Tag Archives: afssaps

ニコランジルによる潰瘍はさまざまな粘膜で発現しうる

 日本でも狭心症などに広く使われているニコランジル(シグマート)ですが、重大な副作用として、「口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍、消化管潰瘍」が記載されていることは皆さんもご存じだと思います。20日、これらの潰瘍が、性器や膣などのあらゆる粘膜でも発生しうるとした安全性情報が、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé→現在はANSM)より発出されています。 続きを読む


ANTIBIOTIC AWARENESS WEEK

 11月18日は、2008年から始まった“European Antibiotic Awareness Day”であるのと同時、今週14日から20日までの1週間はCDCの“Get Smart Week”で、欧米ではさまざまな取り組みが行われています。 続きを読む


監視が必要な医薬品リストを再分類(フランス)

 TOPICS 2011.02.01で、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)が、継続的なモニタリングが必要な77の成分と12の薬効群を公表したことを紹介しましたが、13日、このリストを見直したことを明らかにしています。 続きを読む


仏当局、ピオグリタゾン製剤の一時使用停止を発表

 フランス保健製品衛生安全庁(Afssaps)は9日、ピオグリタゾン(アクトス他)製剤の膀胱がんリスクについてのレビュー結果を明らかにし、潜在的なリスク増が示唆されたとして、ピオグリタゾン製剤の使用の一時停止(新規処方の禁止)を発表しました。 続きを読む


ピオグリタゾンの膀胱がんリスクへの懸念(フランス)

 米FDAでは現時点では安全性に問題はないとされている(TOPICS 2010.09.18)、ピオグリタゾン(アクトス)の膀胱がんの発症リスクですが、フランスでは安全性への懸念が広がっているようです。英語のソースも少なく、記事にするのを躊躇していましたが、ここにきて英語の記事も出てきたので少し紹介したいと思います。 続きを読む


小児に咳止め薬は使用すべきでない(フランス)

 まいけるさんから情報(TOPICS 2010.05.02)を頂きましたが、フランス当局のafssapsは10月28日、小児への咳止め薬の使用についての更新情報を公表し、2歳未満への使用を行わないなどとした勧告(2011年3月までに実施)を行っています。 続きを読む


2歳未満に去痰薬は推奨できない(フランス)

 小児への風邪薬・咳止め薬の使用については、その有効性と安全性をめぐって各国でレビューが行われていますが、フランスの当局のafssaps(agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)は29日、カルボシステイン・アセチルシステイン(日本では吸入薬)などの去痰薬(粘膜溶解薬)、安息香酸メグルミン?について、OTC薬(処方せん薬については現在確認中)の2歳未満への適応を削除すると発表しました。(フランス語による情報です。誤りがあるかもしれませんので、原文をご確認下さい) 続きを読む