Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

アセトアミノフェンの長期連用と血液がんリスク

 アセトアミノフェンの長期連用と血液がんのリスクについて調べた研究が Journal of Clinical Oncology 誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む


心筋梗塞後のNSAIDsの使用と再発リスク

 心臓病の既往歴のある患者さんへのNSAIDsの使用については、NSAIDsの種類にかかわらず心臓血管病のリスクがあるとして特に長期使用については慎重使用が求められていますが、Circulation 誌のオンライン版に短期使用でもリスクが高まるとした研究報告が行われています。 続きを読む


チアゾリジン系薬剤による浮腫のメカニズム(東大)

 チアゾリジン系糖尿病治療薬というと、副作用として浮腫が有名ですが、その発症のメカニズムはこれまではっきりとしていませんでした。6日東京大学は、同大学の研究チームがこのメカニズムを同定したと発表しています。 続きを読む


小・中・高校生のくすり使用実態調査(国内研究)

 薬学雑誌の5月号に、福山市で行われた小・中・高校生に対するくすりの使用実態調査の結果が掲載されています。 続きを読む


離島における一般用医薬品の入手状況調査から考える

 医療薬学会やブログなどで既に紹介されている調査で、すでにご存じの方がいるかもしれませんが、薬学雑誌の5月号に詳しい結果が掲載されています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2011年4月

 WEB上には、実にさまざまなくすりや薬剤師関連の論文やその紹介記事があふれています。

 WEBニュースやNeLMなどを見ていると、本サイトでも紹介したいものも少なくないのですが、アブストラクトだけのものとかで内容がよくわからないものもあり、記事としてまとめにくいものが少なくありません。 続きを読む


高齢高血圧症患者の(暫定的)治療指針(米国)

 25日、米国心臓協会(AHA: American Heart Association)と米国心臓病学会(ACC:American College of Cardiology)は合同で expert consensus document(つまりガイドラインではない) という形で高齢者向けの高血圧の初の治療指針を発表しています。 続きを読む


新世代ピル「ドロスピレノン」と静脈血栓塞栓症リスク

  この分野については、ちょっと弱いので紹介しきれない部分がありますが、第4世代のプロゲステロンとして日本でも昨年発売されたドロスピレノン配合の新世代ピル(Yasmin、Yaz)について、従来のプロゲステロンと比べ、静脈血栓塞栓症(VTE:venous thromboembolic)リスクが高いとする論文がBMJ 誌のオンライン版に掲載され話題になっています。 続きを読む


高い中性脂肪は食生活とライフスタイルの見直しで(米国)

 米国心臓協会学会(AHA:American Heart Association)は、中性脂肪(TG)と心臓血管病の関連や治療法などについてまとめたScientific Statement を Circulation 誌のオンライン版で発表しています。 続きを読む


抗肥満薬オルリスタットの安全性

 日本でもOTC医薬品としての開発がすすめられているオルリスタット(orlistat、販売名:OTC薬-Alli、処方せん薬-Xenical)ですが、米医薬品監視団体のPublic Citizen は14日、販売中止を求める請願書をFDAに提出したことを明らかにしています。 続きを読む