Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

処方薬と暴力行為との関連性

 精神神経系の副作用のうち、暴力行為との関連性が指摘されているものとして、パロキセチンなどのSSRIが有名ですが、PLos ONE 誌のオンライン版に、バレニクリン(チャンピックス、米国名:Chantix)もSSRIと同様に関連性の可能性が示唆されるとする論文が発表されています。(誤訳等がございましたらご指摘下さい) 続きを読む


チラーヂンSは就寝前服用の方がより効果的(オランダ研究)

 論文を紹介しているソースがPJくらいしかなく、アブストラクトしかみれないので、ちょっと自信がないのですが、興味深いので紹介したいと思います。(原文で確認を) 続きを読む


薬物療法における医師と薬剤師の関係(世界医師会声明)

 10月13日~15日、カナダのバンクーバーで世界52 医師会および赤十字国際委員会、国際女医会、カナダ医政局連合など10 団体が参加して世界医師会(WMA)の総会が開かれています。この総会では、私たちと関連のある声明が採択されているので、紹介したいと思います。 続きを読む


妊娠中の鎮痛剤使用と出生男児への影響

 妊娠期であっても、頭痛などの痛み緩和のため鎮痛剤の使用が必要な場合があると思いますが、OTC配合の一般的な成分であっても時期や使用量によっては、出生男児に停留睾丸(cryptorchidism、停留精巣)の発症リスクが高まる可能性があるとの論文がHuman Reproduction 誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む


DHAに認知症の進行を遅らせる効果は見出せず

 3日のJAMA 誌に、軽度~中等度の認知症(Alzheimer Disease)にDHAサプリメントを使用しても、進行の予防に有用でないとする論文が発表されています。 続きを読む


ティーン女子への処方せんなしでのピルの供給(英国)

 TOPICS 2009.12.12 で、16歳以上の人にピルを薬局で処方せんなしで販売するという英国内の試行事業を紹介しましたが、今度はlsle of Wight という地域で、13歳以上16歳未満を対象とした試行事業(こちらは販売ではなく、必要者に無料供給?)が開始され、 英国内で波紋を呼んでいます。 続きを読む


プソイドエフェドリンの不適正販売で7760万ドルの罰金(米国)

 全米で7100以上の店舗がある大手ドラッグチェーンのCVS/pharmacyは14日、プソイドエフェドリン(PSE)配合剤の不適切な販売に対し、7760万ドルを支払うことで司法当局と合意したと発表しました。 続きを読む


Priscus-Liste (ドイツ版 Beersリスト)(Update)

 ドイツの研究グループはこのほど、高齢者に対し潜在的に不適当な薬(PIM:potentially inappropriate medications)のリストを、Die Priscus-Liste(the PRISCUS List) としてまとめ、Deutsches Ärzteblatt International 誌で発表しています。 続きを読む


Teenでもアセトアミノフェンで喘息リスク増大か

 TOPICS 2008.09.20  で、乳幼児のアセトアミノフェンで喘息のリスクを増すかもしれないとした論文を紹介しましたが、 同じ国際研究下で今度は13・14歳(Teen)を対象とした研究結果が公表されてます。 続きを読む


ビスホスホネートは食道がんなどのリスクを増大させない

 JAMA 誌にビスホスホネート製剤に懸念されている癌リスクは増大しないとする論文が掲載されています。 続きを読む