Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

スタチンと高血糖、認知機能障害について注意喚起(米FDA)

 米FDAは28日、血糖上昇や記憶障害に関する警告などを含むスタチンについて安全性に関するラベルの変更を認可したことを明らかにしました。 続きを読む


糖尿病患者へのラジレスとARB/ACEの併用は禁忌(欧州医薬品庁)

 欧州医薬品庁(EMA)は17日、アリスキレン(商品名:ラジレス、海外では配合剤もあり)についてのレビュー結果を明らかにし、ARBまたはACE阻害剤とラジレスとの併用については、糖尿病患者及び中等度から重度の腎障害への患者については禁忌とする勧告を行いました。 続きを読む


抗肥満薬オルリスタットのリスクベネフィット(EMA)

 欧州医薬品庁(EMA)は16日、抗肥満薬のオルリスタット(Alli、Xenical)と肝障害の関連性についてのレビュー結果を明らかにしています。 続きを読む


治りにくい下痢はPPIの使用との関連を疑え(米FDA)

  Clostridium difficile 関連の下痢(CDAD:Clostridium difficile–associated diarrhea)とPPIの使用との関連性については、以前から指摘されているところですが、米FDAは8日、より踏み込んだ注意喚起を行っています。 続きを読む


国立医薬品食品衛生研究所報告から

 前記事で紹介した国衛研の報告には、現場と関係がある興味ある研究や報告があります。このうち最近のもので目に留まったものをいくつかを紹介します。 続きを読む


抗精神薬の安全情報の解析(国衛研報告)

 PubMed で検索を行っていたところ、国立医薬品食品衛生研究所(国衛研)が毎年報告書をWEBに掲載していることを初めて知りました。この研究は2011年の報告書に掲載された研究です。 続きを読む


ラジレス情報(カナダ)

 ヘルスカナダ(Health Canada)は23日、ノバルティスのカナダ法人が18日付けで医療専門職向けに宛てた安全性情報(Letter)を明らかにし、今回の情報を支持するとしています。 続きを読む


2012年度の厚労省の方針(関係部局長会議)

 19、20日の2日間にわたり、都道府県などの担当者に2012年度の厚労省の方針を説明する全国厚生労働関係部局長会議が開催されています。 続きを読む


タミフルの有用性に疑問(コクランレビュー)

 18日、ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル、リレンザ)の効果についてのコクランのシスティマテイックレビューの更新版が発表されています。結果もさることながら、必要なデータが製薬会社から開示されなかったとして、十分な評価が行えないとの異例のコメントが付されたことから、各紙が取り上げています。(現在も各記事を検証中。一部、翻訳・解釈に自信がないところがありますのでご了承を) 続きを読む


ラジレスとARB/ACEの併用は高カリウム血症のリスクを高める

 現在、糖尿病患者へのアリスキレン(ラジレス)とACE阻害薬/ARBとの併用を控える勧告(TOPICS 2011.12.28)が行われていますが、併用療法における高カリウム血症の発症リスクを調べたメタアナリシスがBMJ誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む