Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

生活者にとって薬の専門家は誰?(米国調査)

 米国では地域薬局の薬剤師活動の理解と社会の評価は高いと思っていましたが、Int J Clin Pharm 誌に発表された調査結果を見ると、普段薬剤師が行うべきと考える業務のいくつは、薬剤師の熱意に関わらず、生活者には必ずしもまだ十分理解されていないという現状を垣間見ることができます。 続きを読む


薬学生から見た Pharmaceutical Care(フランス)

 海外でも日本と同様、地域薬局ではさまざまな新たな活動を模索していますが、この研究はフランスの薬学部に通う最終年次の学生にその現場を見て感じたことや、将来の課題についてアンケート調査を行い、その結果を検討したものです。 続きを読む


カルシウム拮抗薬は胃腸症状を悪化させる(国内研究)

  ニフェジピンなどカルシウム拮抗薬(CCB)が下部食道括約筋を弛緩させ、胃腸症状を悪化させる可能性があることは知られていますが、地域薬局も参加したこの後向きコホート研究ではこれを裏付ける結果が得られています。 続きを読む


リピトールのOTC化を検討?(米国)

 3日、Wall Street Journal 紙 と New York Times 紙 が米国内での特許がこの秋に切れるリピトールについて、ファイザー社がOTC化を検討しているのではないかと報じ話題になっています。 続きを読む


タミフルとせん妄・意識障害の関連性(国内研究)

 既に一部サイトで紹介されている論文ですが、全文を見ることができたので紹介します。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2011年7月

  今月のちょっと気になった論文や報告です。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む


スイッチOTC医薬品の選定要件は?(厚生労働科学研究)

 今年の新年雑感(TOPICS 2011.01.01)で紹介した、望月眞弓康応大教授らが行っていた「スイッチOTC医薬品の選定要件」などについての厚生労働科学研究ですが、この春にまとめられ、日本OTC医薬品協会(http://www.jsmi.jp/)のウェブサイトにその報告書が掲載されています。 続きを読む


去痰薬、乳児への有用性はない(フランス研究)

 以前、気管支内の分泌物増加のため気管支が閉塞し入院となったケースが相次いで報告されているとして、フランス保健製品衛生安全庁(afssaps:agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)が、カルボシステイン・アセチルシステイン(日本では吸入薬)などの去痰薬(粘膜溶解薬)の2歳未満への使用を禁止したことを紹介(TOPICS 2010.05.022010.11.21)しましたが、その根拠ともなった有害事象の症例の事例をまとめた報告をフランスの研究グループが Plos One 誌に発表しています。 続きを読む


地域における在宅医療の進展状況(日医総研・都調査)

 日医総研はこのほど地域における在宅医療の進展状況に関する調査をまとめたワーキングペーパーを公表しています。 続きを読む


公衆衛生分野における薬剤師活動の認知と期待はこれから

 ”Public health community pharmacy”をキーワードにGoogle検索をしていたらヒットした、つい最近発表された論文です。 続きを読む