日本で未だ広く使用されているBZ系(ベンゾジアゼピン系)薬剤ですが、フランスでは当局による適正使用のためのさまざまな対策が行われています。
フランス当局のANSMは6月30日、ゾピクロン、ゾルピデム、ニトラゼパムの3剤を販売する製薬会社に対し、30錠包装を止めて、1週間分の治療コースに相当する5~7錠包装での供給(フランスでは箱出し調剤)するよう要請しました。
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INTERPOL は6月25日、90カ国で、Operation Pangea XVII を実施したと発表。
90カ国での作戦の結果、6,500万米ドル相当の違法医薬品5,040万回分が押収されるなど、押収品と逮捕者は、このオペレーションの17年間の歴史で最大規模のものとなりました。
たまたま、少し前の厚生労働科学研究を見ていたら、デンマークの医薬品の分類に関する記述があったので、デンマーク医薬品庁のウェブサイト(https://laegemiddelstyrelsen.dk/)にアクセスして調べてみました。(誤解釈の場合もあるので参考程度でお願いします)
【2010厚生労働科学研究】
諸外国におけるセルフメディケーション・OTC販売に関与する専門家の役割及びトレーニングの状況調査に関する研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/19090
アイルランド保健省はこのほど、薬局の役割の拡大を支援する専門家タスクフォースの報告書を発表しています。(Xに2024.08.13に投稿したものを再構成しました)
【アイルランド保健省 2024.08.13】
Minister for Health publishes final report of the Expert Taskforce to Support the Expansion of the Role of Pharmacy
https://www.gov.ie/en/department-of-health/press-releases/minister-for-health-publishes-final-report-of-the-expert-taskforce-to-support-the-expansion-of-the-role-of-pharmacy/
Expert Taskforce to Support the Expansion of the Role of Pharmacy Final Report(2024.08.13)
https://www.gov.ie/en/department-of-health/publications/expert-taskforce-to-support-the-expansion-of-the-role-of-pharmacy-final-report/
今年4月から再取組みを始めた本サイトの情報提供で、しばしば登場する英国NHSのPharmacy Firstの取り組みについて、改めて紹介したいと思います。
英国では、GPの予約がなかなかとれないという話は日本でもよく耳にする話ですが、
2024年1月31日により始まったこのPharmacy Firstは、簡単に言うと、よくある症状ぐらいでは、GPの貴重な予約枠を埋めてくれるなというのがこの取り組みの目的のようです。
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薬剤師は医療チームの重要な一員であり、様々なサービスを提供しています。
2023年6月以降、40万9000人以上が薬剤師から軽度の病気の治療を受け、また無料で避妊薬が入手されています。
Pharmacy Services in B.C.
(カナダ・ブリティッシュコロンビア州 2025.04.16 Update)
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/accessing-health-care/pharmacy-services
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タグ: ブリティッシュコロンビア州
米FDAは5月16日、セチリジンまたはレボセチリジンを長期使用後に中止した患者に、まれではあるが重度のかゆみを経験する可能性があるとする医薬品安全性情報を発出しました。
【FDA Drug Safety Communication 2025.05.16】
FDA requires warning about rare but severe itching after stopping long-term use of oral allergy medicines cetirizine or levocetirizine (Zyrtec, Xyzal, and other trade names)
https://www.fda.gov/drugs/drug-safety-and-availability/fda-requires-warning-about-rare-severe-itching-after-stopping-long-term-use-oral-allergy-medicines
EMA(欧州医薬品庁)の安全性委員会であるPRACは5月8日、フィナステリドおよびデュタステリド製剤に関する利用可能なデータをEU全体でレビューした結果、フィナステリド1mgおよび5mg錠の副作用として自殺念慮(自殺念慮)を確認したと発表した。
2009年に薬局が国営化から民営化となったスウェーデンですが、その後の薬局業界がどうなっているかをまとめた報告書が目に留まったので紹介したいと思います(5月1日にXに投稿したものを再構成しました。誤訳があったらご指摘下さい)
この報告書は、規制緩和以前から現在に至るまで薬局業界がどのように発展してきたのか、また今後どのように発展していく可能性があるのか、様々な側面に光を当てることを目的として、スウェーデン競争当局(KKV)が外部に委託し、4月24日に調査報告書として公表されました。
フランソワ・バイルー仏首相は4月25日、国内で問題になっている医療砂漠(déserts médicaux)への対応策として、地域薬局・薬剤師を活用するなどを含む、フランス国民の医療アクセス強化のための行動計画(le pacte)を発表した。
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