Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

プラザキサによる出血死は世界で256例(欧州医薬品庁)

 既に、TOPICS  9.27 のコメント欄でドイツ国内の報道として紹介済みですが、欧州医薬品庁(EMA)は18日、正式にダビガトラン(プラサキサ、海外はpradaxa)による重篤な出血による死亡症例が世界で256例に達していることを明らかにしています。 続きを読む


過疎地における医薬品供給は誰が担うか?

 医薬品のネット販売の是非でいつも引き合いに出される、離島や過疎地における医薬品供給を誰が担い手となるかという問題ですが、北海道では、道の支援の下、北海道薬剤師会が拠点となる「地域医療支援センター薬局」を札幌に設置し、さらに、道北、道南、道東、十勝、オホーツクの各地方に抗がん剤も調剤できる基幹薬局を整備、ここから無薬局地域の患者宅に薬剤師を派遣するという検討が行われているそうです。 続きを読む


豪州上院がたばこ包装規制法案を可決、来年12月実施へ

 TOPICS 2011.04.11  2011.09.18 で紹介した、ロゴ、ブランド・イメージ、シンボルなどの使用禁止と、文字の使用制限などを規定した豪州のたばこ包装に関する法案が10日上院議会で可決され、8月に法案を可決した下院で修正案が承認される必要があるものの、2012年12月からの実施が事実上決まったそうです。 続きを読む


米国におけるこの一年の新薬承認状況

 米FDAは3日、この一年間における新薬の承認状況をまとめたレポートを公表しています。 続きを読む


子どものADHD治療薬の使用と心血管イベント(米FDA)

 メチルフェニデートなどのADHD治療薬についてはこれまで、心血管イベントとの関連性が懸念されてきましたが、1日米FDAは、大規模後ろ向きコホート研究の結果を公表し、子ども(children and young adults)への使用と心血管イベントとの関連性はないとする見解を明らかにしています。 続きを読む


栃木県の地域連携パス

 地元の話題ですみません。 栃木県では、TOPICS 2011.07.20 で紹介したように、医師会主導で脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病の地域連携クリティカルパス(連携パス)について県内統一のものができましたが、今のところ県のHP等にはまだ掲載されていません。 続きを読む


ドンペリドンとQT延長・不整脈

 ドンペリドン(ナウゼリン錠他)の副作用というと、錐体外路症状が有名ですが、EMAのファーマコビジランスの専門調査会は27日発出の Monthly Report で、ドンペリドンの使用と重大な心室性不整脈や突然死のリスク増と関連している可能性があるとして注意を呼びかけています。 続きを読む


ガーダシルの男児への接種を勧奨(CDC予防接種諮問委)

 各紙によれば、米国疾病対策センターの予防接種実施諮問委員会(ACIP:the Advisory Committee on Immunization Practices of the Centers for Disease Control and Prevention)は25日、HPVワクチンのガーダシルについて11~12歳への定期接種の勧奨を評決したそうです。 続きを読む


バレニクリン(チャンピックス)更新情報(米FDA)

 米FDAは24日、バレニクリン(チャンピックス、米販売名はchantix)の更新情報を発表し、現時点ではバレニクリンの使用で精神神経系の有害事象が高まることはないとしたレビュー結果を明らかにしています。 続きを読む


米国人の10人に1人が抗うつ薬を使用

 薬大国と言われる米国ですが、19日、CDC(疾病対策センター)から、12歳以上の抗うつ薬の使用上状況(2005-2008年)をまとめたレポートが公表されています。 続きを読む