Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

スタチンと糖尿病発症リスク他(EMA・PhVWP)

 12月12-14日に開催された、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)のファーマコビジランス作業部会(PhVWP)のMonthly reportが10日公表され、いくつかの医薬品で注目の評価報告書が示されています。 続きを読む


糖尿病患者へのラジレスとARB/ACEの併用回避を勧告

 TOPICS 2011.12.24 で紹介したラジレスによるALTITUDE試験の中止発表の件ですが、日本でも予防的措置として、糖尿病患者へのラジレスとARBまたはACE阻害薬を併用しない、すでに併用治療が行われている患者については、ラジレスの投与中止を求めるアナウンスがノバルティス社により行われました。 続きを読む


糖尿病患者へのラジレスとARB/ACE併用は留意が必要

 ノバルティス社が20日公表した、レニン阻害薬のアリスキレン(ラジレス錠)に関する臨床試験の中止が各国で波紋を呼んでいます。 続きを読む


リゾチーム製剤の歯槽膿漏などの適応削除が申請

 セラペプターゼ製剤(ダーゼン)の回収を発端とした、リゾチーム塩酸塩などの消炎酵素剤の有効性をめぐる問題ですが、今日12月22日に開催される食品衛生審議会の医薬品再評価部会に先立って、発売メーカーが適応症削除の申請を21日に行っています。 続きを読む


タミフルと突然死(国内研究)

 NPO法人医薬ビジランスセンターの浜六郎氏らの研究グループは、タミフル使用で突然死が増加するとした研究結果を International Journal of Risk & Safety in Medicine 誌で明らかにしています。 続きを読む


SSRIと出血傾向

 SSRIについては、添付文書で出血の危険性を高める薬剤を併用している患者や出血傾向又は出血性素因のある患者への投与は慎重投与となっていますが、ニュージーランド当局のMEDSAFEが季刊で発行する Prescriber Update (→リンク)では、これらは血小板減少機能を変化させるために注意することを呼びかけています。 続きを読む


ドロスピレノンのベネフィット・リスク(米FDA諮問委)

 8日、静脈血栓塞栓症(VTE:venous thromboembolic)の懸念が指摘されているドロスピレノン(日本ではヤーズ配合錠に配合、適応症は月経困難)の安全性についての検討を行う、注目の米FDAの諮問委員会が開かれました。 続きを読む


SSRI learning module(英MHRA)

 英MHRAでは、医薬品による害を最小限に抑えため、このほど、Reducing medicine risk というページを開設し、learning module というWEB学習ツールの提供を開始しています。 続きを読む


ロスバスタチンと女性化乳房(EMA・PhVWP)

 11月14-16日に開催された、欧州医薬品庁(EMA)のヒト医薬品員会(CHMP)の医薬品安全性監視作業部会(PhVWP)のMonthly reportが24日、公表されています。 続きを読む


SJS、TENに留意すべき薬剤(欧州医薬品庁)

 前記事の2011年4月から7月までの外国における新たな措置の報告状況[PDF:663KB]のp.19を見て思い出したのですが、9月開催の欧州医薬品庁(EMA)のヒト医薬品員会(CHMP)の医薬品安全性監視作業部会(PhVWP)で、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)および中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの重篤な皮膚反応のリスクが高い薬剤について、製品情報に関する統一的表示を記載することが勧告されています。 続きを読む