Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

PPIには黒枠警告が必要(Public Citizen)

 近年、有害事象や相互作用についての研究や報告が少なくないPPIですが、米国の医薬品監視団体のPublic Citizen は23日、PPIについて重大の有害事象のリスクがあるとして、米国の添付文書でもっとも重い、黒枠警告(black box warnings)で注意喚起を行うことや患者向医薬品ガイドにこれらを盛り込むことを求める請願書をFDAに提出したと発表しています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2011年8月

 今月のちょっと気になった論文や報告です。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む


寝酒が睡眠などに及ぼす影響(国内研究)

  秋田大の研究チームがアルコールの摂取が睡眠の回復機能(restorative functions of sleep)に影響を及ぼすなどとした研究結果を発表しています。 続きを読む


麻杏甘石湯+銀翹散 は新型インフルエンザに有用(中国研究)

 中薬で辛涼解表薬の銀翹散が新型インフルエンザに有効ではないかということは以前から指摘されているところですが、鎮咳作用のある麻杏甘石湯との合方が有用性・安全性でオセルタミビル(タミフル)と劣らないという研究結果が、Ann Intern Med 誌に掲載されています。 続きを読む


生活者にとって薬の専門家は誰?(米国調査)

 米国では地域薬局の薬剤師活動の理解と社会の評価は高いと思っていましたが、Int J Clin Pharm 誌に発表された調査結果を見ると、普段薬剤師が行うべきと考える業務のいくつは、薬剤師の熱意に関わらず、生活者には必ずしもまだ十分理解されていないという現状を垣間見ることができます。 続きを読む


薬学生から見た Pharmaceutical Care(フランス)

 海外でも日本と同様、地域薬局ではさまざまな新たな活動を模索していますが、この研究はフランスの薬学部に通う最終年次の学生にその現場を見て感じたことや、将来の課題についてアンケート調査を行い、その結果を検討したものです。 続きを読む


カルシウム拮抗薬は胃腸症状を悪化させる(国内研究)

  ニフェジピンなどカルシウム拮抗薬(CCB)が下部食道括約筋を弛緩させ、胃腸症状を悪化させる可能性があることは知られていますが、地域薬局も参加したこの後向きコホート研究ではこれを裏付ける結果が得られています。 続きを読む


リピトールのOTC化を検討?(米国)

 3日、Wall Street Journal 紙 と New York Times 紙 が米国内での特許がこの秋に切れるリピトールについて、ファイザー社がOTC化を検討しているのではないかと報じ話題になっています。 続きを読む


タミフルとせん妄・意識障害の関連性(国内研究)

 既に一部サイトで紹介されている論文ですが、全文を見ることができたので紹介します。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2011年7月

  今月のちょっと気になった論文や報告です。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む