Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

バレニクリン(チャンピックス)と心臓血管イベントリスク

 お伝えしたいTOPICSは結構あるのですが、ここのところ、地元で優先的に取り組むべき課題があり、いましばらくは更新頻度が少なくなってしまう予定です。申し訳ありません。

 さて、先日FDAがバレニクリン(チャンピックス)について、心臓血管病の発症リスクについてレビューを行っていることを紹介(TOPICS 2011.06.17)しましたが、CMAJ 誌のオンライン版にこれを示唆する論文が掲載されています。 続きを読む


アクトス問題、国内でも膀胱がんリスクの対応へ(Update)

 23日、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会が開催され、アクトス問題の国内での当面の対応が決まったそうです。 続きを読む


バレニクリン(チャンピックス)更新情報(米FDA)

 米FDAは16日、心臓病の発作の既往歴をもつひとがバレニクリン(チャンピックス、米国名:Chantix)を使った場合、心臓発作などの再発リスクが高まる可能性があるとして、注意を呼びかけています。(ラベルも変更へ) 続きを読む


仏ピオグリタゾン製剤の使用制限についての国内コメント

 9日のフランス当局のピオグリタゾン製剤の使用制限の発表(TOPICS 2011.06.10)について、現時点では武田社のウェブサイトには関連情報の掲載がありませんが、PMDAのウェブサイトにはメーカー発出の関連情報がアップされています。 続きを読む


5α-還元酵素阻害薬と前立腺がんリスク(米FDA)

 米FDAは9日、前立腺肥大症治療薬として使用されている5α-還元酵素阻害薬(5-ARIs)のフィナステリド(本邦で低用量のものがプロペシアとして販売)、デュタステリド(アボルブ)について、 前立腺がんの発症リスクが増大する可能性があるとして、安全性情報を発出しています。 続きを読む


仏当局、ピオグリタゾン製剤の一時使用停止を発表

 フランス保健製品衛生安全庁(Afssaps)は9日、ピオグリタゾン(アクトス他)製剤の膀胱がんリスクについてのレビュー結果を明らかにし、潜在的なリスク増が示唆されたとして、ピオグリタゾン製剤の使用の一時停止(新規処方の禁止)を発表しました。 続きを読む


シンバスタチン更新情報(米FDA)

 TOPICS 2010.03.20 などで、シンバスタチン(リポバスなど)の併用禁忌などの取り扱いについて紹介しましたが、米FDAは8日、更新情報をアップしています。 続きを読む


ラジレスとオレンジ・アップルジュースとの相互作用

 フェキソフェナジンとジュースの相互作用の話題を追っていたら、Br J Clin Pharmacol 誌で見つけた論文です。日本でも同様の報告が最近専門誌に掲載されているようです。(プラクティス, 28(3) : 242-243, 2011.) 続きを読む


ARBに発がんリスクは認められない(米FDA)

 TOPICS 2011.06.14 で、Lancet Oncology 誌でARBが発がんリスクを高める可能性があるとした論文が掲載され、のち米FDAがARBと発がんリスクとの関連性についてレビューを進行していることを紹介しましたが、2日最終的なレビュー結果が発表されています。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 今回も紹介がたいへん遅れてしまいましたが、3月31日に開催された薬事・食品衛生審議会の平成22年度第3回医薬品等安全対策部会で、2010年8月1日から11月30日までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む