Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

海外規制機関 医薬品安全性情報 Vol.5 No.21

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は、10月18日、医薬品安全性情報(海外規制機関 医薬品安全性情報)Vol.5 No.21を公表しました。 続きを読む


勃起不全治療薬と突発性難聴リスク(米国)

18日、米FDAはバイアグラ(肺高血圧症治療薬として承認されている“evatio”も含む)、レビトラ、シアリスなどホスホジエステラーゼ タイプ5(PDE5)阻害薬について、突発性難聴(sudden hearing loss)の潜在的リスクがあるとして、ラベルの変更を行うと発表しました。 続きを読む


高齢者に対して特に慎重な投与が求められる薬(Update)

 カナダNPOのCIHI(The Canadian Institute for Health Information)は、6年前よりも減少傾向にあるものの、高齢者のおよそに4人に1人がハイリスクな薬が処方されているというレポートをまとめ、13日発表しています。 続きを読む


コデイン服用後の有害事象は遺伝子の型によって左右される

 米FDAは17日、授乳婦(nursing mothers)に対し、ごく稀ではあるが、コデイン服用後代謝の過程でできたモルヒネが乳汁に移行し、これを飲んだ乳幼児が呼吸抑制などの有害事象を起こす可能性があるとして、注意喚起を行っています。 続きを読む


イエローカード副作用報告システムの現況(英国)

 1日、英国MHRA(医薬品医療用製品規制庁)とCHM(The Commission on Human Medicines:医薬品の有効性と安全性などを検討する専門家による委員会)は、“Drug Safety Update”の第1号を公表しました。 続きを読む


アバンディア、販売は継続(米国)

 以前、ロシグリダゾン(米国販売名:アバンディア)の心血管リスクについて紹介しましたが、この問題についての集中審議が30日の合同の諮問委員会(Endocrinologic and Metabolic Drugs Advisory Committee)で行われました。審議の結果、委員の23人中20人が心血管リスクを高めるとの判断を下す一方で、リスクとベネフィットのバランスからみて、販売は継続されるべきとする判断が22対1で下されました。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 6月28日、薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会が開催され、今年1月から3月までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む


糖尿病治療薬と心筋梗塞

 世界トップブランドの糖尿病治療薬 Avadia(一般名:Rosiglitazone、本邦未発売)について、他の糖尿病治療薬を服用している人と比べ、心筋梗塞が43%、関連死が64%リスクが高まるとする論文が、21日のNew England Journal of Medicine誌のオンライン版に掲載され、大きな波紋が広がっています。 続きを読む


ペルゴリド、カベルゴリンに対し注意喚起を強化

 厚生労働省は19日、日本製薬団体連合会の安全性委員会に対し、抗パーキンソン剤のメシル酸ペルゴリドとカベルゴリンに対し、使用上の注意の改訂を指示、これを受けて、両剤は20日付けで添付文書を改訂しています。 続きを読む


Adverse Medicine Events Line(豪州)

 日本国内では、タミフルによる異常行動が大きく報道されていますが、海の向こう豪州では、入眠剤Stilnox(ゾルビデム、日本名:マイスリー)服用後の異常行動が、連日大きく報道されています。 続きを読む