調剤報酬の大幅引き下げは不可避(本当に財務省試案?)(Update)

 来年の診療報酬(調剤報酬)改定に向け、具体的な議論が開始されていますが、30日に開催された財務省の財政制度分科会での、2016年度の予算編成に向けた議論が話題になっています。

財政制度分科会(平成27年10月30日開催)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia271030.html

 今回の会合では、28年度診療報酬改定の総論(改定率に関する考え方)と、各論(「経済・財政再生計画」の改革検討事項にそった、「薬価・医薬品に係る改革」「調剤報酬に係る改革」「入院・外来等に係る改革」)について議論されています。

 注目は、資料26ページからの調剤報酬に係る改革の部分です。

調剤報酬に係る改革
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia271030/01.pdf#page=27

 来年の調剤報酬改定は、多方面からバッシングを受けて厳しくなることは予想されますが、今回の資料を見ているうちにあれっと思ったことは、財務省の資料であるのにもかかわらず、具体的な引き下げ点数案が示されている点です。過去の財政制度分科会の資料を見てみましたが、今回の資料は過去に例のない内容となっています。

 まず論点ですが、わずか1週間前に公表された「患者のための薬局」に関する内容(TOPICS 2015.10.23)が記述されている点が注目されます。(どう考えても厚労省が助言もしくは書いたものとしか思えない)(下記図はクリックで別ウインドウで拡大します。財務省資料にリンク)


 また、具体的に調剤報酬のどの部分を見直すかが以下に示されています。(こういった具体的な改革の方向性を財務省が提示するのは極めて異例)


 各項目を見てみましょう。


 調剤基本料41点を維持しつつ、大型門前薬局をターゲットに設定されていた「特例」の対象を1200回70%に引き下げ、25点を18点に下げる案を提示しています。つまり、大型門前だけでなく、1日50枚程度の診療所の門前薬局も対象となり、単純計算で毎月30万円弱の減収になります。

 後発医薬品調剤体制加算についても、現行の22点を12点に引き下げるとともに、65%以上を70%以上に引き上げます。これも単純計算で毎月12~13万の減収となります。また60%に達しない場合には10点の減算措置をすることを求めています。(今、変更率が60%弱の施設は1枚あたり28点の大幅減となる)

 つまり、この通りの改定がもしも行われると、人件費1人分以上が吹っ飛ぶことになります

 さらに注目なのは、上記図の左下注釈に必要に応じ、「1日平均取扱処方箋枚数制限(40枚/薬剤師1人)」の緩和・撤廃とあわせて要検討との記載があります。いくらなんでも財務省試案でこういった項目が記載されることは不思議でなりません。厚労省が意図して書かせたとしか考えざるを得ません。

 これを深読みすると、ピッキングなどの業務を薬剤師以外でも可能にする(テクニシャンの導入)も検討されているのではないかと思ってしまいます。しかし、これらの改定がもし仮に実行されれば、現場は少ない薬剤師での業務運営が求められることとなり、薬歴記載枚数の増大を考えると、ますます保険調剤業務だけに傾注せざるをえない状況になってしまうような気がします。(用法の確認など、厳格な保険調剤業務も見直して欲しい)

 また基準調剤加算1の算定要件の厳格を求めています。(夜間・休日対応の実績を要件にすることってできるの? 結局は24時間常時処方せん応需体制がある薬局に限定かも)


 もっとすごいのは調剤料の見直しです。基本は院内調剤と同じレベルにすべきというもので、これはかなり乱暴な内容です。(院内調剤の技術料の引き上げの方が必要では)

 日数や剤数による複雑な算定方法は、以前から議論のあるところですが、もし下記のようになるとすると、減収の額は計り知れないでしょう。また、一包化加算の減額も求めています。


 
 薬剤服用歴管理指導料についてもまたまた俎上に挙がっています。下記にある「真に効果的に、継続的かつ一元的な管理指導を行っている薬局」というのは具体的にどういうことを指すのでしょうか?

 今回の資料を見ると、どう考えても財務省が試案として考えたものとはとても思えません。来年の調剤報酬改定の厚労省の素案であると考えた方がよさそうです。おそらく、中医協の議論でもこのままの内容で案として提示される可能性が高いと考えた方がよさそうです。

 一方、今回の会議では、いわゆる参照価格の導入とOTC類似薬の保険給付の見直しについても示されています。

 おそらくこの部分は医師会などの反対で、今回も先送りになると思いますが、もし調剤報酬の見直しをするのであれば、保険給付からはずすことができないにしても、湿布薬や風邪薬、漢方薬などの償還率の引き下げ(自己負担の引き上げ)を行い、かかりつけ薬局で気軽に相談・購入できる仕組みも導入すべきではないかと思います。



 改めて思うのですが、「患者のための薬局ビジョン」は厚労省が望む保険薬局業務の姿に過ぎないのではないかと。効率的な少ない薬剤師で調剤と関連業務さえきちんとやっていれば、セルフメディケーションの支援なんかどうでもよいとも思ってしまいます。本当にそれでよいのでしょうか?

 日経記事によれば、調剤報酬の引き下げについては、財務省と厚生労働省、医師会と年末にかけて調整するんだそうです。(え~そうなの) この時期に、こういった情報を先出しし、点数で譲歩させる戦略なのでしょうか? 日薬の反応が注目ですね。(これでも沈黙していたら、組織としての存在を疑う)

診療報酬改定、「門前薬局」に照準 財制審
(日本経済新聞 2015.10.30)
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS30H7L_Q5A031C1PP8000/

関連情報:TOPICS
  2015.10.23 患者のための薬局ビジョンが公表
  2015.09.15 健康づくり支援薬局(仮称)のあり方について(報告書案)
  2015.06.19 「かかりつけ薬局」=「健康情報拠点薬局」ではない
  2015.05.27 「患者のための薬局ビジョン」策定の重み
  2011.06.03 長期高額医療の患者負担をどう軽減するか

11月1日 11:15更新


2015年11月01日 02:23 投稿

コメントが13つあります

  1. 診療報酬に比べての調剤報酬の大幅引き下げ、かかりつけ医がしていない24時間や休日などの対応体制、そして、スイッチ薬化を認めない、OTC薬をおいているところへは処方箋を出さない、在宅は医師や看護師の下請けでどんどんやれ・・、など等。
    どう見ても、政府、厚労省は日医の顔色を見ながら、正当性なき、理不尽極まる弱い薬剤師を限りなく締め付けていく。そんなように感じました・・。
    これでは若い人が6年もかけて薬剤師になりたくない、そして、年寄り薬剤師は死ね・・。そんなことを政府は押し付けているのも一緒・・・。いやいや、そのあいだに挟まれた薬剤師層も半死状態では・・・。
    財務省は上述のことなんてどうでもいい、ようは財政立て直す手段だけ整えばいいことだと・・・。
    いやはや・・、恐るべき不健全、歪、医療行政だ・・・。
    恐れ入りました・・・・。

  2. まさしく医師会と厚労省との癒着といえるほどの話ですね。
    医師会の都合の良い資料ばかり、というか医師会の作成した資料もありますが。。。
    相変わらず、薬局はコンビニや郵便局より多いってな指摘もありますが、
    コンビニ<薬局<歯科医院<診療所
    ってのは全く話題になりませんね。

    それとも薬剤師のしっぽに火を付けて、政治力を増大させて、都合の良い集票マシーンにでもしようとする算段でしょうか?

  3. アポネット 小嶋

    11月24日、財務省より平成28年度予算の編成等に関する建議(考え方)が示されました。

    平成28年度予算の編成等に関する建議
    (財務省財政制度等審議会 2015.11.24)
    https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia271124/index.htm

    内容は元記事で紹介した、10月30日に示された案と同じ内容となっています。、

    調剤報酬に係る改革
    https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia271124/01.pdf#page=39
    (資料)
    https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia271124/03.pdf#page=70

    改めて、中医協での議論の格好の具体的なたたき台ともなるこの資料が財務省だけでは作成できなかったと思います。おそらく、いろいろな人(まあ誰かは検討がつきますが)が助言して作成されたのではないかと邪推します。

    調剤料に切り込むことはないと思いますが、おそらく厚労省も基本的な考え方に反対の余地はないと思います。中医協でどのような資料がでてくるか注目ですね。

  4. アポネット 小嶋

    独立記事にしようかと思いましたが余裕がないのでコメントで簡単に。

    25日、規制改革会議の委員もつとめる日本総研の翁百合副理事長が、経済・政策レポートとして、「医薬分業政策の評価と課題」を公表しています。

    日本総研 経済・政策レポート
    http://www.jri.co.jp/report/

    医薬分業政策の評価と課題(JRIレビュー Vol.11,No.30)(2015.11.25)
    http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/8539.pdf

    「門前薬局と言われる薬局の比率が7割と医療機関の近くに存在する薬局が圧倒的に多いこともあって、地域において一人ひとりの患者と向き合って指導する薬剤師のいる薬局が少ないと考えられる(14ページ)」など、立場が異なるとはいえ、誤認されている部分も散見されます。(日薬も少し反論のコメントを出してもいいかも)

    財務省資料で、1日平均取扱処方箋枚数制限(40枚/薬剤師1人)の緩和・撤廃が触れられていますが、このレポートを読むと財務省の資料作成に何らかの影響を与えていることもうかがわせます。(薬歴未記載問題を、現場のモラルの問題とだけに片づけた対応が、今考えるとあまりよくなかったように思える)

    また一部の先進事例を取り上げて、それを「医薬分業」のあるべき姿というのも、正直なところどうなのかと思いました。

  5. 調剤報酬って、医療費全体の2割ぐらいでしょ・・・。
    残り8割の中身の検討って、どうなっているのでしょうか・・・。
    どうも、あの日本総研のレポートを読んでいても、日医の下請けみたいなレポートで、肝心な医者の診療報酬の腐敗部分には全く触れていない。
    その生贄として、調剤報酬が槍玉に上がられているという感じです。
    力の強い団体(日医)が自分たちのところをひたすら隠すために、力の弱い(日薬)をスケープゴートにして叩かせる。そんな構図が見え隠れしているようで・・・。
    前にも書きましたが、過剰処方、重複処方などの問題は本質部分の医者のモラルの問題です。つまり、水道に例えるならば、元栓の医者のところに触れずに、蛇口の薬局のところだけを改善させようとしています。
    これでは、根本的な問題解決になりません。
    医療保険という出来高払いの処方問題も、世の中の経済の仕組みの物質主義優先に起因しています。そういう中での医者と製薬メーカー、それに加担する政府や厚労省が起こしている問題です・・・。そこには全くメスを入れずして、薬剤師の薬局だけを袋叩きにしても、大した改善策にはならないでしょう・・・。
    確かに、一部の不心得の金儲け大手ドラックチェーン(ツルハの福太郎など)の薬歴未記載など、常識では考えられないところもありました。
    医療費の中の2割の調剤報酬って、そんなに異常な突出した伸びだったんでしょうか。
    どうも二年一回の報酬改定のタイミングを見計らって、不祥事の未記載問題などをリンクさせて、医者の診療報酬の身代わりにさせられた・・。そういうところでしょうか。
    日医って(特に幹部の横倉氏や中川氏など)、碌々、医者として患者の病気を治すこともできず、ただただ、自分たちの利益、待遇だけを考える。
    それが、日医という職能団体の役割なんでしょうが・・。
    幹部の横倉氏、中川氏など、医者の金儲けのために奔走する政治屋ですね・・・。
    (誤解のないように・・。医者の中でも患者の病気を治すために情熱を燃やしている立派な医者もいますが・・・。)
    日本総研はそう言う政治屋団体に飼われている飼い犬です・・・。

    もう、医者が無理やり取り込んでいる処方薬を早く解放して、OTC薬のスイッチ化などを実現させた方がいいですね・・・・。

  6. 正確には薬剤費が医療費の中の2割でしょうか・・・。
    であれば、お詫びして訂正します。

  7. なぜ、医者は過剰処方をするか。
    縦割り専門医の弊害を指摘していました。
    複数疾患を抱える高齢者はそれぞれの専門医で処方されて薬剤数が増えると・・。
    でも、たとえ専門医でも、その患者の病歴を診ながら、処方しないのかな・・・。
    どうも、取って付けた屁理屈だ。
    それと、専門分化された専門医の養成が、今の医学部の実態だとも言っていた。
    だから、不足している総合医の養成が急務だと・・・。
    これはその通りかもしれない・・・。
    それと、疾患が増えるに従って、それに応じた足し算の処方(その結果、多剤処方になる)をする。
    これも問題だな・・・。
    製薬メーカーも、医者に必死になって自分ところの薬を処方させようとする。
    医者も製薬メーカーから甘い汁を吸わされて、患者度外視に過剰な薬物治療をする。
    GEに変わって薬剤費のコストは下がっても、過剰処方や重複処方は改善されない。
    薬剤師の疑義照会によって、明らかな重複処方は別だが、過剰処方などは医師に聞き入れてもらえることもないし、それよりも先に薬剤師はそれをしないだろう。
    薬剤師の立場を悪くしたくないからね・・・。
    過剰処方、重複処方の本質問題は上述で、薬局にそれをしろというのは、やっぱりおかしい・・・。
    靴の上から痒いところを掻いているだけ・・・。
    出来高払いにも問題があるし、無駄な処方薬が多過ぎる・・・。
    製薬メーカーの産業保護策で、それが日本経済のした支えになっているのかもしれないが。多くの法人税も入るしね・・・。
    皆保険という偽善者ぶった仕組みで、国民の酷税、保険料の摂り過ぎで湯水のごとく、医者は検査漬け、薬漬けをしている。
    医者は患者のために皆保険は必要というが、本当は自分たちのために皆保険が必要ではないのか。医者の診療費内訳を見ても、訳のわからない点数加算が目白押し・・・。
    そんな診療を受けた実感は全くない。言いなりに払っている。
    でも、患者は一部負担なのでなんとか我慢している。
    これがOTC薬だと全額消費者負担なので、ぎゃあぎゃあ文句を言われるだろう。
    やっぱり、国民の税金を喰いものにしている。
    でも、国民の税金を喰いものにしているのは医療だけではなく、いろんな世界にはびこっている。まあ、医療だけを責めるのも酷かな・・・。

  8. 日本だけの異常性というか、不完全医薬分業により、医師が薬剤師に院外処方箋を出してやっている。だから、今の薬局実情に干渉させろ・・・。っていう感じ・・・。
    これが本来の医薬分業のあるべき姿なのだろうか・・・。
    さっさと、日医のわがままから、無駄な処方薬を取り上げ解放して、健全なるOTC薬のスイッチ化を早急に実現させるべき・・。
    今日の新聞で、検診結果でスイッチ薬の服用の必要性により購入した場合に限り、減税の対象とするなんて、どれだけのスイッチ品目があるというのか。
    そんなもの減税のなんの足しにもならない・・・。
    日医の反発を怖がるがあまり、とりあえず、スイッチ化を促進するのに努力しているとのポーズだけ・・・。
    馬鹿にしているとしか思えない・・・。

  9. 下記は医師法22条の条文と但し書きだが、これを読む限り、一から八の項目に該当しない場合、原則、医師は院外処方箋を交付しなければならないと思われる。
    ということは、院内処方に変えた場合も、一から八の該当項目以外はどうするのか。
    それと、例外的に医師自らの調剤と医師の管理の下での無資格者調剤(日本だけの異常さで、国際標準の完全医薬分業にするべきだと思うが・・・。)を認めているが、この22条との整合性はどうなっているのだろうか。
    院内処方と院外処方の負担額を比較して、医薬分業の是非論を煽っているが、院外処方箋の交付における前提論は全く無視されている。(完全分業であれば、こんな負担額比較の議論は最初からあり得なかったが・・・。)
    来年度の改訂案では診療報酬はプラスで、その穴埋めを調剤報酬の大幅削減でしようとしている。
    結局は日医の思惑通りになったということではないだろうか。
    政府も、財務省も、そして、厚労省も、結局は弱いところに皺寄せを行かせる。
    そんな理不尽さを感じている。

    第22条
    医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。
    一 暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨  げるおそれがある場合
    二 処方せんを交付することが診療又は疾病の予後について患者に不安を与え、その疾病  の治療を困難にするおそれがある場合
    三 病状の短時間ごとの変化に即応して薬剤を投与する場合
    四 診断又は治療方法の決定していない場合
    五 治療上必要な応急の措置として薬剤を投与する場合
    六 安静を要する患者以外に薬剤の交付を受けることができる者がいない場合
    七 覚せい剤を投与する場合
    八 薬剤師が乗り組んでいない船舶内において薬剤を投与する場合

  10. ぎゃぎゃー言っても、所詮、薬剤師・・・。
    薬剤師には女が多いからね・・・。
    薬局現場の現実的な細かいところにはうるさいが、大きな大所高所で物を見る、例えば政治力のいる医療制度論とかになると、まるで疎くなる・・・。
    女性特有の主婦感覚意識が蔓延している職能集団だからね・・・。
    薬剤師にも、もっと、仕事を一生の目的とする男性が増えなければならないね・・。
    でも、六年通って、男がなりたい職業資格としては魅力なさそう・・・。
    医者なら魅力たっぷりだが・・・。
    これ、決して女性蔑視で書いているのではありません。
    悪しからず・・・。

  11. 薬剤師のような女性の多い職能集団では男性薬剤師も女性化してくるのかな・・・。
    そんな気がします・・・。
    チーム医療では患者や主役ですが、医者はその中心的役割を担っています。
    でも、薬剤師って、病棟にしても在宅にしても、それ以外の医療スタッフと横一線の立場・・・。いや、この分野に出遅れている薬剤師は看護師の下に見られているのでは。
    女性薬剤師なら、そういう看護師さんと、うまくやれる場合もあるけど。
    まあ、男性薬剤師も女性化しながら、うまくやっているでしょうけど・・・。
    ただ、調剤報酬とか、診療報酬などの改訂論になると、その職能集団の現場能力と次元の違う政治力手腕の能力が求められます。
    この場合、医師の職能集団と違って、薬剤師の職能集団では上述によって、培われにくいと思います。
    やっぱり、所詮、薬剤師というのはその程度の職能集団ですね・・・。

  12. こんな薄汚い世の中だから、人を感動させることなんて少なくなってきた。
    世の中は人を感動させるよりは、人からどうすれば、お金をむしり取ることが出来るか。
    国が率先してそれをしているのだから、世の中の人が自分たちもそれをしなければ損だという、悪しき風潮が蔓延している。
    だから、社会的弱者が強者の餌食になるのは当たり前・・・。
    医療業界だって、その例外とはいえない。
    むしろ、日医などが中心になって、医療用の製薬メーカーを従え、政府や厚労省に圧力をかけて、患者をそっちのけにして、自分たち医師のための利権を死守しようと必死になっている。その生贄が薬剤師、薬局だ・・・。
    皆保険は患者のためにあるべきはずだが、なんか、政府や厚労省、そして、日医や製薬メーカーなどのためにあるような、不健全極まりない現状になっている。
    日薬なども力が弱いから、安倍総理に直接、直訴するなど、もう、見ていて、みっともないというか、情けない・・・。
    そういえば、日医会長なども、この時期のタイミングを見計らって、安倍総理と直接、会見していたな・・・・。
    この国はこういうことで、患者のための皆保険制度が弄られるのかと。
    本当に情けない思いである・・・。
    最近はこんな不愉快な医療情報を読むよりは、大阪ブルースに情熱を傾けて、名曲を残してきたミュージシャンの音楽を聞いたほうが、はるかに感動を覚えるし、癒しにもなる。
    患者だって、医者に下手な薬物治療してもらうよりも、こういう大阪ブルースを聴かせてもらったほうが、はるかに治療効果が上がるのではないだろうか・・・。(笑い)
    医療業界は関与する輩が寄ってたかって、宣伝のための論文、そして宣伝のための専門雑誌、宣伝色の強い論評などを書いて医療情報を氾濫させているが、こういう純で情熱的な大阪ブルースの名曲の前では完全に色あせてしまう。
    人が、いや、患者が病気を治すということは、まず、自分の自己免疫力を高めること。
    これは好きな曲を聴いたり、好きなスポーツ、そして、快適生活を送れるような環境など等、そういうものを与えてもらったほうが、「人は感動を覚えて免疫力が高まる」・・・・。
    これがどんな薬よりも良薬になる・・・。
    かかりつけ医もかかり薬剤師も、こういう環境づくりに協力して、その中で、本当に患者にとって必要不可欠な薬だけを出すべきではないだろうか。
    無駄な薬物医療を踏まえた、こんな日本の歪で不健全な物質主義優先社会は、一度、ぶっ潰すべきではないだろうか。日本の経済がそれで沈んでしまっても、この程度の経済社会なら、もう、要らないのではないだろうか。
    これなら、OTC薬のスイッチ薬化をして、情報提供をしっかりした上で、患者や消費者自らに考え選択させる方がよっぽどマシだ・・・。

  13. 医者と薬剤師は違う。医者が勝って当たり前!!東大と保育園児の差。