Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

コレステロール低下薬の有用性で波紋(米国)

 米国では14日にMerck 社とSchering-Plough 社が発表したENHANCE試験の中間結果(preliminary results)の発表をめぐって、大きな波紋が広がっています。 続きを読む


フランスも公共の場では全面禁煙に

 フランスで1月1日(実際の取り締まりは2日から)から、バー、ディスコ、レストランなど公共の場での禁煙が実施されました。公共の場でたばこに火をつけるだけで、最高450ユーロ(約7万4000円)の罰金が科せられる他、内部での喫煙を許した施設の責任者に対しても最高750ユーロ(約12万4000円)の罰金が科せられるとのことです。 続きを読む


玩具と製薬メーカーが合弁、ターゲットは子ども?

 21日の各紙は、玩具事業を中核に、雑貨・アパレルなどの周辺事業を手がける(株)タカラトミーと、健康食品・化粧品などのOEMを手がける(株)東洋新薬が、健康食品、栄養食品の商品企画合弁会社「株式会社タカラトミーウェルネス」を設立することで合意し、12月20日付けにて合弁事業契約書を締結したと伝えています。 続きを読む


MLBミッチェル・レポート

 皆さんもご存知のように13日、米大リーグ(MLB)の薬物汚染の実態を調査したジョージ・ミッチェル元上院議員による「ミッチェル・レポート」が公表され、日本でも大きな話題になっています。 続きを読む


医療費抑制には後発医薬品の普及が必要(健保連調査)

 健保連(http://www.kenporen.com/)は、20日記者会見を行い、「医療に関する国民意識調査」の結果を報告しました。 続きを読む


進む欧州のたばこ対策、トップは英国

 10月11日から13日まで、スイスの Baselで、第4回たばこと健康に関する欧州会議2007(4th European Conference Tobacco or Health 2007)が開催され、欧州30カ国のたばこ対策の取り組み状況が報告されています。 続きを読む


米国版おくすり手帳

 米国ヘルスシステム薬剤師会(ASHP:the American Society of Health-System Pharmacists、病院薬剤師会に相当)とASHP研究教育財団(ASHP Research and Education Foundation)は、このほど sanofi-aventis 社のバックアップを受けて、“My Medicine List”を作成したと発表しました。 続きを読む


吸入型インスリン、米国での販売中止へ

 米国ファイザー社は18日、第3四半期の業績発表の中で、吸入型のインスリン製剤“Exubera”の販売を中止すると発表しました。発売2年も経たないうちに販売中止になるとは驚きです。 続きを読む


小児用OTC風邪薬・咳止め薬、自主回収へ(米国)

 1週間後に、小児OTC風邪薬の有効性・安全性についての検討を行う米FDA諮問委員会の開催を控えた11日、小児用のOTC風邪薬・咳止め薬を発売する米国のメーカー各社は、過量服用の可能性があるとして、2歳未満への適応のある経口のOTC風邪薬・咳止め薬について、市場品を自主回収すると発表しました。すでにドラッグストアなどでは、商品の店頭からの撤去も始まっています。 続きを読む


タミフルは下水処理でも分解されず、耐性獲得のリスクに

 スウェーデンのウメア大学の研究チームは、タミフルの活性成分は、通常の下水処理で取り除くことができず、また紫外線照射によっても分解されずに自然界に排水とともに放出されるため、排水口近くの野生のカモなどがこれをエサとともに摂取した場合、ウイルスが突然変異を起こしてタミフルに対して耐性を獲得してしまう危険があるとする研究結果を、PLoS One 誌に発表しています。 続きを読む