Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

病院薬局業務のあるべき姿(FIP)

 今年の8月29日〜9月4日、スイスのバーゼルでFIP(世界薬剤師・薬学連合)第68回年会が、120カ国3000名以上が参加して開催されていますが、30日〜31日に行われた病院薬局のセクションでは病院薬剤師のあるべき姿が話し合われています。 続きを読む


プラセボの使用実態(米国研究)

 米国保健研究機構(National Institutes of Health)らの研究グループは、医療の現場でプラセボがどのように使われているかの実態調査の結果をまとめ、論文が23日、BMJ 誌のオンライン版に掲載されました。 続きを読む


バレニクリンと有害事象(米国)

 医薬品の安全使用を目指す米国の非営利団体のInstitute for Safe Medication Practices(ISMP)(http://www.ismp.org/)は23日、2008年の第一四半期(1月〜3月)に“FDA adverse event reports”で公表された有害事象を分析した“Quarter Watch: 2008 Quarter 1” を発表しました。 続きを読む


アスピリンや抗酸化薬は心臓病の一次予防には有用ではない(英国研究)

 英国の研究者らは、アスピリンが心臓病の一次予防には有用ではないとした研究をまとめ、16日、BMJ 誌のオンライン版に論文が掲載されています。 続きを読む


小児用OTC風邪薬は4歳未満に与えてはいけない(米国)

 米国の大衆薬の業界団体のCHPA(Consumer Healthcare Products Association)は7日、小児用OTC風邪薬・咳止め薬について、「4歳未満には使用しない」等とするラベル変更(自主変更)を行うと発表しました。 続きを読む


3分の1の薬局がOTC販売時に適切な対応を行っていない(英国)

 英国の消費者団体Which?は25日、OTC販売時の薬局スタッフの対応状況についての調査結果をまとめて発表しています。 続きを読む


抗コリン作用吸入薬と心臓血管病リスク

 米国では、抗コリン作用吸入薬と心臓血管病(cardiovascular risks)との関連を調べた論文が相次いで発表され、話題になっています。 続きを読む


アセトアミノフェンと喘息リスク

 Lancet 誌の最新号に掲載された、アセトアミノフェンが喘息発症リスクを増やす可能性があるとしたニュージランドの研究グループの論文が各国で話題になっています。 続きを読む


薬局でのたばこ販売禁止条例は憲法違反か(米国)

 9日、米国サンフラシスコ地元各紙は、10月1日から事実上の実施が予定されている、薬局での販売を禁止する条例(TOPICS 2008.7.30)について、規制全米でドラッグストアを展開する「ウォルグリーン」(サンフランシスコには54の店舗を構える)は、実施の差し止めを求める請求を裁判所に起こしたと伝えています。 続きを読む


SEAS trial の解析公表もがんリスクは証明されていないとの見解

 8月21日の記事で、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤Vytorinの大規模臨床試験のSEAS trial (Simvastatin and Ezetimibe in Aortic Stenosis)のがんリスクをめぐる解析について紹介しましたが、現在ドイツのミュンヘンで行われている欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)でその詳細が公表されました。 続きを読む