Category Archives: 海外の薬剤師

海外の薬剤師の取組みを紹介します。

地域薬局・薬剤師への医療消費者の期待と要望(豪州)

PSA(Pharmaceutical Society of Australia)は、このほど2030年に向けて、生活者や患者の地域薬局や薬剤師のニーズを探るべく調査を行い、報告書を公表した。(2024.12.18に投稿したものを記事化しました)

PHARMACISTS IN 2030:
STRENGTHENINGCONSUMER VOICES(2024.12)
https://www.psa.org.au/wp-content/uploads/2024/12/6165-Consumer-insights-project-v3.pdf

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プライマリケアにおける薬剤師の役割を拡大するための医薬品の分類(豪・NZ)

2024年2月1日時点で、処方箋なしで薬剤師が販売できるよう法的に分類された医薬品を特定し、ニュージーランドとオーストラリア両国間で比較したうえで、プライマリ・ケアにおける薬剤師の役割を拡大するために医薬品の分類をどのように利用できるかについて考察した。(2024.12.22にXに投稿したものを再構成しました)

【J Prim Health Care. 2024 Dec;16(4):372-381】
Contribution of the community pharmacist workforce to primary care through the lens of medicines classification: comparison of Aotearoa New Zealand and Australia
https://publish.csiro.au/hc/Fulltext/HC24050

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practice pharmacist(診療所薬剤師)の役割(NZ)

この論文では、ニュージーランドおける community pharmacy 以外のプライマリヘルスケアの現場で働くpractice pharmacist(診療所薬剤師)の役割が紹介されています。(2024.12.22にXに投稿したものを記事化しました)

J Prim Health Care. 2024 Dec;16(4):332-340】
Practice pharmacists in the primary healthcare team in Aotearoa New Zealand: a national survey
https://www.publish.csiro.au/hc/Fulltext/HC24049
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経口避妊薬の薬剤師による処方箋なしの販売で必要なことは?(米)

米国における経口避妊薬の薬剤師による処方箋なしの販売で必要なことについて、業界誌のインタビュー記事

後ろの方にあるTranscript から抜粋しました(Xに1月4日に投稿したものを記事化) 続きを読む


薬局で溶連菌感染症や中耳炎の検査と治療が可能に(加サスカチュワン州)

カナダ、サスカチュワン州で、薬剤師による溶連菌感染症や耳の感染症を治療するための試験運用が開始されている。(1月24日に投稿したものを再構成しました)

【Government of Saskatchewan 2025.01.23】
New Services Launch at Select Pharmacies Across Saskatchewan
https://www.saskatchewan.ca/government/news-and-media/2025/january/22/new-services-launch-at-select-pharmacies-across-saskatchewan

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薬局でのインフルエンザ予防接種は安全で便利(独研究)

2020年から2023年にかけてドイツで実施されたインフルエンザワクチン接種パイロットの調査データの分析。(Xに1月24日に投稿したものを再構成しました)

Vaccine Volume 45, 25 January 202】
Client satisfaction, safety, and insights from a three-season survey on influenza vaccinations delivered at community pharmacies in Germany
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X2401332X 続きを読む


緊急避妊薬の提供にあたって薬剤師に必要なものは?(文献レビュー)

緊急避妊薬の提供に関する薬剤師の全体的な知識、態度、および実践についてレビュー

【Int J Pharm Pract.2025 Feb 7;33(1):6-18.】
Knowledge, attitudes, and practices of community pharmacists providing over-the-counter emergency hormonal contraception: a scoping review
https://academic.oup.com/ijpp/article/33/1/6/7902195
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豪州における避妊ケアアクセス向上の取り組み

性と生殖に関する健康における地域薬剤師の実践に対する障壁と促進要因などについての各国の取り組み状況を紹介・論評するとともに、豪州における避妊ケアアクセス向上の取り組みを紹介

【Int J Clin Pharm. 2025 Feb 21】
Community pharmacists improving equitable access to contraceptive methods: a commentary
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11920378/

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避妊薬と尿路感染症の治療が薬局で直接受けられるよう資金投入(豪州)

オーストラリア政府は女性の健康のために5億7330万豪ドル(548億円)を投じ、女性に選択肢を増やすと発表。(2月10日のXへの投稿を記事化しました)

これには、薬局での避妊薬の供給とと合併症のない尿路感染症の治療費(約100億円)も含まれる。

【豪保健高齢福祉省 2025.02.09】
Australian Government strengthening Medicare with over $500 million for women’s health
https://www.health.gov.au/ministers/the-hon-mark-butler-mp/media/australian-government-strengthening-medicare-with-over-500-million-for-womens-health

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薬剤師による独立処方に向けた課題

英国では2026年から薬学部卒業者には、薬剤師登録時に独立処方(Independent prescribing (IP) )の資格を得ることになるが、この研究は従来の薬剤師の役割と比較して、独立処方に関連する説明責任と責任の違いを調査することを目的に行われた。

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