Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

ビクトーザの回収を求める請願書が提出(米国)

 日本でも販売が開始されて2年近くになるGLP-1アナログ製剤のビクトーザですが、米医薬品監視団体の Public Citizen は19日、臨床的にベネフィットより甲状腺がん、膵炎、重篤なアレルギー反応や腎不全などの有害事象のリスクが上回るとして、ビクトーザの回収を求める請願書をFDAに提出したことを明らかにしています。 続きを読む


ジェネリック医薬品製剤の選択は、薬剤師の調剤権

 もうすでにご存じの方もいるかと思いますが、東京保険医協会のジェネリック医薬品に関するポスター問題(TOPICS 2012.03.12)について、永井恒司氏が理事長を務めるNPO法人ジェネリック医薬品協議会(http://www.ge-da.com/)も異議の書面を先月提出しています。 続きを読む


見直しませんか、いわゆる“かぜ薬”

 医薬分業のすすめ(http://www2.nsknet.or.jp/~s-yoshi/)でご存じの方もいるかと思いますが、石川県のよしだ小児科クリニックの吉田均先生が、地元医師会の学術講演会でお話をするとうかがい、さっそく参加してきました。 続きを読む


パイロットは生薬を服用できない

  18日の読売新聞に、沖縄のローカル航空会社の副操縦士が運航に不適切な医薬品を服用して乗務したとして、厳重注意を受けたという記事が出ていました。 続きを読む


生薬のリスク区分変更はどのように決められたか

 今年4月から生薬のリスク区分の一部が変更となり、一部の生薬が配合された商品についてリスク区分の変更となっています。  続きを読む


医薬品のリスクコミュニケーション(厚生労働科学研究)

  TOPICS  2012.03.22 に続き、最近全文がオンラインで読めるようになった2010年度の厚生労働科学研究の報告書の紹介です。 続きを読む


虫刺されの多くで抗ヒス剤やステロイドは無効(英国)

 肝心の FULL-TEXT が見れないので、紹介は各紙からの引用になってしまいますが、薬物療法のレビューを行っている独立系の医学雑誌のDrug and Therapeutics Bulletin 誌に掲載された記事です。 続きを読む


臨床試験データはすべて開示されるべき(欧州)

 タミフルの有用性について行われたコクランのシスティマテイックレビュー(TOPICS 2012.01.18)では、必要なデータが製薬会社から開示されず、十分な評価が行えなかったことが問題視されましたが、このレビューアーらが改めてPLos Medicine 誌で、臨床データの全ての開示を求める記事を10日掲載しています。 続きを読む


将来の医師会活動及び医療制度のあり方(日医)

 3月28日の日医の定例記者会見で公表されたものです。個人的にはどこかの組織とさすがに違うなと一瞬に感じました。 続きを読む


経口ビスホスホネート製剤は目炎症症状のリスクを高める

 TOPICS 2011.09.16 で、ビスホスホネート使用中の患者さんの中にまれではあるが、ぶどう膜炎や強膜炎など重篤な目の炎症症状を発現する場合があるとしたニュージーランド当局の情報を紹介しましたが、カナダの研究チームがコホート研究で、ビスホスホネートを使用した場合のこれらの発症リスクを明らかにしています。 続きを読む