Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

重篤な皮膚障害を起こす可能性のある薬は

 重篤な皮膚障害の副作用として、スティーブンス・ジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群:Stevens-Johnson syndrome(SJS))及び中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis(TEN))が知られていますが、29日公表された「医薬品・医療機器等安全性情報261号」で、2005年10月1日から2009年7月31日までに報告されたこのSJS・TENの副作用報告の状況等について紹介しています。 続きを読む


医療従事者の3〜5割がワクチン接種を望まず(海外調査)

 日本では現在,新型インフルエンザのワクチン接種の優先順位をめぐってさまざまな議論が噴出していますが,海外ではワクチン接種は受けたくないと思っている医療従事者が少なくないという調査結果が相次いで報告されています。 続きを読む


抗肥満薬オルリスタットと肝障害

 米FDAは24日,抗肥満薬オルリスタットに関する早期伝達(Early Communication)を発表しました。 続きを読む


子宮頸がん予防ワクチンと有害事象

 子宮頸がんの予防として各国で接種が勧奨されている子宮頸がん予防ワクチンですが,JAMA 誌の最新号に米国内で700万人以上が接種を受けたとされているガーダシル(Gardasil)の有害事象報告に関するレポートが掲載されています。 続きを読む


抗インフルエンザ治療薬の有害事象報告(英MHRA)

 新型インフルエンザ対策として抗ウイルス薬の処方が広く行われている英国ですが,英国医薬品庁(MHRA)は21日,今年4月1日から8月13日までに報告された有害事象に関するデータを公表しています。 続きを読む


抗インフルエンザ薬は子どもに投与すべきではない(英国研究)

 10日,BMJ 誌の Online First に,抗インフルエンザ治療薬(タミフル,リレンザ)による子どもの季節性インフルンザの治療や予防に関するシステマティックレビューが掲載され,子どもにインフルエンザの治療や予防でこれらを用いることについてエビデンスは十分ではなく,嘔吐やこれに伴う脱水症状の発現の可能性を考慮すると軽症例などでは投与すべきではない(対象は限られる)とした結論が示されています。 続きを読む


テストステロン配合OTC外用薬に添付文書の変更指示

 TOPICS 2009.05.08 で,テストステロン配合ゲル(1%)について、小さな子どもが誤って曝されると有害事象が生じる可能性があるとした注意を米FDAが行ったことを紹介しましたが,日本でも同様のOTC製品に対して,注意喚起が行われました。 続きを読む


チャンピックスに精神神経系の副作用に関する警告欄が新設

 厚労省は7日、禁煙補助薬チャンピックス(バレニクリン酒石酸塩)について、気分変動、攻撃的行動、敵意、自殺念慮などの精神神経系の副作用発現の可能性について,警告欄に記するよう添付文書の変更を指示しました。 続きを読む


子どもへのタミフル予防投与と有害事象の発現(英国報告)

 新型インフルエンザの学校での集団感染対策は各国で課題になっていますが,Eurosurveillance の最新号に,感染児童(生徒)が確認されたことにより英国内の小・中学校で実施されたタミフルの予防投与において,発現した有害事象の状況が報告されています。 続きを読む


高齢糖尿病患者への抗精神病薬の投与は留意が必要(カナダ研究)

 一部の非定型抗精神病薬による高血糖の副作用はよく知られているところですが,高齢の糖尿病患者を対象とした研究で,定型抗精神病薬でも高血糖が起こりうるとした報告が行われています。 続きを読む