平成23年度チーム医療実証事業報告書

9.地域連携(P572-589)(→全文)
10.病院管理(P590-607)(→全文)
  • 医療安全管理チーム
    (東邦大学医療センター大森病院)(p591-593)
    ★診療現場における問題点を主にインシデント報告として収集
    ★看護部門と連携して作業工程の改善等を行い、インシデント報告を現場へフィードバック
  • 小規模ケアミックス病院稼働率向上チーム(→参考資料)
    (社会医療法人 栄公会 佐野記念病院)(p600-605) 
    ★回復期病棟転入・退院に際して、継続使用検討が必要な薬剤などについて医師と相談
    ★病棟カンファレンスに参加して、医師・看護師・セラピストほかへカンファレンス該当患者の薬剤関連の情報提供
    ★薬剤全般の使用に対して過誤防止の助言・対策を講じ、医師・看護師へ指導
    ★各患者が使用している薬剤全般に関して、必要があれば患者毎に普段注意すべき情報、考慮すべき事柄について情報提供
    ★インスリンなど特にハイリスク薬を使用している患者に対し退院前に薬剤指導
  • 病棟マネージメントを改善するメディカルクラークとコ・メディカルチーム
    (社会医療法人 禎心会 新札幌恵愛会病院)(p606-607)
    ★配薬指導、服薬指導、薬品類の全管理、点滴混注
11.その他の分野(P608-623)(→全文

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2012年10月20日 16:37 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    リンクの作業の関係もあり、報告書をざっと全部目を通しました。

    いずれも一定規模の施設の取組であり、人員が限られている中小の病院で実際に可能かどうかという問題はありますが、チーム医療の一員として、病院薬剤師がどのような独自活動を求められているかがわかり、地域薬剤師の私でも理解が深まりました。(こういうのを実務実習で見せられたら、進路を病院にする薬学生も増えるんだろうな)

    読んでみて感じたことは、高度調剤とは別に、副作用のチェック、せん妄対策や褥瘡対策などで、チーム医療の一員として他職種や患者とその家族に、薬剤師として視点での情報提供(と共有)が求められていうことです。

    調剤に時間が割かれては当然できないでしょうから、これらを多くの施設で展開するとなると、必要な人員の配置とともに、やはり院外処方など、調剤業務を効率化・簡素化する必要もあるのではないかと思ってしまいます。(海外では院内でも調剤の助手が一般的だったと思う)

    また、こういった取り組みをきちんとするとなると、退院したり、かかりつけ医でのフォローになったりした場合には、いままで病院薬剤師によって行われていたサポートをどう継続するか、地域薬局との連携や役割分担についての検討も必要になるのではないかと感じました。

    一方、地域薬剤師が関わる報告も一部ありましたが、施設完結型と異なり、実際に関わる難しさも感じました。(評価自体も難しい)

    すぐ思い浮かぶのは、在宅分野になってしまいますが、私は行政や開業医と連携した取り組みも、チーム医療に準ずるものとして、もっと事例を集めて検討・評価する必要があるのではないかと思っています。

    具体的には、各地で行われている、地域連携パス、禁煙支援(医療機関との連携も含む)、自殺対策、まちかどセルフチェックなど、セルフケアの支援やゲートキーパー的な関わりなど、他職種協働はさまざまな可能性があります。

    健康増進、疾病の早期発見など長い目で見れば、医療費の抑制につながるものであり、厚労省は是非こういった分野についても、きちんとした評価を行うべきだと思います。(そうすれば、薬学生も地域薬剤師活動にもっと目を向けてくれるはず)