Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

食塩水による鼻洗浄、やりすぎは逆効果?

 米国マイアミで開催された、the American College of Allergy, Asthma and Immunology (ACAAI) 年会での発表ですが、今までの常識を覆す可能性があるとして、複数のメディアで取り上げられています。 続きを読む


アセトアミノフェンの使用と喘息リスクは関連か(カナダ研究)

 TOPICS 2008.09.20 で、アセトアミノフェンが喘息のリスクを増すかもしれないとしたLancet 誌の論文を紹介しましたが、今度は Chest 誌 に、アセトアミノフェンの使用と喘息のリスクについて調べた、カナダの研究グループによるシステマティックレビューが掲載されています。 続きを読む


サプリメントによる葉酸摂取、妊娠期間通じて必要か?(豪州研究)

 日本でも、妊婦の積極摂取が勧奨されている葉酸ですが、妊娠後期にサプリメントの形で摂取すると生まれてくる子どもに喘息リスクが高まる可能性があるという研究結果が発表されています。 続きを読む


スタチンがインフルエンザの重症化を予防?

 スタチンを服用している人では、スタチンを服用していない人と比べ、インフルエンザが重症化して死亡する率が少ないという研究結果が米国感染症学会で報告されたそうです。 続きを読む


ワクチン接種後の発熱対策は逆効果(海外研究)

 一部のワクチンでは、接種後に発熱反応があることが知られていますが、この対応として米国などではアセトアミノフェンの予防投与が行われています。ところがこの予防投与が、ワクチンの免疫効果を減弱させるかもしれないとした研究結果が、Lancet 誌で発表されています 続きを読む


チベット医になった薬剤師

 ご案内の通り、14日は第102回研究会として、小川康先生をお招きして、「チベット医になった薬剤師 〜こんな薬剤師がいたっていいじゃない〜」というテーマでお話をうかがいました。 続きを読む


淀川水系で検出されるタミフル代謝活性体(続報)

 TOPICS 2009.06.29 の記事で、スウェーデンのウメア大学の研究チームと京都大の田中宏明教授が、淀川水系から採取した水中の、タミフルの代謝活性体であるオセルタミビルカルボン酸塩(OC:oseltamivir carboxylate)の量(2007-8年シーズン)を測定した論文を紹介しましたが、2008-9シーズンの調査結果が、Environmental Health Perspectives (EHP)誌に掲載されています。 続きを読む


オンライン性感染症スクリーニングサービス(英国)

 英国では、国内でチェーン展開をしている Lloydspharmacy が始めたサイトがちょっとした話題となっています。AFP通信の日本語版が伝えています。 続きを読む


医療従事者の3〜5割がワクチン接種を望まず(海外調査)

 日本では現在,新型インフルエンザのワクチン接種の優先順位をめぐってさまざまな議論が噴出していますが,海外ではワクチン接種は受けたくないと思っている医療従事者が少なくないという調査結果が相次いで報告されています。 続きを読む


子宮頸がん予防ワクチンと有害事象

 子宮頸がんの予防として各国で接種が勧奨されている子宮頸がん予防ワクチンですが,JAMA 誌の最新号に米国内で700万人以上が接種を受けたとされているガーダシル(Gardasil)の有害事象報告に関するレポートが掲載されています。 続きを読む