Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

男性の鎮痛剤常用は難聴をもたらすかもしれない

 OTC医薬品として日本でも広く配合されている、アスピリン、イブプロフェンなどのNSAIDs、アセトアミノフェンといった鎮痛剤を常用すると、難聴(Hearing Loss)のリスクが高まるとした論文が、The American Journal of Medicine 誌に掲載されています。 続きを読む


子どもの喘息治療、Step-upはLABAsの追加が有用だが

 2010.02.19 のTOPICSで、米FDAからLABAs(長時間作用型β刺激吸入薬)の使用の事実上の慎重使用の勧告が示されたことを紹介しましたが、2日、NEJM 誌のOnline First に、ステロイド吸入による喘息治療を行っている子どもが治療のステップアップが必要な場合、ステロイド増量やロイコトリエン拮抗薬の併用より、LABAsの併用がより有用であるとした論文が掲載されています。 続きを読む


パロキセチンがタモキシフェンの作用を減弱させるかもしれない

 既に、日本でもタモキシフェン(ノルバデックスなど)の添付文書に注意喚起の記載はありますが、BMJ 誌のOnline First に、パロキセチン(パキシル)がタモキシフェンの作用を減弱させるとした論文が掲載されています。 続きを読む


エストロゲン単独のHRTは喘息リスクを高めるかもしれない

 Thorax 誌のOnline Firstに、閉経後の女性がエストロゲン単独のHRTを受けると、HRTを受けていない人に比べて喘息の発症リスクを高めるとした論文が掲載されています。  続きを読む


デキストロメトルファン濫用で小学校がパニック(タイ・バンコク)

 日本ではほとんど注目されていないデキストロメトルファン(DXM)の濫用問題ですが、タイのバンコク市内のある小学校で、4〜6年生の児童83人がDXMの錠剤を過量服用して、緊急搬送された騒ぎを地元各紙が伝えています。 続きを読む


ATM型調剤マシーン“KIOSK”(カナダ・トロント)

 カナダのニュースサイトを見ていたら、トロントの病院内に遠隔操作で調剤薬を販売する機械導入されることがちょっとした話題になっていました。 続きを読む


海外でOTC薬はどのように販売されているか

 少し前の情報ですが、厚生労働科学研究成果データベースを見ていたら、海外でOTC薬の陳列や販売がどのように行われているかを調査した報告書が掲載されていました。 続きを読む


ARBが高齢男性の認知症リスクを低下させるかもしれない

 12日、BMJ 誌のonline FirstにARBが認知症のリスク低下させる可能性があるとした論文が掲載され話題になっています。 続きを読む


地域における高齢者への薬学的ケアの意義は小さい(英国研究)

 英国では、地域におけるファーマシューティカル・ケア(以下、薬学的ケア)の有用性を調べた、“RESPECT trial”(Effectiveness of shared pharmaceutical care for older patients)という研究が2003年に行われていますが、その解析結果がBritish Journal of General Practice 誌に掲載されています。 続きを読む


抗うつ薬、ベネフィットは重症度の高い人に限られる(米国研究)

 6日、JAMA 誌に、軽度や中等度のうつ症状に抗うつ薬は効果がないとした論文が掲載され、波紋を呼んでいます。 続きを読む