Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

アスピリンや抗酸化薬は心臓病の一次予防には有用ではない(英国研究)

 英国の研究者らは、アスピリンが心臓病の一次予防には有用ではないとした研究をまとめ、16日、BMJ 誌のオンライン版に論文が掲載されています。 続きを読む


小児用OTC風邪薬は4歳未満に与えてはいけない(米国)

 米国の大衆薬の業界団体のCHPA(Consumer Healthcare Products Association)は7日、小児用OTC風邪薬・咳止め薬について、「4歳未満には使用しない」等とするラベル変更(自主変更)を行うと発表しました。 続きを読む


3分の1の薬局がOTC販売時に適切な対応を行っていない(英国)

 英国の消費者団体Which?は25日、OTC販売時の薬局スタッフの対応状況についての調査結果をまとめて発表しています。 続きを読む


抗コリン作用吸入薬と心臓血管病リスク

 米国では、抗コリン作用吸入薬と心臓血管病(cardiovascular risks)との関連を調べた論文が相次いで発表され、話題になっています。 続きを読む


アセトアミノフェンと喘息リスク

 Lancet 誌の最新号に掲載された、アセトアミノフェンが喘息発症リスクを増やす可能性があるとしたニュージランドの研究グループの論文が各国で話題になっています。 続きを読む


薬局でのたばこ販売禁止条例は憲法違反か(米国)

 9日、米国サンフラシスコ地元各紙は、10月1日から事実上の実施が予定されている、薬局での販売を禁止する条例(TOPICS 2008.7.30)について、規制全米でドラッグストアを展開する「ウォルグリーン」(サンフランシスコには54の店舗を構える)は、実施の差し止めを求める請求を裁判所に起こしたと伝えています。 続きを読む


SEAS trial の解析公表もがんリスクは証明されていないとの見解

 8月21日の記事で、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤Vytorinの大規模臨床試験のSEAS trial (Simvastatin and Ezetimibe in Aortic Stenosis)のがんリスクをめぐる解析について紹介しましたが、現在ドイツのミュンヘンで行われている欧州心臓病学会(European Society of Cardiology)でその詳細が公表されました。 続きを読む


約3割の成人が処方薬を他人とやりとりをする(米国調査)

 米国の研究者はこのほど、処方薬の他人とのやりとり(borrowing,sharing)の実態についての調査結果をまとめ、 Journal of Women’s Health 誌のオンライン版に発表しています。 続きを読む


高脂血症治療薬とがんリスク

 FDAは21日、シンバスタチン(リポバス)とエゼチミブ(ゼチーア)との合剤のVytorinについて、がんリスクの増加と関連があるかどうかを現在調査中であることを、Early Communication(早期伝達)で明らかにしました。 続きを読む


フルーツジュースが薬の吸収に影響を及ぼすかもしれない(カナダ研究)

 20年前に、グレープフルーツジュースとカルシウム拮抗薬フェロジピンとの相互作用を発表した、カナダ西オンタリオ大学の臨床薬理学のDavid G. Bailey教授らの研究グループは、米国フィラデルフィアで行われている米国化学会の全国会議で、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、りんごジュースなどが薬物の吸収を阻害させる可能性があると発表し、カナダなどを中心に大きく報道されています。 続きを読む