地域薬局は健診弱者が気軽に立ち寄れる場とならないのか

 ツイッターで知ったのですが、先週放送のテレビ東京のWBSで、本サイトでも紹介したケアプロ(TOPICS 2008.12.01)(血糖値・総コレステロール値・中性脂肪・骨密度をそれぞれ500円で、コンビニ感覚で測定するというビジネス)が取り上げられています。(見ていなかった)

 番組サイトで放送した動画がようやくアップされたので見てみました。

「健診弱者」を救え
(WBS 特集 5月16日放送)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_20437

 奈良県が検診を受けていない人(健診弱者)を、ドラッグストア巻き込んでイベントを行った件は好感が持てましたが、蒲田駅の構内やパチンコ屋でイベントとして行っていることは若干疑問に思いました。

 人が気軽に立ち寄れて、健診弱者が多く集まりそうな場所として、駅やパチンコ屋、ショッピングセンターなどを選ぶことは当然なのかもしれませんが、海外では地域薬局(ドラッグストア)が活用されているのではないかというのが私の認識です。

 奈良県の期待や糖尿病診断アクセス革命の取組(TOPICS 2010.10.20)が示すように、健診弱者を拾い上げる役割として地域薬局の役割は重要だと思います。(でも現実は薬局が気軽に相談できる場になっていない)

 ケアプロのようなところとタグを組むのか、それとも薬局が独自で行えるようにすべきかは現在の法律ではまだ見当もつきませんが、いずれ薬局が積極的にとりくむ時代が来ると思っています。(自分で採血するのだから、看護師である必要はないと思う)

関連情報:TOPICS
 2008.12.01 ケアプロ
 2011.10.20 日本セルフメディケーション学会で話をしました 


2012年05月23日 00:50 投稿

Comments are closed.