Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

約3割の成人が処方薬を他人とやりとりをする(米国調査)

 米国の研究者はこのほど、処方薬の他人とのやりとり(borrowing,sharing)の実態についての調査結果をまとめ、 Journal of Women’s Health 誌のオンライン版に発表しています。 続きを読む


高脂血症治療薬とがんリスク

 FDAは21日、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤のVytorinについて、がんリスクの増加と関連があるかどうかを現在調査中であることを、Early Communication(早期伝達)で明らかにしました。 続きを読む


フルーツジュースが薬の吸収に影響を及ぼすかもしれない(カナダ研究)

 20年前に、グレープフルーツジュースとカルシウム拮抗薬フェロジピンとの相互作用を発表した、カナダ西オンタリオ大学の臨床薬理学のDavid G. Bailey教授らの研究グループは、米国フィラデルフィアで行われている米国化学会の全国会議で、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、りんごジュースなどが薬物の吸収を阻害させる可能性があると発表し、カナダなどを中心に大きく報道されています。 続きを読む


抗生剤による有害事象のリスク(米国研究)

 米国CDC(疾病管理予防センター)の研究チームはこのほど、病院のED(emergency department、緊急治療室)に薬の有害事象のために訪れた通院患者(outpatient)についてのデータのうち、抗生剤関連の事例の分析結果をまとめ、Clinical Infectious Diseases 誌に発表しています。 続きを読む


PPIの長期使用と骨折リスク(カナダ研究)

 日本でも使用頻度が年々増加しているPPIですが、カナダの研究者はPPIの長期使用が骨折リスクを高める可能性があるとする研究結果をまとめ、CMAJ 誌に論文を掲載しています。 続きを読む


薬局でのたばこ販売は禁止へ(米サンフランシスコ市)

 サンフランシスコ市の行政執行委員会(San Francisco Board of Supervisors )は29日、薬局でのたばこの販売を禁止する条例を9対2で議決しました。 続きを読む


トピラマートと先天性奇形リスク

 日本でも最近承認された、トピラマート(Topamax、日本名:トピナ)についての催奇形性についての論文がNEUROLOGY 誌に発表されています。 続きを読む


WADA、バイアグラを禁止リストに加えることを検討

 ここ数日の海外各紙は、世界アンチドーピング機構(WADA:The World Anti-Doping Agency)が、バイアグラ(シルデナフィル)などの性機能改善薬を、WADAの禁止リストに加えることを検討していると伝えています。   続きを読む


バレニクリン、パイロットは使用禁止(米国)

 医薬品の安全使用を目指す米国の非営利団体のInstitute for Safe Medication Practices(ISMP)(http://www.ismp.org/)は21日、バレニクリン(Chantix、日本販売名「チャンピックス」)について、使用者で視覚異常(Vision disturbance)、不整脈(Heart rhythm disturbances)、不随意運動(Seizures and abnormal muscle spasms or movements)などの有害事象の報告があるとして、安全性が求められるパイロットや電車やバスの運転手、核施設に従事する人、クレーンの運転手などがバレニクリンの使用することには懸念があるとしたレポートを発表しました。 続きを読む


緊急避妊薬の分類が変更へ(カナダ)

 カナダの全国薬局調整機関(NAPRA:National Association of Pharmacy Regulatory Authorities)は14日、ECP(緊急避妊薬、morning-after pill、商品名“Plan B”)PlanBの一部の包装について、医薬品分類に関する諮問委員会(NDSAC:National Drug Scheduling Advisory Committee)の勧告を受け、薬局用薬(Schedule?)に分類変更すると正式に発表しました。 続きを読む