Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

OTC医薬品の活用を検討する米FDA公聴会(続報)

日本での報道は現時点ではほとんどないということもあり、TOPICS 2012.03.23 の話題については多くの方にご興味を頂きました。 続きを読む


米国も糖尿病患者へのアリスキレンとARB/ACEの併用は禁忌に

 米FDAは20日、アリスキレン(米国:Tekturna他、日本:ラジレス)についてのレビュー結果を明らかにし、ARBまたはACE阻害剤とラジレスとの併用については、2型糖尿病患者に対しては禁忌に、また中等度から重度の腎障害への患者については投与を避けるとしたラベルの変更を行うと発表しました。 続きを読む


臨床試験データはすべて開示されるべき(欧州)

 タミフルの有用性について行われたコクランのシスティマテイックレビュー(TOPICS 2012.01.18)では、必要なデータが製薬会社から開示されず、十分な評価が行えなかったことが問題視されましたが、このレビューアーらが改めてPLos Medicine 誌で、臨床データの全ての開示を求める記事を10日掲載しています。 続きを読む


ベタニス錠、FDA諮問委で承認支持を得られるか

 世界に先駆けて日本で承認されている、選択的β3アドレナリン受容体作動性過活動膀胱治療剤のベタニス錠(成分名:ミラベグロン)ですが、5日に米FDAの諮問委員会で承認についての審議が行われます。 続きを読む


トリクロサン、人体には安全だが環境には影響あり(カナダ)

  日本でも抗菌剤として石鹸などに広く配合されているトリクロサンですが、ヘルスカナダは30日、人体の健康に有害ではないが、環境には有意に害があるとした評価の草案をまとめ、官報で発表しています。 続きを読む


OTCの活用を検討する注目の米FDA公聴会が始まる

 TOPICS 2012.03.01 で紹介した、OTC医薬品の新たな活用を検討する米FDAの公聴会が22日、始まっています。 続きを読む


ニコランジルによる潰瘍はさまざまな粘膜で発現しうる

 日本でも狭心症などに広く使われているニコランジル(シグマート)ですが、重大な副作用として、「口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍」が記載されていることは皆さんもご存じだと思います。20日、これらの潰瘍が、性器や膣などのあらゆる粘膜でも発生しうるとした安全性情報が、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé→現在はANSM)より発出されています。 続きを読む


5α-還元酵素阻害薬、処方前に泌尿器系チェック必要(カナダ)

 ヘルスカナダは19日、前立腺肥大症治療薬として使用されている5α-還元酵素阻害薬(5-ARIs)のフィナステリド(本邦で低用量のものがプロペシアとして販売)、デュタステリド(アボルブ)について、 高グレード前立腺がん(High-grade prostate cancer)の発症リスクが増大する可能性があるとして、安全性情報を発出しています。 続きを読む


体験談で禁煙キャンペーン(米国)

 米疾病対策センター(CDC)は15日、喫煙者の体験談などを中心としたたばこに関する教育キャンペーン”Tips From Former Smokers”を開始すると発表しています。 続きを読む


経口避妊薬とスタチンの継続使用に処方せんは不要(豪州)

 豪州保健相のPlibersek は1日、国民健康保険(地域薬局合意)に関する法案が1日に可決され、経口避妊薬とスタチンなどの高コレステロール治療薬について、継続処方などの条件はあるものの、処方せんなしで購入できることが近く可能となることを明らかにしています。(各紙によれば7月実施) 続きを読む