Monthly Archives: 5月 2011

論文・報告あれこれ 2011年5月

 今月のちょっと気になった論文や報告です。誤りがあったらご指摘下さい。月ごとにまとめて随時追加する予定です。  続きを読む


医療資源を有効活用するための5か条(米国)

 Arch Intern Med. 誌のオンライン版に、医療資源を有効活用するための5か条(?)が掲載され各紙が紹介しています。 続きを読む


薬物の脳内移行性は年齢によって異なる(霊長類)

 理化学研究所は25日、薬物の脳内移行性は年齢によって異なるとした研究結果を発表しています。ヒトによる研究ではありませんが、アカゲザル(霊長類)で行った実験で明らかになったとのことで、ヒトにおいても年齢による副作用の現れ方の違いに、脳内移行性の差が関わっている可能性を示しています。 続きを読む


イレッサ声明文案、国が3学会に提供

 イレッサ訴訟をめぐって医学会などが出した声明についての案を厚生労働省が作成したとされる問題(TOPICS 2011.02.24)で、厚労省は24日内部調査の結果を公表し、声明案が3学会に提供されていたことが確認されたそうです。 続きを読む


小麦加水分解物と小麦依存性運動誘発アナフィラキシー

 去年の10月に既に注意喚起されていた話題(直接関係ないと思ってスルーしていましたが・・・)ですが、多くの健康被害の事例があったとなると無視はできません。 続きを読む


災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット

 日本小児アレルギー学会はこのほど、学会の専門医やNPO 団体、アレルギー患者親の会と共に「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」を作成し、日本小児アレルギー学会(http://www.iscb.net/JSPACI/)のウェブサイトでPDFを公表しています。 続きを読む


PDE5阻害薬と突発性難聴

 以前米FDAがバイアグラなどのPDE5阻害薬について、突発性難聴の潜在的リスクがあるとしてラベルの変更を行った(TOPICS 2007.10.09)ことを紹介しましたが、The Laryngoscope 誌に各国の報告事例を検討した研究が掲載されています。 続きを読む


アリセプト23mgの販売禁止を求める請願(米国)

  米医薬品監視団体の Public Citizen は18日、去年から米国内で販売されているアリセプトの23mg製剤について、10mg製剤よりも副作用が多く認められるなどとして販売の禁止を求める請願書をFDAなどに提出したことを明らかにしています。 続きを読む


イエローカード副作用報告システムは有用

 本サイトでもたびたび紹介している英国のイエローカード副作用報告システム(Yellow Card Scheme)ですが、さまざまな視点からの分析を行ったレポートが英国 NIHR Health Technology Assessment programme(http://www.hta.ac.uk/) のページに掲載されています。 続きを読む


プソイドエフェドリン大量購入者へは購入理由の確認が必要

 昨年6月、OTC鼻炎用薬に含まれるプソイドエフェドリン(PSE)を原料とした覚せい剤密造が摘発された事件(TOPICS 2010.06.10)を紹介しましたが、警察庁や厚労省の麻薬対策課がようやく対策に乗り出したようです。13日付で通知が行われています。 続きを読む