクリーニング・サービスが行われている。(Xに2024.12.06に投稿したものを再構成しました)

【FSPF 2024.12.04】
Dépistage du VIH en pharmacie : c’est parti !
https://www.fspf.fr/depistage-du-vih-en-pharmacie-cest-parti/

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ドイツにおけるコミュニティ薬局サービスの現状と課題

ドイツにおける、有償のコミュニティ薬局サービスの導入状況、導入における障壁、障壁を克服するための解決策、将来展望について検討とした論文(Xに24.12.07に投稿したものを再構成しました)

BMC Health Serv Res. 2024 Nov 25】
Implementation, barriers, solving strategies and future perspectives of reimbursed community pharmacy services – a nationwide survey for community pharmacies in Germany
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11590365/

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プライマリケアにおける薬剤師の役割を拡大するための医薬品の分類(豪・NZ)

2024年2月1日時点で、処方箋なしで薬剤師が販売できるよう法的に分類された医薬品を特定し、ニュージーランドとオーストラリア両国間で比較したうえで、プライマリ・ケアにおける薬剤師の役割を拡大するために医薬品の分類をどのように利用できるかについて考察した。(2024.12.22にXに投稿したものを再構成しました)

【J Prim Health Care. 2024 Dec;16(4):372-381】
Contribution of the community pharmacist workforce to primary care through the lens of medicines classification: comparison of Aotearoa New Zealand and Australia
https://publish.csiro.au/hc/Fulltext/HC24050

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