Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

スタチンがインフルエンザの重症化を予防?

 スタチンを服用している人では、スタチンを服用していない人と比べ、インフルエンザが重症化して死亡する率が少ないという研究結果が米国感染症学会で報告されたそうです。 続きを読む


ワクチン接種後の発熱対策は逆効果(海外研究)

 一部のワクチンでは、接種後に発熱反応があることが知られていますが、この対応として米国などではアセトアミノフェンの予防投与が行われています。ところがこの予防投与が、ワクチンの免疫効果を減弱させるかもしれないとした研究結果が、Lancet 誌で発表されています 続きを読む


チベット医になった薬剤師

 ご案内の通り、14日は第102回研究会として、小川康先生をお招きして、「チベット医になった薬剤師 〜こんな薬剤師がいたっていいじゃない〜」というテーマでお話をうかがいました。 続きを読む


淀川水系で検出されるタミフル代謝活性体(続報)

 TOPICS 2009.06.29 の記事で、スウェーデンのウメア大学の研究チームと京都大の田中宏明教授が、淀川水系から採取した水中の、タミフルの代謝活性体であるオセルタミビルカルボン酸塩(OC:oseltamivir carboxylate)の量(2007-8年シーズン)を測定した論文を紹介しましたが、2008-9シーズンの調査結果が、Environmental Health Perspectives (EHP)誌に掲載されています。 続きを読む


オンライン性感染症スクリーニングサービス(英国)

 英国では、国内でチェーン展開をしている Lloydspharmacy が始めたサイトがちょっとした話題となっています。AFP通信の日本語版が伝えています。 続きを読む


医療従事者の3〜5割がワクチン接種を望まず(海外調査)

 日本では現在,新型インフルエンザのワクチン接種の優先順位をめぐってさまざまな議論が噴出していますが,海外ではワクチン接種は受けたくないと思っている医療従事者が少なくないという調査結果が相次いで報告されています。 続きを読む


子宮頸がん予防ワクチンと有害事象

 子宮頸がんの予防として各国で接種が勧奨されている子宮頸がん予防ワクチンですが,JAMA 誌の最新号に米国内で700万人以上が接種を受けたとされているガーダシル(Gardasil)の有害事象報告に関するレポートが掲載されています。 続きを読む


抗インフルエンザ薬は子どもに投与すべきではない(英国研究)

 10日,BMJ 誌の Online First に,抗インフルエンザ治療薬(タミフル,リレンザ)による子どもの季節性インフルンザの治療や予防に関するシステマティックレビューが掲載され,子どもにインフルエンザの治療や予防でこれらを用いることについてエビデンスは十分ではなく,嘔吐やこれに伴う脱水症状の発現の可能性を考慮すると軽症例などでは投与すべきではない(対象は限られる)とした結論が示されています。 続きを読む


虫よけ剤ディートの安全性に懸念(フランス研究)

 世界中で広く使われている虫よけ剤ディートの安全性について,フランスの研究グループがBMC Biology誌に気になる報告を行っています。 続きを読む


子どもへのタミフル予防投与と有害事象の発現(英国報告)

 新型インフルエンザの学校での集団感染対策は各国で課題になっていますが,Eurosurveillance の最新号に,感染児童(生徒)が確認されたことにより英国内の小・中学校で実施されたタミフルの予防投与において,発現した有害事象の状況が報告されています。 続きを読む