Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

最近の国内外の副作用等の報告状況

 5月8日、薬事・食品衛生審議会の平成21年度第1回医薬品等安全対策部会が開催され、去年10月1日から今年の2月28日までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む


SSRI・SNRIに対し、衝動性亢進の注意喚起を指示

 厚労省は8日、SSRI(塩酸セルトラリン、パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩)、SNRI(ミルナシプラン塩酸塩)について、攻撃性や衝動性の亢進についての注意喚起を記した添付文書の変更を指示しました。 続きを読む


薬害防止のための医薬品行政のあり方第一次提言

 薬害肝炎事件の発生及び被害拡大の経過及び原因等の実態についての検証や再発防止のための医薬品行政の見直し等について提言することを目的として設置された「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」は、薬害肝炎事件の経過から抽出される問題点を整理・検証し、薬害再発防止のための医薬品行政等の見直しなどを盛り込んだ第一次提言をまとめ、4月30日公表しました。 続きを読む


タミフル、現場の判断で10代の使用も可能

 共同通信は31日、通常のインフルエンザでは10代の患者への使用が原則中止されているタミフルについて、厚労省が「新型感染の危険性を慎重に考慮した上で、10代でも治療や予防に使用できる」との見解をまとめたと伝えています。 続きを読む


深刻な異常行動は、タミフルと関連か

 現時点では読売新聞のみが配信している記事ですが、タミフルと異常行動との異常行動との関連性を調査委していた厚生労働省研究班は、このほど10代の子どもが服用した場合、飛び降りなどの深刻な異常行動をとるリスクが1.54倍高くなるとした解析結果をまとめたそうです。近く開催される、厚労省薬事・食品衛生審議会安全対策調査会で報告されるそうです。 続きを読む


糖尿病高齢患者の重篤な低血糖と認知症リスク

 高齢の糖尿病患者が、低血糖を起こすと認知症のリスクが高まるのではないかとする研究結果が相次いで報告されています。  続きを読む


ED治療薬、長期使用でも視力障害は認められず

 ED治療薬について、長期使用でも視力への影響はないとした研究結果が示され、各紙がとりあげています。 続きを読む


一般用医薬品の承認審査に関する情報

 しばらく気づかなかったのですが、一般用医薬品(スイッチ品)の承認審査に関わる詳しい情報が独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイト(http://www.info.pmda.go.jp//)の「一般用医薬品の承認審査に関する情報」のページ(→リンク)に掲載されています。 続きを読む


重篤副作用疾患別対応マニュアル 新たに20疾患が公表へ

 25日、厚労省の重篤副作用総合対策検討会が開催され、新たにまとめられた20疾患の「重篤副作用疾患別対応マニュアル案」について審議が行われ、了承されたそうです。 続きを読む


第3回医薬品安全使用実践推進検討会

 17日、厚生労働省の第3回医薬品安全使用実践推進検討会が開催され、20年度「医薬品安全性情報活用実践事例等の収集事業」の報告書と、 医薬品安全性情報の活用について先進的な取り組みをしている医療機関の事例をまとめた「安全性情報院内活用実践事例集」が示され、検討会で了承されたそうです。 続きを読む