Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

イレッサ大阪訴訟、企業に賠償命令も国の責任は認めず

 各紙が報じているので既にご存知と思いますが、25日、患者ら計11人が、国とアストラゼネカ社に計1億450万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が大阪地裁で言い渡され、同社に患者と遺族計9人へ総額6050万円の支払いを命じた一方、国への請求は棄却しています。 続きを読む


MTX(リウマトレックス)の用法・用量変更が承認

 TOPICS 2011.01.21 で紹介したMTX(リウマトレックス他、後発品も含む)の増量可の件ですが、23日正式に承認されています。改訂添付文書もPMDAウェブサイトにアップされています。 続きを読む


抗精神病薬の妊娠後期の使用(米FDA)

 米FDAは22日、抗精神病薬について、第三三半期間の妊婦が使用すると生まれてきた新生児に錐体外路障害や離脱症候群(withdrawal syndromes)の潜在的なリスクがあるとしてラベルの変更を行うことを明らかにしました。 続きを読む


武田、ダーゼンの自主回収を発表

 TOPICS 2011.01.20 で、消炎酵素剤「ダーゼン」(成分名:セラペプターゼ)が厚労省の薬事・食品衛生審議会医薬品再評価部会で審議されていることを紹介しましたが、発売元の武田薬品工業株式会社は21日、市場から自主回収すると発表しました。 続きを読む


重篤副作用疾患別対応マニュアル 新たに12疾患が公表へ

 16日、厚労省の第7回重篤副作用総合対策検討会が開催され、新たにまとめられた12疾患の「重篤副作用疾患別対応マニュアル案」について審議が行われ、おおむね了承されたそうです。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 紹介がたいへん遅れましたが、11月29日に薬事・食品衛生審議会の平成22年度第2回医薬品等安全対策部会が開催され、2010年4月1日から7月31日までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む


監視が必要な医薬品リスト(フランス)

 フランス当局のAfssaps は31日、継続的なモニタリングが必要な77の成分と12の薬効群を公表しています。 続きを読む


イレッサ訴訟を考える

 現在、くすりに関するホットな問題として、イレッサ訴訟があります。まだまだ理解不足でありコメントを出せるほどではありませんが、考えさせられることが少なくなく、私たちが知っておくべき問題として、情報を整理したいと思います。 続きを読む


アセトアミノフェン製剤の安全対策

 TOPICS 2011.01.14 で米国でのアセトアミノフェン製剤の安全対策について紹介しましたが、日本でも対応が行われるようです。 続きを読む


ダーゼンなどの消炎酵素剤、実は効果なし?

 19日、厚労省の薬事・食品衛生審議会医薬品再評価部会が開催され、武田の消炎酵素剤「ダーゼン」(成分名:セラペプターゼ)について市販後の臨床試験の結果が報告されています。 続きを読む