Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

抗生剤による有害事象のリスク(米国研究)

 米国CDC(疾病管理予防センター)の研究チームはこのほど、病院のED(emergency department、緊急治療室)に薬の有害事象のために訪れた通院患者(outpatient)についてのデータのうち、抗生剤関連の事例の分析結果をまとめ、Clinical Infectious Diseases 誌に発表しています。 続きを読む


PPIの長期使用と骨折リスク(カナダ研究)

 日本でも使用頻度が年々増加しているPPIですが、カナダの研究者はPPIの長期使用が骨折リスクを高める可能性があるとする研究結果をまとめ、CMAJ 誌に論文を掲載しています。 続きを読む


シンバスタチンとアミオダロンの相互作用(米国)

 米FDAは8日、シンバスタチン(リポバス)とアミオダロン(アンカロン)の相互作用情報を発表しています。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 7月24日、薬事・食品衛生審議会の平成20年度第1回医薬品等安全対策部会が開催され、昨年4月から今年3月までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む


EMEA、モキシフロキサシンの使用制限を勧告

 欧州医薬品審査庁(http://www.emea.europa.eu/)(EMEA:European Medicines Agency)のヒト医薬品委員会(CHMP:Committee for Human Medicinal Products)は24日、肝毒性について再検討を行ってきたモキシフロキサシンの経口剤(アベロックス)について、リスクがベネフィットを上回るとしながらも安全性の懸念があるとして、 下記のような使用制限を勧告しました。 続きを読む


政府・与党が医薬品庁設置に動き出す

 すでに、各種メディアやブログ等でさまざまな形で伝えられていますが、毎日新聞は27日、政府・与党が薬の審査・承認、薬害患者の被害救済などを受け持つ「医薬品庁」(仮称)の設置に向けた検討に入ったと伝えています。 続きを読む


トピラマートと先天性奇形リスク

 日本でも最近承認された、トピラマート(Topamax、日本名:トピナ)についての催奇形性についての論文がNEUROLOGY 誌に発表されています。 続きを読む


ニューキノロン系抗菌薬に腱炎リスクの記載求める(米国)

 米FDAは8日、シプロフロキサシン(シプロキサン)、レボフロキサシン(クラビット)などのニューキノロン系抗菌薬について、腱炎(tendinitis)・腱断裂(tendon rupture)の副作用を黒枠警告として表示することを求めると共に、メーカーに対し患者向けの医薬品説明書である“medication guide”を作成するよう指示を行いました。 続きを読む


2歳未満はOTC風邪薬は使用せず受診を

 厚労省医薬食品局安全対策課はは4日、2歳未満の用法を有する一般用かぜ薬・小児用(内用)、鎮咳去痰薬(内用)、鼻炎用内服薬について、[用法及び用量に関連する注意]の項に 「2歳未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させること。」を追記するよう、日本製薬団体連合会を通じて 製薬企業に対し使用上の注意の改訂指示を行いました。  続きを読む


重篤副作用疾患別対応マニュアルの正式版が追加

 25日、新たに1件の「重篤副作用疾患別対応マニュアル」が追加公表されました。 続きを読む