Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

遠隔医療も用いた地域薬局での心血管リスクのモニタリング(イタリア)

イタリアではコロナ禍をきっかけに、薬局に心電図計、ホルター心電図、血圧ホルターモニタリングが設置され、地域薬局でホルター血圧・心電図などの遠隔医療検査として実施、必要に応じて、心臓専門医などの専門家が配置された報告センターに送信する取り組みがあるそうです。(Xに2025.06.14に投稿したものを再構成しました)

下記ブログ記事によれば、仕組みは次のようになっている

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薬物使用と生活に関する全国高校生調査2024

厚生労働省研究班はこのほど、2024年9月~2025年2月にかけて実施された全国の高校生における飲酒・喫煙を含めた薬物使用および生活に関する実態調査の結果をまとめ、報告書として公表しています。

報告書は下記サイトに掲載されています。

【精神保健研究所】
薬物依存研究部・研究報告書
https://www.ncnp.go.jp/nimh/yakubutsu/report/index.html

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高血圧がある人への経口避妊薬供給時の留意点は?

米国では経口避妊薬市販化や処方箋なしでの供給がすすめられていますが、ユーザーの禁忌である高血圧症をどのようにスクリーニングすべきかという専門家会合からの提言です。

Am J Prev Cardiol. 2025 Oct 10】
Over-the-counter access to combined oral contraceptives for individuals with hypertension: an expert review
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12554057/

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最近の国内の高齢者のCOVID-19ワクチンの接種状況は?

2024年4月にCOVID-19ワクチンの国の予防接種プログラムの実施が自治体に委任されていますが、これ以降の65歳以上の高齢者におけるCOVID-19ワクチン接種率はどうだたのか、また接種に連する要因にはどういうものがあるのかを検討した研究です

Hum Vaccin Immunother. 2025 Nov 12】
Nationwide survey of municipal policies and COVID-19 vaccination uptake among older adults in Japan during 2024–2025
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12622345/

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COVID-19ワクチンの有料化が医療職の接種率にどのような影響を与えたか

2024年10月、COVID-19ワクチンの有料化が行われましたが、この研究はワクチンの有料化が医療職の接種率にどのような影響を与えたかが検討されています。

J Infect Chemother. 2025 Oct 15】
A Web Questionnaire-Based Study of Institutional Support and COVID-19 Vaccination Uptake in Healthcare Personnel in Japan
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1341321X25002284

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自律的な薬剤師処方モデルによりアクセスとケアを改善する(豪州)

豪州の薬局・薬剤師関連の3団体の、Pharmaceutical Society of Australia、the Pharmacy Guild of Australia(PSA)、AdPha (Advanced Pharmacy Australia)は29日、共同で薬剤師が業務範囲内で自律的に医薬品を処方できる枠組みを提案しています。

【Pharmaceutical Society of Australia他 2025.10.29】
Patients to get Improved Access and Care from Autonomous Pharmacist Prescribing Model
https://www.psa.org.au/patients-to-get-improved-access-and-care-from-autonomous-pharmacist-prescribing-model/

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どのようにすればオセルタミビルのスイッチが可能か?

オセルタミビルをOTC医薬品として再分類することの潜在的な利点とリスクを検証

J Infect Dis. 2025 Oct 17】
Improving Access to Influenza Testing and Treatment: Is It Time for Over-the-counter Oseltamivir?
https://academic.oup.com/jid/article/232/Supplement_3/S327/8287900

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日本におけるX(Twitter)を通じた処方薬の違法取引の現状は?

「おくすりもぐもぐ」という検索ワードを用いてX上で取引される医薬品の特徴を特定し、取引される医薬品の種類やハッシュタグの利用状況など、Xの投稿に関連する個人の行動を分析することを目的に行われた研究です。(2024.06.02に投稿したものを再構成しました)

JMIR Form Res. 2024 May 28】
Illicit Trade of Prescription Medications Through X (Formerly Twitter) in Japan: Cross-Sectional Study
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11167319/

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自治体の医療介護突合データを用いた訪問薬剤管理についての検討(厚生労働科学研究)

茨城県つくば市の国保・後期高齢者医療制度の医療・介護保険レセプトデータを用いて、て在宅における訪問薬剤管理指導等を受けている患者の人数、特徴、薬局の実態およびこれらの経時的推移を記述することを目的に行われた研究です。(2024.06.05に投稿したものを記事化しました)

【2023厚生労働科学研究】
地域の実情に応じた在宅医療提供体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/170610

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医療DX推進には箱出し調剤や薬剤師の裁量拡大が必要(厚生労働科学研究)

医療DXの推進としての電子処方箋システムの導入については、今年の9月の時点で電子処方箋運用開始済となっているのは薬局で85.5%に対し、診療所で22.1%、病院で15.3%、歯科診療所で6.1%に留まっているのが現状です。

電子処方箋等検討ワーキンググループの資料を見ると、様々な機能の追加の検討が行われ、その有用性を基に普及を図っていることが伺えます。

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