Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

学校保健に関する課題に教育現場が学校薬剤師に期待するものは?

学校教育現場が必要としている学校保健に関する課題のうち,学校薬剤師に参画して欲しい事項について調査

【YAKUGAKU ZASSHI 145(8) p723-732,2025】
公立学校における学校保健課題の調査—学校薬剤師が学校保健に参画するための健康課題の抽出—
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/145/8/145_25-00007/_html/-char/ja

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ヒゲナミン類似構造のコクラウリンによるドーピングリスク

植物由来の非選択的β2アゴニストであることから、WADAの禁止リストとなっているヒゲナミンですが、類似の構造となっているコクラウリン(Coclaurine)についても、意図しないドーピングリスクを軽減するための規制上の検討の必要性があるとした論文が出されています

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2035年に向けてのロードマップ(Pharmacy Guild of Australia)

豪業界団体 Pharmacy Guild of Australia は、“Towards 2035”と題する、地域薬局を通じてより健康的なコミュニティを築くための10年間のロードマップを発表しています

【Pharmacy Guild of Australia 2025.08.05】
Guild plan puts community pharmacy at the forefront of primary healthcare
https://www.guild.org.au/news-events/news/2025/guild-plan-puts-community-pharmacy-at-the-forefront-of-primary-healthcare

Towards 2035~Creating Healthier Communities
https://www.guild.org.au/towards-2035

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連携薬局は現場や患者さんにとって本当にニーズがあるものなのか?(2024厚生労働科学研究)

前回の薬機法改正で鳴り物入りで制度化された、地域連携薬局・専門医療連携薬局ですが、制度化の意義に疑問を投げかける調査結果が明らかになっています。

【2024厚生労働科学研究】
地域連携薬局・専門医療機関連携薬局が地域で果たすべき機能に関する調査研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/177586

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米薬学部教授が薬学生に薬剤師の業務や役割を問いかける(神戸学院大)

海外のニュース記事を見ていたら、米国ミシシッピ大学の教授が神戸学院大学の客員教授として招かれ、講義を通じて感じたことなどを記した記事が目に留まりました。

【University of Mississippi 2025.07.06】
Pharmacy School Expands Global Reach Through Faculty Exchange in Japan
https://olemiss.edu/news/2025/07/pharmacy-school-expands-global-reach-through-faculty-exchange-in-japan/index.html

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シルデナフィル経口スプレー“Hezkue”

英国でこのほど、シルデナフィルの経口スプレーの“Hezkue”が発売開始、製品を製造している Aspargo Labs 社は、口の中にスプレーするこの製品は投与量の柔軟性も備えているとしています。

  Hezkue 製品サイト(医療従事者向けをクリック)
     https://www.hezkue.co.uk/
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緊急避妊薬の薬局販売に備えて求められる知識とは?(厚生労働科学研究)

近くスイッチ品としての製造承認が審議される見通しの緊急避妊薬ですが、緊急避妊薬を販売する薬局等の薬剤師を対象とした研修の在り方や研修教材が厚労省の研究班によってまとめられ、このほど報告書が公開されています

【2024厚生労働科学特別研究】
緊急避妊薬の薬局販売に備えた薬剤師研修用資材の作成
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/178178

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(市民)マラソン参加者の消炎鎮痛剤の使用の実態

マラソンなどスポーツでは、時に体への痛み対策として、さまざまな消炎鎮痛剤を使う機会が多いと思います。

このほど、国内マラソン大会参加者を対象にした調査で、その使用の実態の一端が明らかになっています。

【一般用医薬品セルフメディケーション振興財団・令和6年度 研究成果報告書 2025.06.30】
スポーツ活動中の鎮痛剤(一般用医薬品または要指導医薬品含む)の使用実態と副作用に関する認識との関連
https://www.otc-spf.jp/wp-content/uploads/2025/05/r06b-02.pdf

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海外の地域薬局・薬剤師によるセルフケアにおける取組⑦(デンマーク)

Explor Res Clin Soc Pharm.誌に、“Selfcare for Health System Sustainability: An International Series on the Role of Community Pharmacy”(医療システムの持続可能性のためのセルフケア~地域薬局の役割に関する国際シリーズ)で掲載された、デンマークの取り組みを紹介したい。(Xに2023.10.18に投稿したものを再構成しました)

【Explor Res Clin Soc Pharm.2023 Oct 4】
Danish community pharmacies supporting self-care for patients
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10582730/

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国際流通する偽造医薬品等の実態と対策に関する研究(2024厚生労働科学研究)

個人輸入が濫用等のおそれのある医薬品の入手ルートになる可能性を踏まえ、インターネットを介して国際流通する医薬品の実態や国際的規制の動向を明らかにするため、2023-25年の3年をかけて行われている研究です。

【2024厚生労働科学研究】
国際流通する偽造医薬品等の実態と対策に関する研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/177706

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