Category Archives: 海外の薬剤師

海外の薬剤師の取組みを紹介します。

緊急避妊薬は薬局で簡単に購入できるようにすべき(カナダ)

 カナダでは、ECP(緊急避妊薬、morning-after pill、商品名“Plan B”)は要薬剤師薬(Schedule?)としてオーバー・ザ・カウンターでの販売が行われていますが、全国薬局調整機関(NAPRA:National Association of Pharmacy Regulatory Authorities)の医薬品分類に関する諮問委員会(NDSAC:National Drug Scheduling Advisory Committee)がこのほど、PlanBの一部の包装について、薬局用薬(Schedule?)への分類の変更を行う勧告を行っています。 続きを読む


薬剤師はさらなる役割を担うべき(英国)

英国保健省は3日、軽度の疾患(meiner ailment)の管理や健康増進、慢性疾患の管理は薬剤師が行い、地域薬局は“healthy living centres”としてGPの相補的な役割を担うべきとした、“Pharmacy in England: building on strengths – delivering the future”と題する白書を発表しました。 続きを読む


処方せん薬の試験販売と医師への紹介率(英国)

 以前にも紹介しましたが、英国では処方せん医薬品であっても、医療専門職が協力して治療プログラムを作成し、これを地元当局が承認すれば医師以外でも供給・販売が可能となるという『PGD(patient group direction)』という独自の制度があります。 続きを読む


薬局でアダルトグッズを試験販売(スウェーデン)

 スウェーデンの薬局はApoteket(アポテーク)という国営の薬局(現在は民営化、一部売却)が独占的に店舗展開していますが、このApoteketは7日、6月から950店舗のうち大規模店を中心とした約50の店舗でアダルトグッズを1年間試験販売すると発表しました。 続きを読む


抗生剤がなくても、風邪はよくなる(英国キャンペーン)

 英国保健省(Department of Health)は4日、医師に対する抗生剤の耐性問題への再認識と、一般的な風邪に抗生剤は効果がないことを患者に意識付けるため、全国キャンペーンを開始すると発表しました。 続きを読む


英国、ピルのOTC化に向け試験販売を計画

 英国保健省は12日、来年よりピルを薬局で処方せんなしで試験販売(pilot scheme)を行うことを上院議会で明らかにしました。 続きを読む


BTC薬制度導入についての公聴会が開かれる

 米FDAは14日、BTC(behind-the-counter)薬制度の導入についての公聴会を開催しました。公聴会では、薬剤師や薬局の関連団体の他、医師会、医薬品監視団体など33の団体が意見を述べたそうです。 続きを読む


米FDA、BTC薬制度の導入を検討

 米FDAは3日、BTC(behind-the-counter)薬制度の構想を明らかにし、一般から広く意見を求めるため、11月14日に公聴会を開催すると発表しました。また、11月28日まで同制度についてのパブリックコメントを行うと発表しました。 続きを読む


クラミジア対策にアジスロマイシンのOTC化を検討(英国)

 以前クラミジア対策として、薬局で治療薬を処方せんなしで配布していることを紹介しましたが、いよいよOTC化されるようです。 続きを読む


シーズン中は、処方せんなしでもタミフルが入手可能に(NZ)

 タミフルの使用が慎重になりつつある日本ですが、南半球に位置するニュージーランドでは、今年からインフルエンザシーズンの5月から9月に限り、12歳以上のインフルエンザ症状のある患者に対し、タミフルの処方せんなしでの販売が認められています。 続きを読む