Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

薬害根絶フォーラムが開かれる

 全国薬害被害者団体連絡協議会(薬被連)の年次総会に相当する、第10回薬害根絶フォーラム〜その薬に責任持てますか?[案内ちらし表:PDF]が15日都内で開催されています。 続きを読む


ビスホスホネートに心房細動のリスクは認められない(米FDA)

 米FDAでは、昨年10月にビスホスホネート製剤について、重篤な心房細動のリスクに関する早期伝達(Early Communication)を出し、以降ビスホスホネート系製剤を使用する患者における心房細動のリスク評価を行ってきましたが、12日、関連性はないとした結論を発表しました。 続きを読む


糖尿病患者への低用量アスピリンの投与は必ずしも有用ではない

 10月17日のTOPICSで、英国の研究者らが、アスピリンが心臓病の一次予防には有用ではないとした論文を発表したことを紹介しましたが、9日、今度はJAMA 誌のオンライン版に、糖尿病患者への低容量アスピリンの投与は、心臓血管病のリスクを低くするのに有用ではないとした、日本で行われた大規模試験の結果が発表されています。 続きを読む


Drug Safety Update Volume 2, Issue 4(英国)

 英国ではMHRA(医薬品庁)が毎月、医薬品の安全性情報をまとめた“Drug Safety Update”(以下DSU)を発行していますが、6日発表された Volume2, Issue4では、本サイトでも紹介した最近の話題が網羅されているので、少し紹介したいと思います。(おそらく日本語訳があとででてくると思いますが) 続きを読む


降圧利尿薬に関する検討会

 近年ARBとの少量併用療法などで見直されている、サイアザイド系利尿薬ですが、日本での承認用量は欧米での投与量と比べ数倍多いのが実情です。 続きを読む


パンデミック対策に、抗ウイルス薬のスイッチを検討(米国)

 米FDAでは29日、抗ウイルス薬諮問委員会と非処方せん医薬品諮問委員会の合同の諮問委員会を開催します。この諮問委員会では、パンデミック対策に抗ウイルス薬(タミフル・リレンザ)の家庭での備蓄を進めるために、家庭用保管品(Medkits)の導入の検討の他、これら抗ウイルス薬のOTCへのスイッチの是非について話し合いが行われるようです。 続きを読む


抗肥満薬Rimonabant、欧州での販売中止へ

 欧州医薬品庁(EMEA:European Medicines Agency)の医薬品委員会(CHMP:Committee for Medicinal Products for Human Use)は23日、抗肥満薬Rimonabant (商品名 Acomplia)について、リスクがベネフィットを上回るとして、EUでの認可を停止する勧告を発表しました。 続きを読む


バレニクリンと有害事象(米国)

 医薬品の安全使用を目指す米国の非営利団体のInstitute for Safe Medication Practices(ISMP)(http://www.ismp.org/)は23日、2008年の第一四半期(1月〜3月)に“FDA adverse event reports”で公表された有害事象を分析した“Quarter Watch: 2008 Quarter 1” を発表しました。 続きを読む


抗リウマチ剤メトトレキサート製剤についての注意喚起

 厚労省医薬食品局安全対策課は10月20日付けで、抗リウマチ剤として使用されるメトトレキサート製剤について、医療機関等に対して、注意喚起を行うよう各都道府県に通知を行っています。 続きを読む


タミフルと肝障害(WHOレポート)

 今年もインフルエンザシーズンが近づいていますが、10月10日に発表された“WHO Pharmaceuticals Newsletter No.3, 2008”で、オセルタミビル(タミフル)による肝障害・皮膚障害についてのレビューが掲載されています。 続きを読む