地方都市における実務実習は体制整備に課題あり?

 1日行われた、厚労省の医薬食品局の職員、文部科学省の薬学教育担当者と日本私立薬科大学協会加盟の全国57の私立薬科大学の学長・学部長との意見交換で出た話だそうです。

厚生労働省の業務改善事例
(平成22年6月第2週までの報告分)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000729z-img/2r985200000072dj.pdf

 意見交換では、現在の薬学部の現状、今年5月から開始された薬学生の病院・薬局実務実習の実施状況及び問題点、薬学教育6年制に対応した薬剤師国家試験に対する大学側の考え方、 薬害防止に関する教育の充実について意見が交わされ、大学から、

  • 地方都市における実務実習は、体制整備に課題があるものも見受けられる
  •  6年制薬学教育に対応した国家試験問題作成は、事前の検討が重要である
  • 実務実習開始前に薬学生の資質の確認として実施されている薬学共用試験問題作成等のノウハウを、薬剤師国家試験問題作成に活かすことも検討してはどうか

といった意見が出されたそうです。

 少なくとも地元では、支部を挙げて取り組んでいるのに、都会がよくて、地方都市だとダメというのはちょっとムッときましたね。

関連情報:TOPICS 2008.12.07 一部の大学と現場の都合で理想から遠のく長期実務実習


2010年06月14日 17:57 投稿

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