ジフェンヒドラミンは比較的大きな公衆衛生上の危険があると考えられる。
今後は広く処方したり、店頭で簡単に入手したりしないようにすることが推奨される。
(Xに2月11日投稿したものを記事化しました)
【World Allergy Organ J. 2025 Jan 25】
Diphenhydramine: It is time to say a final goodbye
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11803843/ 続きを読む
ジフェンヒドラミンは比較的大きな公衆衛生上の危険があると考えられる。
今後は広く処方したり、店頭で簡単に入手したりしないようにすることが推奨される。
(Xに2月11日投稿したものを記事化しました)
【World Allergy Organ J. 2025 Jan 25】
Diphenhydramine: It is time to say a final goodbye
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11803843/ 続きを読む
カテゴリー: OTC・一般用医薬品, くすり, 濫用等のおそれのある医薬品
緊急避妊薬の提供に関する薬剤師の全体的な知識、態度、および実践についてレビュー
【Int J Pharm Pract.2025 Feb 7;33(1):6-18.】
Knowledge, attitudes, and practices of community pharmacists providing over-the-counter emergency hormonal contraception: a scoping review
https://academic.oup.com/ijpp/article/33/1/6/7902195
続きを読む
カテゴリー: Pharmacist, くすり, 女性の健康, 海外の薬剤師, 緊急避妊薬・避妊薬
性と生殖に関する健康における地域薬剤師の実践に対する障壁と促進要因などについての各国の取り組み状況を紹介・論評するとともに、豪州における避妊ケアアクセス向上の取り組みを紹介
【Int J Clin Pharm. 2025 Feb 21】
Community pharmacists improving equitable access to contraceptive methods: a commentary
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11920378/
オーストラリア政府は女性の健康のために5億7330万豪ドル(548億円)を投じ、女性に選択肢を増やすと発表。(2月10日のXへの投稿を記事化しました)
これには、薬局での避妊薬の供給とと合併症のない尿路感染症の治療費(約100億円)も含まれる。
【豪保健高齢福祉省 2025.02.09】
Australian Government strengthening Medicare with over $500 million for women’s health
https://www.health.gov.au/ministers/the-hon-mark-butler-mp/media/australian-government-strengthening-medicare-with-over-500-million-for-womens-health
フランス当局のANSMの投稿を見て知ったのですが、日本の薬局医薬品にあたる、薬剤師の関与の下に販売できる医薬品のカテゴりー(Médicaments en accès direct、直接アクセス医薬品)があるとのこと。 続きを読む
豪TGAのサイトに医薬品の分類(Schedule)一覧があることを最近ようやく確認しました。
Therapeutic Goods (Poisons Standard—February 2025) Instrument 2025
https://legislation.gov.au/F2025L00049/latest/text
注目は、Schedule 3—Pharmacist only medicines(要薬剤師薬)
一部を抜粋しました。数量や年齢を規定するものや、意外な成分もあります。 続きを読む
カテゴリー: OTC・一般用医薬品, Pharmacist, くすり, 公的機関情報, 地域薬剤師, 海外の薬剤師, 海外公的機関, 零売・OTC類似薬
英国では地域薬剤師がGPの診察を受けなくても、抗生物質などの処方箋が必要な医薬品を供給できる薬局主導のサービス制度があるが、(GP)での急性咽頭痛の診察後の長期的な結果など(抗生物質の提供、再診察、扁桃炎による入院、費用対効果)を、これら薬局主導のサービスを比較した観察研究
【J Antimicrob Chemother. 2024 Nov 11;80(1):227–237】
Clinical outcomes following acute sore throat assessment at community pharmacy versus general practice: a retrospective, longitudinal, data linkage study
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11695917/
カテゴリー: Pharmacist, くすり, 国内外の話題・報告, 海外の薬剤師
最近全文が読めるようになった、海外における緊急避妊薬の実態を諸外国の規制状況を調査し、日本における緊急避妊のOTC化を実現するための施策を提案した論文です(論文は英語)
【レギュラトリーサイエンス学会誌 14(1) p65-80,2024】
Comparison of Emergency Contraceptive Pill Regulations in Other Highly Developed Countries and Policy Recommendations for the Deregulation in Japan
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rsmp/14/1/14_65/_article/-char/ja
これまでも財政審などで紹介されているフランスの医薬品ごとの医薬品償還率でが、どの薬剤が該当しているかのデータをこの間探していましたが、フランスの保険会社?のサイトに製品(成分)ごとにしらべられるサイトを発見、チェックしてみました
【Mutualib】
Quelle est la prise en charge de vos médicaments ?
https://mutualib.fr/simulateur/remboursement_medicament.php
零売の原則禁止を盛り込んだ薬機法改正案が4月17日に附帯決議が付されて衆議院を通過したところですが、日刊薬業のアーカイブの記事をチェックすると、これまでの経緯を垣間見ることができます。
日刊薬業紙面版アーカイブ
https://nk-arch.jiho.jp
おそらく、昭和40年代くらいまでは、今のような医療用・一般用といった区分はあいまいだったようで、市販向けの小包装と医科向けの大包装との用量価格差から、さまざまなものが零売されていたようです。 続きを読む
カテゴリー: OTC・一般用医薬品, Pharmacist, くすり, 地域薬剤師, 零売・OTC類似薬