Category Archives: 海外公的機関

米国FDA、英国MHRA、英国保健省など海外の公的機関が発表する情報です。

モンテルカストの潜在的な精神神経作用について再注意喚起(豪TGA)

豪TGAは1月16日、モンテルカストの全製品ついて、重篤な神経精神疾患に関する既存の警告を強化すると発表。(Xに1月17日に投稿したものを再構成しました)

【豪TGA 2025.01.16】
More prominent safety warnings about the neuropsychiatric effects of montelukast
https://www.tga.gov.au/news/safety-updates/more-prominent-safety-warnings-about-neuropsychiatric-effects-montelukast

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シルデナフィルのOTC化は今回も認めず(独・専門委)

ドイツ当局のBfArMの処方要件に関する専門家委員会が1月21日に開催され、シルデナフィルのOTC切り替えは、1対7で再び拒否されています。(Xに1月22日に投稿したものを再構成しました)

一部の委員から、シルデナフィルのOTC化により、EDの男性が(薬局を通じて)医療を受けられるようになる可能性があるとの見解が示された一方、複数の委員から、特に若い男性は性的「パフォーマンス」に関して疑問を抱いている可能性があり、その場合、性的治療や心理的支援アプローチがより必要になるだろうと指摘があり、採決の結果、スイッチ申請は今回も却下されています。
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再分類に適した病状と医薬品のカテゴリー(英国)

英社会保健福祉省が、再分類に適した病状と医薬品のカテゴリーを公表し、メーカーにスイッチ申請を促した。(Xに2月8日に投稿したものを記事化しました)

【英 Department of Health and Social Care 2025.02.05】
New opportunities to reclassify medicines: what you need to know
https://healthmedia.blog.gov.uk/2025/02/05/new-opportunities-to-reclassify-medicines-what-you-need-to-know/

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避妊薬と尿路感染症の治療が薬局で直接受けられるよう資金投入(豪州)

オーストラリア政府は女性の健康のために5億7330万豪ドル(548億円)を投じ、女性に選択肢を増やすと発表。(2月10日のXへの投稿を記事化しました)

これには、薬局での避妊薬の供給とと合併症のない尿路感染症の治療費(約100億円)も含まれる。

【豪保健高齢福祉省 2025.02.09】
Australian Government strengthening Medicare with over $500 million for women’s health
https://www.health.gov.au/ministers/the-hon-mark-butler-mp/media/australian-government-strengthening-medicare-with-over-500-million-for-womens-health

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直接アクセス医薬品(Médicaments en accès direct)(仏)

フランス当局のANSMの投稿を見て知ったのですが、日本の薬局医薬品にあたる、薬剤師の関与の下に販売できる医薬品のカテゴりー(Médicaments en accès direct、直接アクセス医薬品)があるとのこと。 続きを読む


豪州のPharmacist only medicines

豪TGAのサイトに医薬品の分類(Schedule)一覧があることを最近ようやく確認しました。

Therapeutic Goods (Poisons Standard—February 2025) Instrument 2025
https://legislation.gov.au/F2025L00049/latest/text

注目は、Schedule 3—Pharmacist only medicines(要薬剤師薬)

一部を抜粋しました。数量や年齢を規定するものや、意外な成分もあります。 続きを読む


フランスにおける医薬品償還率

これまでも財政審などで紹介されているフランスの医薬品ごとの医薬品償還率ですが、どの薬剤が該当しているかのデータをこの間探していましたが、フランスの保険会社?のサイトに製品(成分)ごとにしらべられるサイトを発見、チェックしてみました

【Mutualib】
Quelle est la prise en charge de vos médicaments ?
https://mutualib.fr/simulateur/remboursement_medicament.php

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米FDAのOTCに関する新たな政策決定

トランプ政権の誕生でこの通りにスムーズにいくかどうかはわかりませんが、米FDAでは最近、OTCに関する新たな政策決定をしています。

1月にXで投稿しましたが、整理して記事としました。

この通りに進めば、近い将来、アプリやウェブサイトを通じて自己検査のプロセスを完了することにより、従来の処方箋医薬品が処方箋なしで買えるようになるということのようです。 続きを読む


ブラジル国民薬局プログラム(PFPB)

ブラジル保健相はこのほど、政府の「Farmácia Popular」プログラムに含まれる41品目を認定薬局で無料で配布すると発表。

【Agência Brasil 2025.02.14】
Farmacia Popular ofrecerá 41 medicamentos gratuitos, anuncia ministra
https://agenciabrasil.ebc.com.br/es/saude/noticia/2025-02/farmacia-popular-ofrecera-41-medicamentos-gratuitos-anuncia-ministra

ブラジル国民薬局プログラム(PFPB)は、民間薬局との提携を通じて、プライマリヘルスケアで使用される医薬品の提供を補完することを目的とした連邦政府のプログラム。 続きを読む


海外におけるアリルイソプロピルアセチル尿素の規制状況メモ(未定稿)

本成分は現時点では濫用等のおそれのある医薬品に指定されていないが、多くの研究者などから、依存性に対する懸念が示されている

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