Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

サリドマイド開発会社が50年を経て被害者に初めて謝罪

 日本で薬害を学ぶときに必ず出てくる1960年代のサイドマイド事件ですが、8月31日にドイツ国内で行われたサイドマイド事件の記念碑の除幕式で、1957年にこのサリドマイドを開発し、販売をした旧西ドイツのグリュネンタール(Grünenthal)社のCEOが、薬害が明らかになってから50年を経て初めて、障害を持って生まれた数千人に対し、謝罪のスピーチを行い、海外で話題になっています。 続きを読む


抗うつ薬と交通事故のリスク(仏)

 仏医薬品安全庁(ANSM:the National Agency for the Safety of Medicines、規制庁の名称が変わっています)は29日、抗うつ薬を使用して運転すると交通事故を起こすリスクが高まるとして注意を呼びかけています。 続きを読む


経口/緊急避妊薬の再分類実施は3年間先送り(韓国)

 TOPICS 2012.06.07 で、韓国食品医薬品安全庁が医薬品の分類案を公表し、7月下旬までに正式決定するという話題を紹介しましたが、日本語の記事が出ていたので調べたところ、29日に最終決定が行われたそうです。 続きを読む


最新情報の情報源

 とぎどき、「記事の情報源はどのようにしているのですか」と尋ねられることがあるのですが、どのようにしているかというと、まず、WEBのニュース記事をチェックして、一次資料を確認、そして記事としてできそうなもののみを書いています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2012年8月

 今月のちょっと気になった論文や報告などです。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む


プレガバリン、乱用や依存について注意喚起が必要ではないか

 いつもチェックしている、集中・MEDICAL CONFIDENTIAL に掲載されていた、浜六郎氏執筆の記事が目に留まりました。 続きを読む


2割の施設が一般名処方での情報提供を求めず?(日医調査)

 日医ではこのほど、今年度実施された診療報酬改定を検証し、今後の診療報酬改定のための重要な基礎資料とすることを目的に実施した「2012年度診療報酬改定についての調査」の結果を公表しています。(詳細は日医総研のページに掲載) 続きを読む


スタチンの使用と新規発症の糖尿病リスク

 スタチンが新規の糖尿病発症リスクを増加する可能性があるとして、海外の当局が注意喚起をおこなったという話題は以前紹介しましたが、関連性を示唆する新たな研究が British Journal of Clinical Pharmacology 誌のオンライン版に掲載されています。 続きを読む


OTC薬の乱用・依存の実態(厚生労働科学研究)(Update2)

 これも、国立精神・神経医療研究センター・薬物依存研究部のサイト(http://www.ncnp.go.jp/nimh/yakubutsu/)で見つけた最新の厚生労働科学研究です。(現時点ではまだ厚生労働科学研究成果データベースには掲載されていません。) 続きを読む


向精神薬の不適切処方、門前薬局では指摘しずらい?

 前記事の疑義照会について調べていた際にたまたま見つけた最新の厚生労働科学研究です。国立精神・神経医療研究センター・薬物依存研究部のサイト(http://www.ncnp.go.jp/nimh/yakubutsu/)に7月20日に掲載されたばかりで、 現時点ではまだ厚生労働科学研究成果データベースには概要版も掲載されていません。 続きを読む